社会科学上の不満

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宗教観と国民性

2007-03-28 12:19:22 | Weblog
 「天国」と言われてあなたはどのようなイメージを抱かれますか?「白いところ」「お花畑」「無・・・・」などの方が多いのではないでしょうか。しかし、この「天国」のイメージには民族の宗教観が大きく影響しているようです。
イスラム教の宗派の中には「好きな年齢で酒池肉林の世界」とされていたりします。この場合、天国に行けるのは男性だけです。女性は酒池肉林の1つとして天国に行けるようです。これはイスラム教の1つの宗派の「天国」に対する考え方です。また、キリスト教でもエッダ「北欧神話」の影響が強いゲルマン民族の「天国」のイメージは、「祖先の霊と一緒に毎日戦争ができ、どんな負傷も翌日にはもと通りで永遠に戦争ができる」と言う、我々日本人からは「地獄」と思えるものが「天国」なのです。
 ここで世界史を振り返ってみますと、近代以降イギリスを中心としたアングロサクソンが世界をリードしてきました。アングロサクソンはゲンルマン民族の一派です。天国を「白いところ」などとイメージしている日本人と天国を「毎日戦争ができるところ」とイメージしている欧米人と、渡り合うことはよほどの覚悟を必要とします。


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