社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

軍事技術の進歩と日本

2010-09-09 23:56:25 | 外交と防衛
 詳しいことはいえませんが現在米軍がイラクやアフガンで使用している兵器がすごいのです。何がすごいかといいますと戦争の概念が変わるほどすごいのです。
まずは防弾着、これが軍用ライフル弾を停止できるのです。初めて知りました。そしてその延長線上にあるのが、ラジコン兵器です。プレデターなど無人機が今までのコイン機の代わりに、偵察、攻撃を行います。ゲリラはこの無人機を落として喜んでいますが、米兵の被害はゼロです。つまりどちらの技術も戦死者がでないのです。片やゲリラは多数死傷します。この技術の大半が日本の技術です。
 過去にプレステⅡのビデオチップをレーダー解析に使用するとレーダーの性能が2桁向上すると言う事で問題になったことがありました。撃沈した北朝鮮の不審船を引き上げてみたら航法装置やレーダー、ソナー(魚群探知機)など全ての計器類は日本製でした。
 日本の民生品(JIS)が軍事規格(MIL)より精度が良いことは世界の常識です。中東や東南アジアでは日本の4WDが迷彩塗装を施し即軍用車両です。ヤマハのラジコンヘリが輸出禁止となりました。相手が東南アジア経由の北朝鮮だったからでしょうか。
武器輸出3原則も実態に合うように見直す必要があります。解釈を厳密に行えば輸出製品全てが武器となり得る事態となります。「最終製品が武器以外なり得ない物は武器とす」でも、半製品や部品で輸出したりして海外で組み立てればよいわけです。これだけ海外に別法人を有している企業が多いと現実の武器輸出禁止は実現困難です。
 逆に武器輸出を認め日本に害を及ぼさないように米軍の軍用機みたいに性能ダウンして輸出するほうが日本のためになるのではないでしょうか。G8で武器が産業の基本にないのは日本だけです。
コメント
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