社会科学上の不満

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フィリッピンは選択を間違えた!

2016-10-22 00:00:13 | 外交と防衛

 フィリッピンが米国から離れた、これはフィリッピンの勝手である。が、中国と手を組んだ、これは大きな失敗である。

 現在の中国は経済的にも終わりであり、内戦前夜の状況である。そんな中国と手を結ぶとは悪手以外の何ものでもない。露も経済的に困窮しているし結果が出るまで動かないのが露である、勝つ方に付く。

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フィリピン大統領、米国との決別を宣言 対中関係重視へ
2016.10.21 Fri posted at 10:14 JST
(CNN) 中国を公式訪問したフィリピンのドゥテルテ大統領は20日、米国とは軍事的にも経済的にも「決別」すると発表した。一方、中国の習近平(シーチンピン)国家主席との会談では、貿易、投資、観光、犯罪麻薬対策など13分野の2国間協定に署名。米国よりも中国との関係を重視する姿勢を鮮明にした。
 ドゥテルテ大統領は北京で経済界の指導者を前に講演し、「アメリカは負けた。私はあなた方の思想の流れの中に身を置くことにした」と宣言。「多分ロシアにも行ってプーチン大統領と会談し、中国、フィリピン、ロシアの我々3カ国は世界に立ち向かう存在だと告げる」と言い放った。
 米国と具体的にどう決別するのか、決別すればどうなるのかについては言及しなかった。

 ダバオ市長時代に来日し観光を楽しむドゥテルテ比大統領

以下略、全文はソースへ
http://www.cnn.co.jp/m/world/35090884-2.html

 過去に中国人が同盟を締結し履行した歴史はない。ドラエモンのジャイアンみたいな米国であるが、ジャイアンは裏切らない。ここが大切な事である。日本も米国の我侭に泣かされているが、米国は小笠原諸島や沖縄諸島を返還した。露は未だにドサクサに紛れて占領した北方領土を返還していない、ヤルタ会談の「領土的野心はない」とした精神はどこだ。中国は南沙諸島や尖閣諸島で好き放題である、ハーグ国際仲裁裁判所の判決にも従わない無法国家である。

 米国と距離を置くのは良い、今までも置いていたのであるから。しかし中国と組むのは最悪の選択である。

 現在、フィリッピンで進めている麻薬撲滅、その密造や密売犯の殆どが中国系と言うではないか?その中国と組むとは如何なものか?

 フリッピンは軍隊が崩壊状況であり、武器だけ購入してもそれを扱う兵士がいない。まして中国の武器などアフリカ諸国も墜落事故の多さから中国製戦闘機の使用を停止する国が出てきた。

 フィリッピン国内の政情も怪しくなるのではないか?島を中国に占領され漁民も殺されているのだから、この状況を快く思っていない勢力も多数いるハズ、また麻薬関係の連中は金と武器は持っている。CIAの暗躍が予想されるのだが。

 年度内にも中国経済が潰れそうだが、その場合中国の余波をフリッピンは大量に受けることになる。

 リップ・サービスでは済まないのではないかドゥテルテ比大統領。

コメント (2)
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