銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

武蔵湯(東京・小岩)

2023-09-09 06:57:00 | 銭湯
#武蔵湯




JR総武線
#小岩駅
▲小岩駅




▲改札口

▲改札口を抜けたら


▲右の北口に進む

▲北口を出たら左の線路沿いをひたすら歩くだけだ


▲左に総武線の線路がみえる。新中川(スカイツリーがある)方面にむかう




▲ここでストップ。右の道を歩く

▲そのまま歩くと

▲すこし右側に武蔵湯がみえてくる


▲ふるいタイル絵などが飾ってあった


▲足元には鬼瓦


▲到着


狭い下足箱にサンダルを入れて奥に進むと、右側にフロントがある。
座るのは真っ黒に日焼けした60代ぐらいの親しみやすい感じの男性。
「いらっしゃい」と挨拶をしてくれて、「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「無償と有償がありますが?」と聞かれたので無償をお願いすることに。
「使い終わったら畳んで返してくださいね」と言われる。
帰りのときは相好を崩して、「おやすみなさい」(まだ日の明るい17時のときだった)と言ってくれた。
男湯は右側で、女湯は左側。


出典:東京銭湯ホームページ引用


のれんをくぐると、もう一つののれんはずいぶんと年季の入ったもので、それを抜けると脱衣場になっている。
あとで調べると2016年にリニューアルしたところらしく、中はかなり新しくて綺麗だった。
スペース自体はそんなに広くなくて、左右の壁にロッカーが並ぶのと、ドレッサーが右端にあるぐらい。
ドレッサーは有料ドライヤーにウェットティッシュが置いてあった。
脱衣場の手前側には扉があって、かなり小さなスペースなのだが、そこに長いすと古いマッサージチェアがある。相当な年代物なので、ここの銭湯自体がかなり歴史の古い銭湯だと分かる。


出典:東京銭湯ホームページ引用


浴室の扉をあけると、かなりシンプルな浴室だった。また、少し狭い。
真ん中に島カランがあり、数は4つで、右壁のカランは3つ、左壁は6つと、合計で17個だった。
それに対して入浴客は常時10人以上は入っているので、どんな時もほとんどカランが埋まっている状態だった。
シャワーなどはリニューアルしたばかりとあってかかなり勢いがあり、とても使いやすくて快適。
備え付けのボディーシャンプーで体を洗っていたら、いつまでも落ちない感覚だったので、軟水を使っているのかも。
カランの上には物が置けるように台座が用意されていて、タオルや私物を置くのに便利だった。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは女湯


浴槽はまた潔いほどシンプルで、メインとなる湯船は左にあり、その主浴槽の右側がバイブラ、左が座湯とハイパージェットが並ぶ。温度は39~40℃ほどと、一般的な銭湯と比べるとかなりぬるめ。


出典:東京銭湯ホームページ引用
▲女湯の浴槽。手前が主浴槽


一方で、その右隣に縦長の湯船は熱湯になっており、こちらは一気に温度があがる。
最初は誰も入ってなくて、どれぐらいなのか足を入れたら思いの外熱く、46~47℃はあるぐらいの熱さだった。まったく入ってなかったわけではないが、それでも長い人で30秒もたたずに抜けていた。よほど熱湯好きではない限りちょっと敬遠してしまう温度だ。



出典:東京銭湯ホームページ引用
▲こちらは男湯の熱湯


壁絵は、雪をかぶった山脈が無数に並び、下のほうには海が描かれている。その海の波間に江戸川区のマスコットキャラクターであるお湯の富士が描かれていた。描いたのは田中みずきさん。田中さんは遊び心ある絵が多い。


出典:東京銭湯ホームページ引用


客層はほぼ高齢者だが、一部で20代や30代ぐらいの人もいた。全身に刺青を入れた人も見かけたが、やはりそういう人は高齢者ばかり。
現在は若者のヤクザ離れが顕著らしく、平均年齢は50代半ばという。そのことは銭湯に入っていても実感する。
いまの若い人で全身に刺青を入れてる人はまず見たことがない。


建物自体はかなり古くて、下地部分はすこし老朽化を残していたが、ペンキはきちんと塗り直していたりタイルも綺麗で、ほぼ新しいものだった。
一方で設備は非常に昔ながらのシンプルさを貫き、このへんは評価が分かれるかもしれないが中普請しながら昔のスタイルを堅持した銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 小岩
経路 線路沿い
周辺の環境 住宅や販売店

●空間演出
建物外観 古風
壁画・眺望 山岳地帯
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう

★設備
休憩所 脱衣場
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 バイブラ、座湯、ハイパージェット、熱湯
サウナ なし
温度 39~47℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル あり(0円)
備え付け あり

◆人
受付 60代ぐらいの男性
客層 高齢者がメイン


【案内】

住所
〒133-0057
江戸川区西小岩1−6−16

電話番号
03-3673-4126

アクセス総武線「小岩」駅下車、徒歩5分

休日
月曜
祝日は翌日休

営業時間
14:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こちらの絵も良いですね (お良し)
2023-09-11 21:12:56
 こんばんは~

 先日の投稿「大阪 日之出湯」さんの 鯉の天井絵も美しくて素晴らしかったけれど( 大迫力に本当にビックリ
こちらに描かれている「お湯の富士」関もたいへん良いですね 双方とも私の好みです、出来るものなら、この目で見てみてみたいぐらいです。

・・・・・・・・・・・


 それから、こちらのお風呂は、洗い場の鏡の横に手すりが付いていますね。立ち上がるときに つかまるようにできているのでしょうか? ありがたい配慮ですね

 
返信する
Unknown (southandnorthface)
2023-09-12 06:12:19
お良しさんへ

おはようございます。

東京の銭湯は基本的に壁絵があるのですかが、江戸川区の銭湯はそれに加えて江戸川区のゆるキャラである「お湯の富士」を足並み揃えてプッシュしてるので、壁絵にお湯の富士の絵をよく見掛けます。

大阪の日之出湯の天井は素晴らしいですよね。最初なにも知らなくて、ふと天井を仰ぎ見たら鯉の絵がびっしり描かれていたので驚きました。
非常に迫力があったし、派手好きの大阪らしいなとも感じました。
大阪は壁絵文化がないので、装飾性は脱衣場や休憩所に力を入れてる感じがします。

銭湯の手すりは基本的にどの銭湯もついています。やはり高齢者が多いので、そうした人たちに配慮した作りが多いです。
自分も一時期ぎっくり腰の時があって、その時は手すりに助けられました(笑)
返信する

コメントを投稿