知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

経営者の考え方には同調できない。

2022年01月17日 | Weblog
私の勤務する就労継続支援A型事業所ですが、この法人の持つグループは、多くの事業所を経営しています。

A型、B型、就労移行、放課後デイ、相談支援等々・・・


経営者はやり手なんだと思いますが、現場で働いている人間にとっては、現場の意見を聞いてもらえないことや、現場の状況を知られていないことに、多少苛立ちを感じます。

特に、私の勤務する事業所の所長は、自分が何もせず、ただ経営者に媚を売っているだけの、口だけ男なので(前回も散々書きましたが)、当然現場のことなど、伝えてくれません。


私は、以前代表者会議(各施設長、各サビ管、今後の施設長候補者等が集まっています)で、オーナーに直接意見しましたが、それは
「経営者としては、先を見越していろいろ立ち上げたり、新たな事業所構想を考えられるのは結構ですが、現場である”足元”を固めることが、同時に必要と思います。それを忘れないように・・・」
と・・・。

もちろん、A型を含め、経営者は利益を上げなければ評価をしてくれません。

しかし、今の事業所は半分「福祉」的要素も含めた、就労継続支援であるわけです。


各施設長によって、どの部分に重点を置くか?が重要です。

利用者主体なのか、経営(利益)主体なのか、評判だけが大事なのか、自身の身が大事なのか(うちの施設長です)、ここが大切です。


私が、勤務してまだ4か月・・・。ようやく足元が落ち着いたかな?と感じ始めた時期ですが、まだまだです。

そうこうしていると、なんか急に誰それ(職員)は新しい事業所に向けて研修を・・・とか、誰誰(職員)はこの仕事に集中して・・・とか、現場が大事なのに、いろいろ営業もするように・・・とか、全く利用者を大事にしていません。

自分が評価されるように、力もついていない利用者を、一般就労に勧めたり・・・


なんか、A型事業所って、こんなだったかな?と思い返すと、あくまでも一般就労が出来ないために・・・という、名目があり、そんな簡単に一般就労が出来るなら、事業所には来ない・・・と思います。

そのくせ、A型なのに、身体が悪ければ来なくていい(休んでもいい)、とかあくまでも契約上の業務なのに、週5日の勤務を推奨せず、そのくせ、職員には数字ばかり(経営向上)言います。矛盾しています。


私は、見学者や面接者に、施設長と一緒に面談しますが、いつも施設長は「綺麗ごと」を言っていますね。それに騙されて、契約に来る方が多いのです。


この事業所は、今まで職員が定着せずに、何人もが辞めていきました。

私も当初来たときは、なぜかな?と思っていましたが、どうやらようやくその事情が分かってきました。


大元の経営者(オーナー)の考えは、あくまでも経営(利益)で、それは理解できますが、この福祉業界でそこに重点を置くことに、違和感があります。

福祉業界で、利益を上げながら、本来の業務をこなすこと・・・これがなぜ、出来ない状況なのか?


だんだん分かってきました。


私も長くないのかも・・・。



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