銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

横浜温泉チャレンジャー(横浜・十日市場)(閉店)

2022-01-11 06:18:00 | 銭湯 温泉
#横浜温泉チャレンジャー
2021年12月31日閉店







JR横浜線
#十日市場駅

▲横浜線の十日市場駅


▲バスターミナルへ行き


▲3番乗り場で乗車


▲長津田南というところで降りる


▲長津田南からひたすら下り








▲ようやく平坦な場所にやってきて


▲横浜温泉チャレンジャーの看板がみえてくる


▲もうちょい先にある


▲この右奥だ




▲チャレンジャーの看板がみえてくる






▲到着


▲閉店のおしらせ


▲中に入って玄関を振り返ったところ


▲受付


▲白いシャツを着た男性はテレビ神奈川の人。浴室の中まで入ると「テレビ神奈川の者ですが、撮らせてください」みたいなことを言っていた。
テレビ神奈川は銭湯巡りの番組も作っていたので、こうした有名どころの閉店だと取材するのだろう




▲入り口を振り返る


奥に進むと左が男湯で右が女湯。
のれんをくぐれば予想以上に大勢の人たちでにぎわっていた。みんな別れを惜しんで来たのだろう。かくいう自分のそのうちの一人だった。
下駄箱の鍵がそのままロッカーの鍵になる仕組みで、ロッカーが一番下だったので失敗した。
扉の浴室をあけると、とにかく湯気が充満してて周りがよく見えない。


カランは右に二列で、左は壁沿いに並び、あとは奥側に浴槽がある。
奥右側にあるのが寝湯で、4人が同時に入れるが、こちらは頭を預ける角度が微妙なので体がズルズル落ちていく。
温度は41℃ぐらいと低め。
左にあるのが主浴槽で、2つに分かれているが、どちらも温度は44℃ぐらいで、なにもないかジェットバスがついているかの違いだった。
泉質は塩化物泉だと思うのだが、茶褐色をたたえながら、ほぼ無色透明で匂いは若干油のような感じが漂っていた。泉質が体に合うのか、最初は熱いと思ったけど慣れるとすごく気持ちよかった。


出典:ニフティ温泉ホームページ引用
▲この写真に富士山の絵が描かれていないので、初期の頃だろう。最後は富士山の絵がボロボロだった


ここは外気浴できるスペースもあって、ベランダのような場所にある。
以前だと一度脱衣場に戻らないと行けなかったが、今回はステンドグラスの装飾がほどこされた浴室の扉からも出入りできるようになった。
横浜温泉チャレンジャーのまわりは森ばかりなので、空気が澄んでおり気持ちいい。冬だから当然乾燥もしていて、体全体で湯気を出しながら椅子に座っていると気がつけばほとんど体が乾いていた。
このルーチンが好きで、年の瀬は何度か来たものだった。


この手の銭湯ではすべて温泉というのは珍しく、海沿いだと適当に掘れば黒湯がでてくるらしいのだが、ここのような海から離れた場所だと掘り当てるまでに大変だったろう。
今は亡き経営者がチャレンジャー精神で勝負に出て温泉を掘り当てて、横浜温泉チャレンジャーという名前になったのだが、残念ながらチャレンジャーにも終焉の時がやってくる。
 

近年はコロナ渦の影響で客足が遠のき、赤字の垂れ流しで経営的に厳しかったようだ。
やはり立地場所が駅から遠くて気軽に来れないのが不便だったのと、設備面でスーパー銭湯と比べるとどうしても見劣りしたサウナと水風呂があればまた違ったかもしれない。


今後復活する可能性はほぼないだろうけれども、このチャレンジャー精神が誰かに受け継がれて、どこかで形を変えた新しい横浜温泉チャレンジャーが生まれることを切に願う。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 十日市場
経路 バス
周辺の環境 森

●空間演出
建物外観 養護施設
壁画・眺望 富士山
統一感 あり
置物 マンガとか
照明 薄暗い

★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 細長い
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 寝湯、ジェットバス
サウナ なし
温度 43℃
棚 あり
男女入れ替え なし

■サービス
接客 きわめて親切
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(円)
備え付け あり

◆人
受付 60代の女性
客層 多彩


【案内】

所在地 
神奈川県横浜市旭区上川井町2287番地

​TEL (045)922-5590

営業時間・定休日/料金
9:00 - 22:00

第3水曜日定休日

大人(3時間)600円
子供(3時間)300円

※横浜温泉チャレンジャーホームページ転載


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