アフリカや中東の騒乱を中国が心配しているそうだ。当然である。インターネットの力がこれほど凄いと思っていなかったようだ。それは世界中の政府がそうである。しかし、中国は思うにそれほどの被害はないであろう。理由は、経済の発展である。現在と10年前を比較しても中国の発展は目覚しいものがある。同時に矛盾も生まれているが。国民の多くが情報統制の事実を認識している。
中国で考えられる動きは分離独立の動きであろう。以前何かの番組で、三国志の時代「言葉」について語っていた。劉備と諸葛亮は何語で会話していたのかと。北京語、広東語等中国の言葉は複数ある。故郷が異なるこの2人が通訳ナシで会話が出来たのかと言う疑問だ。台湾でさえテレビに字幕を出している。発音は異なれども文字は何とかなるためだ。
この分離独立の動きに日本政府が隠密裏に工作できるのであればよいのであるが、如何せんこのような隠密工作が日本政府は歴史的に苦手である。外務省が先ず情報機関としての色をなしていない。駐在員に軍事知識があるものが少ない。各省庁からの出向で済ませているケースが多い。瀋陽の公使館でハミルちゃんの亡命処理が出来なかった。映像が国際的に放映されたためこの亡命は成立したのだが、当時のこの経産省の役人は今どこにいるのだろうか?自民党政権はこのような公務員をかばったことが政権を滑り落ちた要因の一つでもある。
最も影響が大きいのは北朝鮮であろうと思う。しかしこの国の情報統制は凄まじいものがある。この統制された情報を金科玉条にしていたのが旧社会党である。社民党もその行動はどう見ても北朝鮮よりである。
情報を有している者は益々ネット上に公開していくであろう。EUではウィキリークスの評価が高い。スウェーデンの通貨は未だにクローネでありユーロではない。