社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

教育の成果 その3

2007-03-13 16:13:42 | 社会常識と教育
 前回の「教育の成果」について、複数の知人から電話やメールを頂きました。大変ありがとうございました。
 ここで、その返答を大まかに分類すると、1)九九もできない子供を大量に社会に出すことは由々しきことでさる。2)他人は他人他所のことは他所のことである。と言う意見に大別できました。そして、実際に学校に於いて保護者会で実態をご存知の女性は2)の意見が多いようです。男性は比較的に1)の意見を仰られる方が多かったです。しかし、母数があまりにも小さいのでこの比較に意味があるとは考え難いのですが、実際の現場によく遭遇する女性の方が、もはや呆れ果ててサジを投げているように感じました。支払能力があるのに給食費を払わない親が問題になっていますが、教師より親(家庭)に問題があるようです。事情があり保護者会に出席することができない方もいますが、一般的に非常識なことをする家庭は同じクラスの保護者もその方との面識がないということが多いとのことです。
 私の田舎は日教組が強く、高校入試を廃止して全入運動を目指していました。四半世紀以上も昔の話ですが、その結果がこのような事態になったのではないでしょうか。そして、その実業高校の教師が近所に住んでおられたので良くお話をきくことができました。高校1年生の英語の最初の時間にまず発する第一声は「アルファベットを最後まで書けるかい」だそうです。分数の計算など、一部の例外的な生徒を除き全くできないそうです。そして卒業までに出来るようになる生徒は余りいないそうです。多分「彼らには今後も、それを必要をしない社会で生きて行くからそれで良いのでしょう」と言うことを25年以上前にお聞したことを思い出しました。
 
コメント
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