多くの国民が現在社会の問題点を理解している。多くの官僚も理解している。そして国会議員も。では、なぜその問題が解決できないのであろうか?大きな疑問である。
その「利権」や「しがらみ」で問題と解っていても解決できないのである。
一例が相撲の世界である。外国人力士に「これが伝統である」と強要すれば断ることが出来る人間は少ないであろう。2~30年前に八百長が問題になった時、「人情相撲」「無気力相撲」と八百長の名称変更として別名を使用する。ドライに割り切らない、これが日本社会である。30年前利息制限法の厳格化が叫ばれてもグレー金利を残したのは、やはり金融界からの資金援助があったためと言われている。
政治家の賄賂もそのお土産を期待してのことであり、自分たちの利権に関する件を国会質問等からの削除等のことは日常的に行われていた。現在もまだ残っているようだ。
更に官僚組織も霞ヶ関文学なるもので自分たちの利権を死守してきた。
「ウィルスにアルコール消毒は効果がない」と3年前のノロウィルス流行時指導しておきながら民主党政権では「インフルエンザ・ウィルスの消毒」としてビルの出入り口にアルコール消毒の設備が増設された。「政権交代」でウィルスにアルコールが有効なったのかな?お笑い種である。
これでは、抜本的改革等出来るはずがない。せいぜい郵政改革や省庁の再編程度のことしかできない。