音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

大日本帝国の二つの過ち  「武力と迷信」

2014年08月04日 | 戦場と戦争の歴史


自分は太平洋戦争は「国家神道・軍国主義ファシズム」と「自由民主主義」との対決であったと常々考えていた。

ヒストリーチャンネルの「知られざる世界大戦」特集を連日観ていたら、太平洋戦争の無条件降伏調印式の実録映像が放映された。
http://www.historychannel.co.jp/rec/1408_01/

9月2日、戦艦ミズーリ上での「無条件降伏調印式」には星条旗が掲げられた。

その星条旗はペリー提督が黒船で来航した時の星条旗だった。

このとき占領軍司令官マッカサーは演説で「我々はペリー提督と同じ立場でやってきた。」と語り始めた。

ペリー提督は日本に開国を促し、西欧の産業革命と科学技術をもたらした。
しかし開国した日本はそれを二つの誤ったものに使ってしまった。
すなわち「武力」と「迷信」という二つの誤ったものに使ってしまったのだ。
今、我々はペリー提督と同じ立場で日本に「自由民主主義」をもたらしにやってきた。
・・・という主旨の演説を行った。

言うまでも無く「武力」とは「軍国主義ファシズム」であり、
「迷信」とは「天皇現人神」「万世一系の皇国日本」を植えつけた「国家神道」であった。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%…E%E9%81%93

この実録映像を見た時、太平洋戦争に対する自分自身の見方「国家神道 VS 自由民主主義 の対決」が太平洋戦争の本質であった、ということが間違っていなかったと実感できた。

国際的孤立、経済封鎖・・・など政治経済的要因はいくらでも上げることはできる。

しかしその「本質」は「国家神道軍国主義ファシズム」と「自由民主主義」との対決であった。

「万世一系の皇国日本」「現人神天皇」「国家神道」は迷信である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%…E%E9%81%93

しかし自分は同じ人間、「国民の象徴」としての天皇・皇后は大好きだ。

なにより国民の安寧と幸福、平和を願っておられるからだ。

再び「天皇」を迷信的に利用しようとする政治家達の動きに国民は充分な監視を怠らないことが必要であろうと思う。


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