音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

風の音~恋文・愛(姫路城下、武蔵・お通さんに寄せて)  城山如水作曲 

2016年01月30日 | しの笛
「お通さん」は吉川英治の小説「宮本武蔵」に登場する創作人物である。 にもかかわらず、大原の里には「お通笛の会」があり、姫路城下には「お通像」が建っている。 小説「宮本武蔵」の、姫路城下「花田橋」の章に、武蔵とお通さんの出逢いと別れの名場面が切々と描かれている。 お通さんは、母の忘れ形見として「しの笛」を携えている。 お通さんが奏でる、しの笛は母を慕う音色でもある。 歴史物語 . . . 本文を読む

播州しの笛(篠笛) と 恋歌

2016年01月30日 | しの笛
しの笛で奏でる曲には俗世間を離れた、清澄な世界を奏でる曲が多い。 しの笛が奏でる世界もそういった音世界が多い。 播州しの笛は「宮本武蔵を慕う お通さんの笛」という面がある。 だから播州しの笛は情念のこもった曲を演奏することが多い。 恋歌がことに多いかもしれない。 恋歌を奏でるにはやはり感性がいる。 若すぎる人の しの笛演奏では情感を奏で切れない場合が多い。 人生を経てきた人の演奏 . . . 本文を読む