画竜点睛といってね、結婚も確かに点睛の一つだよ。
夫を持ったり、子供を持ったりする度に、
人間の心の眼は開けてゆくものだよ。
─ 川端 康成 ─ (『結婚の眼』)
※私たち夫婦は、結婚して41年になります。
その間、二人の時は、旅行したり映画をみたりと
楽しい時間を持ちました。そして、3年後に子供ができて、
それから三人の息子を巣立たせるまで子育てで、
お互いを見つめる余裕もありませんでした。
そして、子供たちも独立し、64才で主人が退職し、
その後すぐに体調を崩して、この4年間
病院に関わることが多かったです。
その中で、それぞれが自分の精神状態を見つめ、
そして改めて行くという作業が続いています。
自分中心にならないで、相手の想いを酌んで
愛を持って愛を行うように心がけています。
この世に生を受けて、親子・兄弟・夫婦・友人知人と
いろんな人たちとの関わりの中で、
いかに自我を修正し、中庸の心になるかというのが、
一生の魂の修練かと思います。
日々、楽しみながら瞑想もしながら、
この世での自分の役目を全うして行きたいと思います。