銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

滝野川稲荷湯(東京・板橋)

2020-02-01 07:04:00 | 銭湯






#滝野川稲荷湯








✔テルマエ・ロマエのロケ地
✔看板は映画で作成したもの
✔中は意外と新しい









#板橋駅

▲JR埼京線の板橋駅


▲むかうは東口だ


▲地図を見ると、稲荷湯は真東にある




▲東口に出たところ


▲マクドナルドの脇を通る








▲ケルンという喫茶店を目印に右折する


▲曲がったところ




▲不動産屋さんに佇んでいた犬。不審者を見るような眼差しでこちらを見ていた








▲ロリーを過ぎると


▲ここを左折する




▲西日を受けて頭を抱えたようなシルエットになってしまったが、写真をとってるポーズ。しかし後に頭を抱えることに…










▲ちゃんと扉もあいている。営業日も調べてきた。大丈夫だ


▲と思ったら、まさかの臨時休業








▲中に人が見えるが、中国語を話す集団だった。おそらくなにかのイベントで使われていたのだろう。
右にみえる女性はトランペットを持っていた(黄色に見えるのがそれ)



まあ、こういう日もある。仕方ない。



さすがに次の日は大丈夫なはず




▲と思ったら、まさかの連休…



▲そして三度目の正直。また臨時休業だったら二度と来なかっただろう


▲この日の薬湯はコラーゲンバス




▲立派な花




写真をごらんの通り、けっこう広めに確保された下足スペース。
右が男湯で、扉をあけると左に番台。座るのは、50代後半ぐらいの女性だ。
「こんにちは」と挨拶すると「こんにちは」と愛想良く返してくれる。
「貸しタオルありますか?」と訪ねると紫色のタオルを出してくれて、同時に「せっけんはありますか?」と聞かれたので(ドキッ。無いなら買えと言われるのかな…)と思ったのだが「ないです」と正直に言うと、再び後ろからやや小さめのビオレuを出して「こちらとタオルは無料ですので」と言ってくれた。
備え付けでビオレuを貸してくれるなんてすごくサービスがいい!


脱衣場は、一見するとごく普通の作りであるが、手前側に庭と池がある。さほど大きくはないものの、テラスいっぱいに池が広がり、小さな鯉がたくさん泳いでいた。

出典:東京銭湯ホームページ引用


ロッカーは真ん中と右壁。右手前に常連用の棚とロッカーがある。
建物の外観は古いものの、中は思ったよりも新しい。

出典:東京銭湯ホームページ引用

出典:東京銭湯ホームページ引用


入り口横には給水機があり、血圧計やマッサージチェアは比較的最近のもの。浴室への入り口も大きくて綺麗な半自動扉である。
おそらく「テルマエ・ロマエ」の撮影後に改装したのだろう。
映画の景色をそのまま期待すると、ちょっとガッカリするかもしれない。


浴室の扉をあけて中に入ると、設備はよくある配置。真ん中に島カランが2つ。左右の壁にもカランが並び、右手前には立ちシャワーが1つ。
奥に浴槽が均等に3つに分かれている。
桶は木製で、このへんは古い銭湯であることを示す演出の一環か。

出典:東京銭湯ホームページ引用

出典:東京銭湯ホームページ引用

出典:東京銭湯ホームページ引用


カランのシャワーはとにかく勢いが強くて、石鹸で顔を洗っているとあっという間に洗い流される。気持ちよくて最高だ。


浴槽は先ほども述べたように3つに分かれてて、左があつ湯。真ん中がふつう。右がぬる湯である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


体が冷えてる段階でいきなりあつ湯はキツいだろうと思い、まずはぬる湯から。
温度計は39℃を示していたが、実際にそれぐらいの温度で38℃前後。かなりぬるいと実感できる。
白濁になってて、おそらく微細泡によるものだろう。
端っこには「押す」と書かれたスイッチがあって、ジェットバスかと思いスイッチを押すと、たしかにジェットバスなのだが、バイブラとジェットバスをあわせたような微妙なものだった。


