銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

クアパレス藤(東京・千川)

2021-06-15 07:23:00 | 銭湯
#クアパレス藤

・千川のデザイナーズ銭湯
・とにかくキレイ
・コンパクトながら設備は揃っている






東京メトロ有楽町線
#千川駅

▲有楽町線の千川駅






▲池袋と和光市の間にある


▲目指すは、1番か2番


▲エスカレーターをあがると


▲改札口がある


▲改札口をでたら右にまっすぐ




▲どっちにでてもほぼ同じだが、今回は1番出口にむかう


▲そのまんま進んで






▲エスカレーターをあがり


▲地上にでる


▲右を向くとライフがみえる


▲そのライフまで行き




▲ライフを横切る


▲あとは真っ直ぐ進むだけ


















▲豊南高等学校も横切り






▲ちょっと下り道になると


▲左にクアパレス藤がみえてくる






▲到着


中に入ると、外観からみて予想できるが、とても綺麗で洗練されたデザイン空間になっている。手前が下足箱で、松竹錠。このへんはしっかりと伝統に則ってるという感じだ。
受付は左側にあって、座るのは70代ほどの男性。
コロナ渦ということで受付は透明シートが覆われているが、男性の口元はマスクではなく、マウスシールド。一時期、麻生財務大臣がしていたものだ。
貸しタオルをお願いすると、最初はバスタオルセットを案内されたが、「フェイスタオルだけはありますか?」と聞くと、「それなら10円になります」と言われる。
話し方はとてもおだやかで、銭湯業界では珍しいタイプの男性である。


右側をみると、大きな水槽が入り口横にあって、その水槽前にテーブルが並ぶ。


出典:東京銭湯ホームページ引用


男湯は右側で、のれんをくぐると脱衣場はそんなに広くはないが、とても綺麗だ。
いわゆるデザイナーズ銭湯ということもあるが、それにしてもその綺麗さには度肝を抜いた。トイレすらその中で食事をしてもいいぐらい心地いい空間だ。


浴室の扉をあけると、やや薄暗いところで、あとで調べると今井健太郎事務所の設計と知ってナルホドと納得(今井健太郎事務所はどこも薄暗くしている)。
入ったときはとても静かで、コロナのせいなのか分からないけど、最初から最後まで男湯で話し声を聞くことはなかった。
女湯はそのうちにワイワイ始まり、とてもにぎやかだった。


ここの浴槽は左側(間仕切り壁側)にあって、カランは、右側で横列に並ぶ。
シャワーは今時らしく粒の大きなシャワーであるが、穴と穴の間が大きいので、湯量が少なすぎる。おそらく節水のための仕様なのだろうが、このへんは不満に感じた。この作りは、立ちシャワーも同じだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


主浴槽は、白湯の部分がほとんどで、その奥側にボディジェットと寝湯、ハイパージェットが並ぶ。
ハイパージェットだと通常は深浴槽になってるのだが、ここの場合はすべて浅浴槽。そのへんはちょっと珍しい造りである。
温度は、42℃ほどだった。この手のデザイナーズ銭湯はたいてい低めに設定されているが、ここはしっかりと熱さを確保してある。
その主浴槽と隔てて奥にあるのが水風呂で、2人ぐらいが入れるスペース。水温は18℃ぐらいか。


出典:東京銭湯ホームページ引用


右に目を転じると、先ほどのカランの奥にあるのが、シルク風呂で、微細泡により白濁化した湯船だ。
ここも広さはかなりあって、4、5人は入れるぐらいだと思う。温度は主浴槽と同じ42℃ほど。その後ろにサウナがある。中を覗くと真っ暗で、この時は緊急事態宣言中とあって自粛してるようだった。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


室内の奥には扉があり、開けると露天風呂になっている。
左は変哲もない白湯の露天風呂で、詰めれば3人が入れるかなといった感じのスペースだった。温度は41℃ぐらい。
天井を仰ぎ見るとデザインに凝った作りをしており、とてもオシャレである。
ただ皮肉ではあるが、こういう綺麗なところだと汚れが目立ちやすい。
窓の水垢などはどうしても目に付いた。


出典:東京銭湯ホームページ引用


出典:東京銭湯ホームページ引用


露天風呂の右側はというと、外気浴用のスペースになっていて、椅子が2つ並ぶ。屋根もついているので、雨の日でも使うことができる。
頭上には扇風機もついていて、この時は稼働していなかったが、夏などは重宝するだろう。


客層は、高齢者もいるが若い人もちらほら。やはり綺麗でおしゃれなお店は、必ずといっていいほど若い人を呼び寄せる。


全体的をみるとかなりスタイリッシュで無駄がなく、洗練されていて綺麗。住宅を兼ねた銭湯ということで、どうしても屋根が低かったりするが、それを差し引いても見事なまでの空間演出だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 千川
経路 東に真っ直ぐいくだけ
周辺の環境 住宅

●空間演出
建物外観 住宅兼
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 水槽
照明 明るい

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ボディジェット、寝湯、ハイパージェット、シルク風呂、露天風呂、水風呂
サウナ あり
温度 41~42℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 おだやかな感じ
清潔さ とても綺麗
貸しタオル あり(10円)
備え付け あり

◆人
受付 70代の男性
客層 高齢者や若者


【案内】

住所
〒173-0027
板橋区南町39−10

電話番号
03-3959-1126

アクセス
東京メトロ有楽町線「千川」駅下車、徒歩13分

休日
水曜、第1木曜

営業時間15:30−24:00
日・祝日13:00−24:00

※東京銭湯ホームページ転載


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2 コメント

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Unknown (southandnorthface)
2021-07-19 06:28:34
sun-sunさんへ

おはようございます。

自分も先週のゲリラ豪雨は、悲しいことに銭湯に向かってる途中で遭遇しました笑
クアパレス藤はリニューアル前も何回か通われるほどいい銭湯だったんですね。

今井健太郎さんの手がける銭湯は基本的に照明を落としてるのですぐ分かります。
この方が銭湯業界に携わっていなかったら今も昔ながらのデザインだったかもしれないことを考えると銭湯業界に与えたインパクトは大きいと思います。

女性にとってドライヤーは大切ですよね。
基本的に男性よりも髪が長いし、お化粧をしたりするだろうし、ドレッサー関連がちゃんとしてない銭湯は女性が敬遠する理由の一つだと思います。

池袋から歩くなんてすごい!と思ったら、山の湯にしても20分ぐらいの距離なんですね。目から鱗でした。これぐらいなら自分も歩いてしまうかも。
池袋はまわりに銭湯がないイメージでしたが、こうして考えてみるとけっこう銭湯に恵まれた地域なんだと思いました。
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Unknown (sun-sun)
2021-07-18 21:49:17
こんばんは。

行ってきましたー。
15年くらい前に気に入って何回か通ったけどそれ以来でした。
リニューアルしてから初めてです。今井健太郎氏、わかるー!昼間だったけど薄暗くてとにかくオシャレでした。
露天風呂に入っていたらゲリラ豪雨がきて、三角形の浴槽の角に逃げたらちょっとだけしのげました。

おっしゃる通り、脱衣場もトイレも心地よい空間でした。
私的にはドライヤー2分10円はうれしいです。ドライヤーはPanasonicのいいやつだったし。

池袋から歩いて行ったらちょっと遠かったけど(先日山の湯に行ったときも池袋から歩きました)、全然歩けます。また行こうと思います。
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