評価:★★
ストーリー(Yahoo!映画より)
古びた研究室の片隅で、背中に数字の9が描かれた奇妙な人形が目を覚ます。人形が外に
出てみると街は廃虚と化しており、ぼう然とする彼の前に2の背番号を持つ人形が現れ、
自分たちは仲間だと語り掛ける。しかし、突如現れた巨大な機械獣が2を連れ去ってしまい、
ほかの番号を持つ人形たちと出会った9は2を救出しようとするが……。
「9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~」を見た。
シェーン・アッカー監督、ティム・バートン、ティムール・ベクマンベトフプロデュースの、
CGアニメのダークファンタジー。
ターミネーターで、人間が機械に負けた世界みたいだった。
映像が怖くて、見終おわってからもしばらく変な動悸がしてた…。
これくらいでビビってるようでは、ホラーを劇場で見たら大変だ。見ないけど。
ストーリーを展開させるためには仕方ないんだけど、9が軽率なことばかりするし、それでいて
他の人形の弱腰を責めるし、綺麗事ばかり言うし、終始いらついてしまった。
マシンに捕まった人形を助けようとするのはいいんだけど、出会ったばかりでなぜそんなに
仲間意識が強いのか分からないし、助けると言っても何かプランがあるわけでもないくせに、
無謀な行動に他の人形を巻き込んで、迷惑この上なし。
いらつかないのは7くらいだったな~。
博士が自分の魂を9体の人形に分けたというようなことを言ってたから、9体の魂が全部マシンに
取り込まれて、マシンに人間の心が生まれるとか、どーのこーので解決するのかな、と思ったら、
そうじゃなかった。
残った彼らは、あの後どうなるんでしょ。
映像の怖さと人形へのいらつき、終わり方にカタルシスも感じられず、ストレスの多い映画だった。
機械との戦いで人間が滅びた後という世界観と、映像を楽しむ映画だと思う。
人形の造形は魅力的で、アクションは迫力があり、映像はとても良い。