就職が決まり、仕事を始め、1か月が経ちました。
とても緊張しながらの毎日。
戸惑いながらの毎日。
ご本人の作業の流れが少し整うまで、「ブログの記事」については話題にしませんでした。
どんなことにも一生懸命取り組むメンバー。
そのひたむきな努力と休まず継続する力、私たちは皆知っています。
紙風船通所当初は、「毎日通うことができるだろうか?」とものすごく心配していらっしゃいました。
午後まで活動をすることが初めてで、疲労困憊していた時期もありました。
想い出を語ろうとすると…きっと何時間もかかってしまうかもしれません。
それをするにはまだ早いですね。
今は、目の前のことに一生懸命に取り組みましょう。あ、これは言わなくてもするでしょうから…「休む時は休む」を大切に。
就職しても、ひとりではありません。
これは皆さんに言えること。
紙風船で私たちスタッフと出会い、仲間と出会った方はどなたであってもひとりではありません。
それを忘れないでくださいね。
皆に挨拶できずに勤務開始となっていたため、就職後数日経ってから皆への挨拶でした。
その日のホワイトボード当番の方が、こんな風に記してくれました。
「ご挨拶」の言葉の後のニコニコマークが良いですね。(※名前が記載されている箇所は消しています)
「自分の資格を生かした仕事をするのか、それとも自分の得手不得手を考慮した上での(=特性を生かした)仕事をするのか」
この言葉は、入所当初からメンバーが思い悩みながら語っていたことです。
今回、挨拶の時にも他メンバーから資格を活かした仕事についての質問が出ました。
きっと色んな思いを抱えている事と思いますが、様々な訓練を経たメンバーは、しっかりとした口調で答えていました。
実に凛々しく清々しい言葉でした。
その数日後に、紙風船通所中に実習でお世話になった皆さんに挨拶まわりをしました。
皆さんに喜ばれ、緑ヶ丘展望台では「がんばらないように。ほどほどにやるといいよ。肩の力抜いてな。」と声をかけていただきました。
(挨拶まわりのひとコマ)
気持ちが落ち着くまでには時間がかかることと思います。
でもとにかくひとりではありません。
周囲には、見守っている、応援している、いざと言う時に助けてくれる、一緒になって喜びも悲しみもわかろうとしてくれる、そんな人たちがいます。
それを、ぜひ忘れずに。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
いずみまさこ