立ち飲みコーヒーチェーン店のコヒー豆:ブルーマウンテンの袋、ブルーマウンテンには(ブルーマウンテンブレンド)と小さく書かれている。非常に良心的な会社である。
ブルーマウンテンの生産量は年間5千トンもない。しかし日本だけでもブルーマウンテンの消費量は、2万トンである、数字が合わない。実はこのようないい加減な状況が日本には意外に多い。中国を笑えない。
牛肉の偽装表示、うなぎの産地偽装、等等、笑えない。しかも日本酒の桶買いは日本文化の破壊以外の何者でもない。日本酒は生産者が自ら破壊したのが現在の実状ではないだろうか。昔は日本酒の偽ラベルが流通していたようだ。昔は味に関係なく酒税により日本酒は特級、1級、2級とあった。良心的な酒蔵は美味い日本酒を税金が安い2級のまま出荷していた。更に問題なのは戦時中の物資不足から醸造用アルコールを加え3倍に薄めた三倍醸造の日本酒が市場で幅を利かせていた。これなど当時の大蔵省が税金のため日本の文化をないがしろにしたことでもある。
また、映画「事件」だったと思うが、当時は酒税が高く「カティーサーク」が1本1万円以上する時代であった。そこで格安の日本のウィスキーの大瓶からカティーサークの瓶に移し替えるシーンがある。日常的に行われていたようだ。
悲しいかなこれが日本人のある一面でもある。「皆で騙されればそれで良い」と言うことだろうか。