知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

職員のメンタル面について思うこと。

2008年11月26日 | Weblog
今年度は、新人職員がたくさん来られました。特にここ数ヶ月(夏以降)の間で数名の職員が、来年度の体制作りのこともあり、採用されました。


それぞれの方が、まだ職場にうまく入っていけずに、悩まれている時期でもあると思います。どの職場に行っても、必ず出会う壁でもありますね。

特に先輩方の職員さんが、何を考えているのか?また自分に対して、どう思っているのか?大変気になる部分でもあります。


まずは冷静に、自分の周りを見て、話(世間話でもいい)の出来る方を見つけることですね。随分気分が変わると思います。職場の中で孤立するのは、辛いことです。ましてや新人・・・・ 何をどうしていいのか分からないことが多く、それをアドバイスしてくれる先輩職員(管理職の場合もあります)に、話を聞いてもらうこともひとつの方法です。




男女に限らず、新人に対して厳しい方はいます。

うちの施設でもそれは同様です。しかし、すべてあまい言葉で優しくされるのも、今後職員として続けていくなら、一度考えてみる場面でもあります。


特に、私たち知的障害者施設は、利用者の安全や医療面、それぞれの個々に密接にかかわっていく仕事でもあります。安易な気持ちで仕事をしていると、重大な過失もないともいえません。
その意味で、最初から辛く厳しく対応される先輩も、確かに存在すると思います。それは、決して新人をいじめるためではなく、精神面を鍛える意味もあると思います。



かと言って、人はメンタル面の維持が大切です。


それぞれ、古い職員であろうと、新人であろうと、常に悩みはかかえています。中には、薬に頼る方もいます(私の施設でも、おられるようです)。
施設での仕事の悩み、職員間の人間関係の悩み、利用者との関係のいきづまり、管理職とのいざこざ、または私生活での悩み・・・様々ですね。



では、今 自分自身が、その施設(職場)で何をしたいのか?を自分に問いかけてみることも必要です。
福祉にかかわるために就職したのか?知的障害者に興味があったのか?とりあえず生活のために就職したのか?いろいろあると思います。

また、実際に自分自身に合わない職場も存在すると思います。


もう一度、自分の原点(ここに就職した意味)を考えてみることも、大切ですね。




職員のメンタル面のフォローは難しいものです。

悩みがあれば、素直に相談されれば、その場に合った適切なアドバイスも出来るかもしれません。ひとり悩んでいると、それも分かりません。
また、この頃ちょっと元気がないなあ・・・とか、なんか思うことがあるのかなあ・・?とか、感じることもあります。これは、そう 利用者を観察していて、普段との違いに気づくことと一緒です。

周りの職員・・・管理職ならなおさら、そういう部分は大切にしたいですね。


若い頃は、悩みも多いと思います。特に対人関係の悩みが一番多いでしょう。男女間の悩みもあると思います。

乗り越えられたときは、ひとつ自分自身が成長した結果です。



施設は、特に職員の連携が重要な職場です。対人間の仕事をしているからです。

頑張っている人がいれば、それを見本に一緒に頑張るのも、いい方向性です。もし、相手の足を引っ張るような職場だと、利用者にもよい支援がなされていない職場と思います。

前回、投稿させてもらった「言葉がけ」にも、その意味合いが含まれていると思います。



今、一度 落ち着いて自分を見つめ返して下さい。
コメント (3)
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