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アメリカ合衆国建国の父達は、ジョージ・ワシントンを始めとして、多くがフリーメーソンだった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3…D%E3%83%B3
アメリカ合衆国はフリーメーソンの理念を体現している国家といえるかも知れない。
フリーメーソンの基本理念は「自由」、「平等」、「友愛」、「寛容」、「人道」の5つであり、要約すれば「自由と人権の尊重」であると思う。
そのためか国家と宗教が結びつく「政教一致」を否定している。
これはフリーメーソンの前身が「テンプル騎士団」であったためだろうか、と推測することもある。
しかし一方で、フリーメーソンの会員は必ず宗教を持っていることが条件とされている。
ここは面白いところで、人間の規範として宗教を持つ必要性を重視する一方で、国家権力が特定の宗教と結びつくことを否定している。
つまり、信教の自由とすべての宗教の融和ということなんだろうと思う。
すなわち「政教分離」
この精神を体現している国家がアメリカ合衆国なんだろうと思う。
日本が近代史で大きな過ちを犯したのが「国家神道」であったと思う。
すなわち神道の「国教」化であり、祭政一致、政教一致であった。
終戦後、マッカーサーは靖国神社を一掃する考えだったようだが、日本の歴史的文化を考慮して「政教分離」を新憲法に留めるにおさえた。
これが「国家神道の解体」であり現人神天皇から「国民の象徴天皇」への「天皇人間宣言」となる。
この時、日本国民は「天皇という神」から解放されて、人権を得た。
「天皇の臣民」ではなく「主権在民」の自由民主主義へと移行した。
現在は天皇は「国民の象徴」であって「国家の元首」ではない。
現政権が進めようとしている改憲案には天皇を「国家の元首」とするかのような文言を忍び込ませてある。
http://satlaws.web.fc2.com/0140.html
明らかに復古的憲法であり、大日本帝国のような国政の「天皇利用」ではないかと思わせるニュアンスがある。
いずれにせよ「祭政一致」は時代錯誤であると思う。
国連、アメリカはじめ世界各国が日本の「人権事情」「右傾化」に敏感になっているのは、まさに、こういった状況を目にしてのことだろうと思う。
自民党憲法草案の条文解説
http://satlaws.web.fc2.com/souron.html
自民党憲法改正案の本質
http://www.magazine9.jp/morinaga/120523/