日本が中国と北朝鮮の核脅威に対応するために10年以内に核武装をする可能性があるという米国防総省関連の報告書が出てきた。
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報告書は日本が移動式地上発射核ミサイルとともに海上・潜水艦発射核弾頭を開発する可能性が高いという見方を示した。現在日本の宇宙ロケット「イプシロン」は10個の核弾頭を搭載できる米国のMXロケット(2005年解体)と似ている。また、日本は1.2メガトン(mt)威力の米国のW-47と似た核弾頭を開発できるとみている。
中央日報日本語版 2016年10月10日(月)9時35分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161010-00000005-cnippou-kr
固形燃料のイプシロン・ロケット
ソースがソースだけにどこまで信憑性があるか疑問である。同様の発言は有ったのであろうがニアンスが大きくかけ離れている可能性も高い。先のバイデン米副大統領の「日本は1日で核ミサイルを作る事ができる」との発言に被せた記事ではないのか?
基本米国は日本に核武装させたくない。日本に米軍が駐留する理由が無くなる。横須賀が使えなければハワイまで米海軍は後退しなければ、ならくなる。そのため戦時中戦後を睨みわざわざ大日本帝国海軍の横須賀海軍基地を避けて空襲している。アフリカの喜望峰からインド洋、西太平洋で艦船の詳細なメンテナンスができるドッグを有しているのは横須賀だけである。
日本から米軍が撤退すれば米国の国際戦略の基本が崩壊する。トランプが「無知」と評されるのはこのような事が理解できていないからである。しかしこれはオバマ大統領も最初の選挙期間中はそうであった。
日本人が想像する以上に在日米軍基地は現在の米国の国家戦略の中心に食い込んでいるのである。ここが韓国とは大きく異なる点の一つである。
また在日米軍の大きな存在理由の一つに、「日本を独り立ちさせたくない」と言うこともある。太平洋戦争の損失が米国でも如何に大きかったか、如何に米国首脳部を追い詰めたか、映画「硫黄島からの手紙」によく描かれている。戦時国債の募集に米国内もどれだけ苦労したか?硫黄島での犠牲が米軍内だけでなく如何に米国内で無視できないものだったか。
在日米軍を置くことで日本の必要以上の軍事化を防止するかGHQの最重要問題の一つであった。逆に日本は軍事予算のお金を経済復興に回すことができた。これは吉田茂首相と白州次郎氏の御蔭である。どんなすばらしい腹案も交渉する人間により成否が決まる。BtoBの営業経験者ならよく理解できる事である。
マッカーサー元帥を怒鳴りつけたことで有名な故白州次郎氏、吉田首相の懐刀
日本国民の中に核武装論者も増えてきている昨今、中央日報が先走り日本国内の左翼に反核運動を盛り上げるための記事ではないのか?そんなに日本をかき回したいようだ、南北朝鮮どちらの影響が大きいのかな中央日報は。