知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

80歳の方のお祝い会をしました。その2

2011年09月15日 | Weblog
実際、世間でも80歳まで長生きすることは大変なことです。まして、健康を維持しておられるのは、非常にすごいことだなあ・・・と感じます。


この方は、施設開設以来、ずっとおられますが、同期の方(近い年齢の方)は、ほとんど亡くなられました。そういう意味でも長生きだなあ・・と思います。



毎日、少し離れた棟から、わざわざ職員に何かを伝えに、支援員室まで来られます(距離にして150m以上、支援員室は2Fです)。



まあ、伝えに来られる内容は、「誰々さんにたたかれた・・」とか、「(自分の持ち物の)○○が壊れた・・」とかがほとんどです。無理に自分のもの(例えばラジカセとか)を壊して来られることもあります。それだけ、職員にアピールしたり、かかわりを求められるのでしょうか?

職員の間では、彼が支援員室に来なくなったら、いよいよかも・・・なんて言う人もいます。





今のところは、全くそういう心配はありません。ぜひ85歳、90歳と長生きして、また新たなお祝い会をもちたいですね。




ちなみに、プレゼントと花束以外で、何を残そうということになり、写真屋さんへ行って、フォトフレームを作ろうということになりました。



まだまだ、若い方も多くおられますが、年齢の高い方が、お祝い会を通じて、自分もあんな風にお祝いしてもらおう・・と考えていただければ嬉しいですね。



さすがに、この日ばかりは、いつもならばさっさと食べて食堂を出ていく方も、残ってしっかり拍手していましたね。



調べると、80歳のお祝いは「傘寿(さんじゅ)」というそうです。実際は数え年だそうですが・・・
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80歳の方のお祝い会をしました。

2011年09月15日 | Weblog
昨日、お昼ご飯の前に、食堂で利用者の中で80歳になられた方がいたので、皆なでそれを「お祝い」しました。


基本的に、施設では特に歩行が出来ない状態や、内科的に常に病院の世話が必要な方以外は、(特に元気に暮らしておられるなら)年齢に関係なく、施設で継続して生活されています。


もちろん、過去にはそういった様々な理由から、老人ホーム等へ移行された方も多くおられます。


今回の「お祝い」をした方は、今年で80歳を迎えられ、これはぜひ「お祝い」をしようということになり、今回の「会」がもたれました。



といっても、盛大なものではなく、お昼ご飯に本人の好きな料理を付けるとか、お赤飯にするとか、また本人の今欲しいものをプレゼントし、同時に花束(長持ちするように、籠に入れて)を渡し、最後にお祝いの言葉を施設長からいただきました。皆なで拍手も・・・。


ただ、本人は「なんのことやら・・・」といった感じで、一応プレゼントや花束をもらい、「ありがとう!」と答えていました。


全体的に年齢の高い方はたくさんおられ、次に80歳になる方も2名ほど・・・、また次の方も・・・と、結構「お祝い会」も続けていけそうです。(いいことなのかな?)



元気に、楽しく過ごせる施設を考えれば、いいのかもしれませんが、入所支援施設に入りたい方が多くなれば、待っていただくことに・・・。



これも、難しい問題ですね。
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