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社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

国際海峡を軍艦や軍用機が通過するのは当り前

2013-08-01 00:01:25 | 外交と防衛

 中国軍機Y-8電子偵察機が、沖縄本島と宮古島との間を飛行したことがマスコミで騒がれているが、ここは幅約300kmもある国際海峡であり公海上である。何か問題でもあるのか?

 残念ながら日本は文句を言える立場に無い。それとも日本政府に文句を言わせ中国に日本への反撃のチャンスを創出しようとでも考えているのか?

 この様な状況でも米軍基地を沖縄から追い出すことが良いのであろうか?沖縄県民は良く考えて欲しいものだ。「米軍基地が無ければこのような事態は起きない」との反論が予想されるが、別に中国は沖縄の米軍基地攻略が最終目標とは違う。太平洋に出ることが目標なのである。米軍基地が無くなれば代わりに中国軍の基地が出来るであろう。中国は沖縄も中国の一部であると言っている中国共産党や軍の高官がいる。中華人民共和国の政治体制は何度もこのblogに記載しているが、政府の上に人民解放軍がありその上に共産党がいる。憲法も共産党の下にある。日本や他の欧米諸国とは大きく異なるのである。

 現状を無視してベストな選択など、民主党政権の様に何も出来ないということをそろそろ学んで欲しいものだ。現状に合わせたベターな方法以外実現性がないのであるから。「政治家は理想を語れ」との反論が予測されるが、政治家は宗教家ではない。理想だけではダメなのである。「現実論をベースに理想を語るべき」ものである。

 前述の沖縄本島と宮古島との問題は、両島に対空・対艦ミサイル部隊を展開し対処すれば良い。後はジャミングで電子機器をホワイトアウトにすれば良い。当面はこれで対処できる。

 中国海軍の弱点は上海の地下にある燃料タンクである。ここを破壊されると中国海軍の大半の艦船に給油できなくなる。そして、四川の地下にある人民解放軍の弾薬庫、此処を破壊すれば、中華人民共和国人民解放軍は近代軍隊としての体をなさなくなる。私が知っているぐらいであるから当然米国は、その正確な位置は勿論、数種類の攻撃オプションを練り上げていると考えるべきである。

 国際海峡を軍艦や軍用機が飛行したからと言って一々騒いでいたら、本当の攻撃の時どうするのだ。本当の攻撃に備えるために自衛隊が存在するのである。

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