音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

平清盛  そこからの眺め

2012年11月12日 | 日常雑感

昨日の大河ドラマ「平清盛」は、いよいよ清盛が後白河法皇を幽閉し、武士の天下を決定的なものとする、「そこからの眺め」だった。

毎回の「平清盛」を見て、その緊迫感に、近年にない最高の「大河ドラマ」だと感じている。

この感覚は終幕に近づくほど強くなる。

視聴率が最低だそうだが、その内容は最高といえる。

源平の時代を勝者源氏の側から見る、これまでの「平家物語」ではなく、平氏の側からみる視点は斬新で素晴らしいものがある。

公家の世から武士の世へ、その革新を起こした史上初の重要人物、平清盛の生涯を描くというのは、非常に特異で大胆な構想だ。

吉松隆の音楽が、その緊迫感を醸し出して、最高のドラマを作り上げている。

これほどに緊迫感と、新たな景色を見せてくれる「大河ドラマ」は史上初ではないかと思う。

「一般の視聴率」に媚びない姿勢のNHKにも賞賛を送りたい。
NHKでなければ創造できない貴重なドラマであると思う。





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