真ん中は入り口にもあったように、コラーゲンバスで、紫色をしていた。本当にコラーゲンが入ってるのか分からないが…。
こちらは常時ジェットバスが噴出してて、温度は肌感覚だと43℃ほど。そこそこの温度である。


出典:東京銭湯ホームページ引用


そして最後、一番左にあるのが熱(あつ)湯。しかしこれはあつ湯というよりも熱湯(ねっとう)だった。
真ん中で体を暖めたので多少熱くても大丈夫だろうと思い、足を入れてみたところ、熱いを通り越していきなり痛い。50℃以上はあるだろうか?
1秒で足が悲鳴をあげた。
そういえば自分が浴室に入ってから誰も入ってないなとは思っていたのだが、いくらなんでもこれはやり過ぎだ!
温度のバリエーションがあるのは嬉しいが、程度問題があるだろう。


客層は、ほとんど中高年だったが一部で若い人もいた。けっこう有名なところなので混んでるかなと思ったが、まあまあふつう。
当初は、映画やCMのロケ地に選ばれる銭湯なので見てくれ重視かと思っていたが、中身こそしっかりしている快適な銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 JR板橋駅
経路 東の商店街を進む
周辺の環境 住宅や商店

●空間演出
建物外観 古い建物
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 花
照明 ふつう

★設備 
休憩所 脱衣場兼
脱衣所 古いけどきれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ジェットバス、薬湯、絹の湯
サウナ なし
温度 39~50℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 素晴らしい
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け 受付でかしてくれる

◆人
受付 50代後半ぐらいの女性
客層 中高年がメイン


【案内】

住所
〒114-0023
北区滝野川6−27−14

電話番号
03-3916-0523

アクセス
都営三田線「西巣鴨」駅下車、徒歩6分
埼京線「板橋」駅下車、徒歩6分

休日
水曜

営業時間
15:00−25:15

※東京銭湯ホームページ転載


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2 コメント

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Unknown (p4p)
2020-02-01 20:50:30
やられましたね、私は2回もフラレたら心が折れてしまいます。時間と移動費をかけて辿り着いたのに臨時休業は辛いです。4時間掛けて辿り着いた日本海側の銭湯が臨時休業だった時は、膝から崩れ落ちて、私の一日を帰せ!と、半泣き状態でした。帰りだって4時間掛かるのに(笑)。

実は私、テルマエ・ロマエを観ていない銭湯好き失格の男なんですよね。でも舞台になった銭湯として紹介されているのを何回か見た事があるので稲荷湯さんは知ってましたよ。50℃の灼熱浴槽があるのは知りませんでしたけどね(笑)。
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Unknown (southandnorthface)
2020-02-01 21:24:31
@p4p たぶん、他に銭湯のない地域だったら記憶から抹消した銭湯だったのですが(笑)
幸いにもいくつか近くにあったので持続して来れました。
逆に稲荷湯が休みだから発見できた銭湯もあったので、最近はそれもありかな?なんて思ったりもしてます。
これが片道4時間だったら、ぜったい無理ですけどね(笑)

稲荷湯はエイトさんも知ってたんですね。実は自分もテルマエ・ロマエは漫画しか見たことがなくて、ただ、なぜか映画のメイキングで稲荷湯は知ってました。
それでいつか行こうと思いつつ、横浜から巣鴨(実際の最寄り駅は板橋駅)はめちゃくちゃ遠いなぁと思ってて、やっと実現したんですが、まさか三度も通う羽目になるとは思ってもみなかったです。

自分も50℃近くのあつ湯は度肝を抜かれました。この辺は昔の銭湯であるポーズなのかな?とも思ったりしたのですが、店主に入れるなら入って見ろ!と言いたい気分でしたね(笑)
でもサービス、運営の質は素晴らしかったです。
有名どころって案外ヒドいところもあるのですが、ここは間違いなく名湯と呼べる銭湯でした。
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