#深川温泉
常盤湯
都営大江戸線
#森下駅
▲森下駅
▲改札口をでたら
▲A7出口をめざす
▲端折ってるが、構内をかなり歩く
▲地上にでたところ
▲近くにある地図をみると、左上にA7出口があり、右下に湯の文字がみえるが、それが常盤湯だ
▲A7を出たら右に進む
▲ちょっと歩いて
▲ここでストップ。向こうに川が見えるが、その少し手前あたりになる
▲右折して
▲左側に常盤湯がみえてくる
▲到着
▲小さなタトゥーはいいが、大きなタトゥーは駄目だそうだ。暴力団関係者も入場禁止とある
▲目の前には、有料パーキング。奥には自転車置き場があった
開店前に訪れると10人以上の人がすでに並んでいた。近くを通った外国人が、なにここ?と不思議そうな顔つきで通り過ぎていた。
開店時刻の12時をすこし過ぎたあたりに玄関から扉を開く音が鳴り、40代ぐらいの男性がのれんを手に出てくる。
並んでいた先頭の人は掲示物などを出し終わったタイミングで入っていく。
入り口は小さいのですぐに混雑したが、ここは客のマナーが良いのか押し合いへし合いにはならなかった。
靴を預けて左の入り口へと進むと、左側にフロントがあり、対応してくれたのは20代と30代ぐらいの2人の女性。
金髪に近い色に髪の毛を染めていて、マニキュアも派手目でヤンママ風と言ったらいいのだろうか?(語彙力が乏しくてごめんなさい) ちょっと今までの銭湯の受付とはだいぶ雰囲気が異なる。ただし、対応はすごく落ち着いていて丁寧だった。
現金の人はフロントの前にある券売機で購入できるし、電子マネーの人は受付で対応してくれる。
入浴料は520円で、フェイスタオルのレンタル料が100円だった。フェイスタオルのレンタルだと過去最高の値段だったので、一瞬、え?と思ってしまった。
下駄箱の鍵を渡して、ロッカーの鍵と交換する。なので帰りのときはロッカーの鍵を返し忘れないようにしよう。
男湯は左側で、女湯が右側。
ちなみに女湯の入り口付近には小さな休憩所がもうけてあり、そこでおじいちゃんたちがビールを飲みながらくつろいでいた。
のれんをくぐると、入ってすぐ左手のところにトイレがある。こちらは使用する際に裸だとのれんの下から例のブツが見えてしまうので、裸での使用は禁止になっていた。
そこを右に曲がれば脱衣場になる。
脱衣場に入ると、さっそく露天風呂に通じる扉があった。昔あった庭を露天風呂に改造したもので、見た瞬間からワクワクさせてくれる。
右手前のところにはロッカーが並び、受付で鍵が渡されるので自分で選ぶことができない。
洗面台にはティッシュや綿棒のアメニティが置いてあった。
出典:東京銭湯ホームページ引用
浴室の扉をあけると、さっそく目の前には壁に囲まれた立ちシャワーがあった。最近のリニューアルする銭湯でよく見かける作りだ。
浴室の右側には、島カランと右壁にもカランが並ぶ。カランの作りはスーパー銭湯とまったく同じで温度調節もできて、プッシュ式。しかも軟水である。シャンプーするといつまでもヌルヌルした感覚がつきまとう。
室内では落ち着くBGMが流れていた。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯
浴槽は左端から奥の真ん中付近まで壁に沿って並んでいた。
手前にあるのはシルク風呂で温度は42℃ほど。微細泡で真っ白になり、さらさらした感触だった。その隣にあるのは薬湯のジェットバス。この日は緑茶だった。もちろん本物ではない。
ジェットバスと言っても、最新式は泡がたたないものなので、見る限りだとジェットバスとはすぐに分からなかった。
水まくららしきものがあったが、全く冷たくなかった。
出典:東京銭湯ホームページ引用
一番奥にあるのは高濃度炭酸泉で、こちらはかなり広い。余裕で5人は入れる大きさで、炭酸の濃度もしっかりある。温度は39℃ぐらいだろうか。思う存分足を伸ばして長湯することができた。
浴室の左手前にある二重扉をあけて外にでると、ここはかつて池だったところを潰した露天風呂だ。
右側に天然温泉(塩化物泉)の浴槽があり、温度はかなり高めの45℃ぐらいだった。冬だからこの気温なのか分からないが、かなり熱い。
おそらくこの熱湯は、むかしの常盤湯の伝統を引き継いだものと思われる。常盤湯といえば熱湯が代名詞だったからだ。
しかし、リニューアルするからといって、よく天然温泉まで掘り当てたものだと驚いた。やるなら徹底してやる方針だったのだろう。
右隅には電気風呂が併設されているが、手を入れてもまったく刺激を感じなかった。本当に稼働してたのかと思うほど。
出典:東京銭湯ホームページ引用
