大鳥居はアメリカの進駐軍でも手を焼いて引き抜くことができず、しばらくのあいだ羽田空港の駐車場に放置されていましたが、いよいよ国際空港の拡張工事に伴い1999年に取り除かれると、羽田空港の駐車場から800メートルほど先の多摩川のほとりへと引っ越しをしました。
▲これが海老取川
▲羽田空港の敷地があり、飛行機を間近にみることができます
▲海老取川を振り返ります
▲足元には記念碑があります
▲羽田という名前の由来は「島の形が鳥の両翼に似てるからという説」が有力なんだとか。空港を設置するにあたってこれ以上ないピッタリな地名です
▲そして海老取川と多摩川の合流する端っこには謎の建造物が…
▲最寄り駅は天空橋駅になります
▲モノレールの天空橋駅には鳥居の絵が描かれています
▲周辺の全体図です。上に見えるのは海ではなく多摩川です。その左方向に東京湾があります
▲下が現在地
▲目的地へ行くには、海老取川に沿って多摩川方面へと歩くだけです
▲鳥居は航空入口バス停近くにあります
▲これが海老取川
▲ちなみに反対方面に進むと
▲羽田空港の敷地があり、飛行機を間近にみることができます
▲海老取川沿いを歩きます
▲いまは大規模な工事を始めたばかりらしく、周辺はなにもなくて殺風景でした
▲弁天橋に到着
▲この弁天橋の奥に鳥居がみえてきます
▲海老取川を振り返ります
▲ここは海老取川と多摩川が合流する地点でもあります
▲足元には記念碑があります
▲強制退去から50年の節目に当時住んでいた人たちが集まった集合写真です。この時はまだ移設する前で、羽田空港の駐車場で撮影しています。撮影時は平成5年ということで、写っている方の大半は鬼籍に入ったと思われます
▲この鳥居は戦禍に翻弄された経緯があるためか平和の文字が掲げられています
▲羽田という名前の由来は「島の形が鳥の両翼に似てるからという説」が有力なんだとか。空港を設置するにあたってこれ以上ないピッタリな地名です
▲そして海老取川と多摩川の合流する端っこには謎の建造物が…
▲これはなにかと言いますと、五十間鼻無縁仏像と呼ばれるものです
▲近くにやってきました。目の前にみえるのは多摩川で、その奥は東京湾になります。海と川の境です
▲関東大震災や太平洋戦争の時は火災から逃れるために海に飛び込んで水死した方たちがこの周辺で多くみつかったそうです
▲無縁仏の方たちを弔うために周辺の住人たちがお金を出し合って作ったのがこちらの仏堂です
▲とても静かな場所で、ただ川を眺めている人たちがいる場所でした
▲周辺は高い建物がなく、東京湾から上る初日の出はとても美しく見えるそうです
モンモンですよーーーーーー
ええー 鳥居 移動というか 強制退去させられたんですね!知らなかったわあ!
えええええーここに無縁仏があったとは!
全然知らなかったですわあ!
よくご存知ですね! どうやって知ったのでしょうか?
鳥居は事前に調べて訪ねたのですが、無縁仏像は鳥居の目の前にあって、もしかして…と思って近づいてみたら、昔テレビで紹介されていたのを覚えていて、時折あのほこらみたいなのはどこにあるんだろう?とふと思い出す瞬間があって、ここにあったのか!と自分の中で埋もれていた記憶が呼び戻されて、改めて調べなおしたんです。
個人的には、鳥居よりもこの無縁仏像と出会えたのがすごく大きかったでした。
住民の人たちが作ったものなので手作り感満載ですが、それがかえって胸を打ちました。ちょうど海に出る場所なので、関東大震災や太平洋戦争の時には相当な数の遺体が打ちつけていたんだと思います。
今でも花を添えていて、線香がたかれていて、きちんと管理されたところでした。