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東日本大震災直後、東京大学の地震学の先生が「富士山は必ず噴火します」と断言しておられた。
なぜかというと スマトラ沖地震・津波クラスの超巨大地震の後には例外なく火山噴火を伴っていたからだ。
したがって富士山に限らず、日本列島の火山に噴火の「可能性」があることは分かっていた。
御嶽山についても噴火の「可能性」は当然あったと言えると思う。
自然災害が繰り返し起こるのは、早く言って、人類の生涯と「自然の活動サイクル」が全くスケールが違うことによっている。
超巨大地震や地殻変動などは数千年~数十万年のサイクルで起きる。
これは地質学の調査を通してはっきり分かっていることだ。
「千年に一度」「有史以来」「50年~300年周期」・・・などは地球の活動周期からすると「短い」と言える。
地球の活動周期は地質学の調査によると「数十万年周期」というものも数多く発見されている。
これは あまりにも長大な周期なので自分が生きている間は大丈夫と思うのは大きな間違いだ。
アメリカのイエローストーンは自然公園全体が超巨大火山であることが知られている。
この超巨大火山が噴火すると、その火山灰が2年にわたって地球全体を蔽い、2年の夜が続くと予想されている。
それによる「火山の冬」により生態系は激変し人類文明は存亡の危機にさらされると予測されている。
この60万年周期を どう見るかは各人の勝手だ。
しかし地質学者、地震学者達は真剣に「危機」を訴えている。
イエローストーンが超巨大噴火を起こしてからすでに65万年が経過している。
さらにイエローストーンでは近年、異常な地殻の隆起が観測されている。
したがって超巨大火山<イエローストーン>は明日噴火してもおかしくない状況にあると、地質学者、火山学者は考えている。
しかし地球の活動スケールからすると、噴火は明日かも知れないし1万年先かもしれないのだ。
人類は「地球の活動スケール」をもっともっとよく理解する必要があると思う。
破局噴火<イエローストーン>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%B4%E5%B1%80%E5%…4%E7%81%AB