自由民主主義大国アメリカの凄さは、国民の政治意識の高さだと思う。
ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガン戦争の最中であっても、反戦運動が公然と沸き起こり、これが世論となっていくことだ。
この状況をみていると、さすがは自由民主主義大国アメリカ と溜息が出ることがある。
アメリカにおいては選挙は「お祭り」でもある。
ここが民主主義大国の凄さだと思っている。
国民全員がお祭り騒ぎで政治に参加し討論に熱中する。
これまでの日本では、そういった政治に対する熱心な参加が見られなかった。
若者の政治に対する「白けムード」は怖ろしいほどだった。
しかし今回からは違う。
若者が一番得意とするネット選挙が解禁になったことだ。
ネットを通じて、候補者、各党と双方向の政治対話ができる。
若者と女性が中心になってこの動きを盛り上げてもらいたいと思う。
そして自分達が直接、候補者とネット対話をする「お祭り」にしてもらいたいと思う。
将来の日本の姿を決めるのは高齢政治家ではない。
20代~30代の若者達と子供を育てる母親達だ。
その世代が中心となって、選挙と政治参加を「国民的お祭り」にしていって欲しいと思う。
選挙が「若者のお祭り」になった時、日本の政治も変わっていくと期待している。
平和主義文化国家を目指すのか、憲法を改正して軍事国家を目指すのか。
原発社会を選択するのか、クリーンエネルギー社会を選ぶのか。
所得格差の大きい、弱肉強食社会を選ぶのか、弱者に優しい社会を選ぶのか。
目先の国家的借金を重ねて1000兆円債務国家を選ぶのか、財政再建を選ぶのか。
将来の日本の姿を選ぶのは若者と母親達だ。
歴史を変えたのは老人達ではない。
幕末の吉田松陰、坂本竜馬は20代の青年だった。
アレキサンダー大王が世界に向けて遠征したのは20代だった。
諸葛孔明が赤壁の戦いで曹操を破ったときは20代の青年だった。
歴史を変えたのは、すべて青年と若者達だった。
ネット選挙は若者の直接政治参加を可能にする。
ネット選挙で、国政選挙を「若者のお祭り」に変えていってほしいと期待している。