扉から左側に目を転じると、サウナの入り口と水風呂がある。水風呂は外にあるせいなのか、手を突っ込んでみたところめちゃくちゃ冷たい。
シングル(10℃以下)まではいかないけど、それに近いのではないかという感覚だった。
出典:東京銭湯ホームページ引用
天然温泉と水風呂の間には椅子が並んでいる。ただ整然と並んでいるので、まるで病室の待合室みたいな風景にもみえた。壁際にある溶岩や灯籠はそのまま残っていた。一方で頭上には天井が設置してあるので空を見ることができない。これは雨天でも入れる配慮と同時に、近くのマンションやビルから覗かれるのを防止するためだろう。
左隅にも椅子が並び、近くにはエアコンの室外機が置いてある。そこから風が吹き付けるのでめちゃくちゃ寒い。座っていたらすぐに凍えるかと思われたが、逆に血管が収縮したのか体がポカポカしてきて不思議な気分だった。
さらに珍しいのが露天風呂のところに自販機があることだ。
ふつうは裸でお金は持ち歩かないので、なぜ露天風呂に自販機が置いてあるのか?!といぶかしがったが、脱衣場から露天風呂に出られるのと、サウナの横に設置されてあるからサウナ利用客を意識したものなのかもしれない。
出典:東京銭湯ホームページ引用
▲椅子は写真とちょっと違う並びだった。お風呂で黄昏時はいい気分だ
壁絵は男湯と女湯をまたいだ真ん中に真っ白の富士山と宝船が浮かぶ縁起物の絵だった。こうした伝統にとらわれない遊び心ある絵だと田中みずきさんかなと思ったが、やはり田中さんの絵であった。
客層は非常に幅広く、若者もいれば高齢者もいて、実力ある銭湯の証だ。
ここはもともと古い銭湯で、当時は番台に座るのが100歳を過ぎた店主だった。2020年に伺ったが、年齢を感じさせないかくしゃくとした姿に驚いた記憶がある。
それからどういう経緯でリニューアルする形になったのか分からないが、お孫さんが銭湯を引き継がれたのは喜ばしい限りである。一方でもう番台に立たれていない店主のことを思い出すと、すこし寂しくも感じた。
▲リニューアル以前の常盤湯
▲入り口は左側だった
出典:ことみせホームページ引用
▲受付は番台
出典:ことみせホームページ引用
▲浴室は昔ながらの作りだった
▲浴室は昔ながらの作りだった
出典:ことみせホームページ引用
▲当時はお相撲さんも入浴に来ていて、この縁側で煙草をふかしていた
リニューアルによってそのままではなくミニスーパー銭湯のような形へと生まれ変わったけれども、常磐湯の歴史は不易流行として未来へと引き継がれている。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 森下
経路
周辺の環境 芭蕉通り、小名木川近く
●空間演出
建物外観 宮造り
壁画・眺望 富士山と宝船
統一感 あり
置物 なし
照明 明るい
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 シルク風呂、薬湯、座湯、高濃度炭酸泉、天然温泉
サウナ あり
温度 39~45℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 丁寧
清潔さ きれい
貸しタオル あり(100円)
備え付け あり
◆人
受付 20~30代女性
客層 あらゆる年齢
【案内】
住所
〒135-0006
江東区常盤2−3−8
電話番号
03-3631-9649
アクセス
都営大江戸線「森下」駅下車、徒歩3分
休日
木曜
※祝日でも営業
営業時間
12:00−24:30
最終受付閉店30分前
※東京銭湯ホームページ転載
こんばんは。こちらはもしかして、私が以前質問した銭湯でしょうかねぇ??(*^o^*)??
20年近く前の下町散策の折に、この辺りを通過した時に見かけた立派な屋根の銭湯のことをユーユーさんにお聞きしましたね。森下界隈だったかもしれません。
リニューアルして、ユーユーさんがこれほど詳細にご紹介するぐらい、今も昔も盛りだくさんな良い銭湯なのですね~🎶 再会できて良かった♪
ユーユーさん どうもありがとうございます
\(^-^)/ お疲れさまです!
おはようございます!
以前質問してもらった内容はちょっと忘れていたのですが…。ただ森下の銭湯といったらここしかないので、たぶん常磐湯のことだと思います。
建物が立派ですよね。いまの時代にこうした宮造りの銭湯を作るとなると職人さんがほとんどいないだろうから物凄いお金が掛かって大変だと思うのでお孫さんが引き継いでくれてすごく良かったです。
むかしの文化を引き継ぎ良いところは残しつつ、時代の変化を取り組んで新たな形へと生まれ変わってくれてとても良かったと思いました。