good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「BOY A」

2014-07-19 19:05:39 | 映画
評価:★★☆

ストーリー(Yahoo!映画より)
生まれてきてから24年、そのほとんどを社会から離されて過ごした青年ジャック(アンドリュー・ガーフィールド)。ケースワーカーの
中年男性テリー(ピーター・ミュラン)の指導のもとで新しい人生を歩み始めた彼は、運送会社で働くことに。やがてジャックは職場で
知り合った女性ミシェル(ケイティ・リオンズ)と親密になるが……。

ジョン・クローリー監督
アンドリュー・ガーフィールド主演

「BOY A」を見た。
ツタヤディスカスで借りたまま、見ようとしては寝落ちを繰り返し、そのうち見るのをやめ、5月に借りたまま放置…。
ツタヤディスカスは返却しないと次のが借りられないので、6月、7月はお金を無駄にした(。-_-。)

さて、内容について。
見る前は、見終わったら何とも言えない鬱々とした気持ちになるのかと予想したけど、そうでもなかった。
殺人の共犯事件を起こした少年が、10年?少年院?にいて、出所して、新しい名前と新しい身分を
得て暮らしていく話。

主人公は、殺人事件を起こすような凶悪な雰囲気はなく、優しくて、素直で、10年のギャップで知らないことも
多く、そのせいもあって純粋でおどおどした態度を見せる。
アンドリュー・カーフィールドのふわふわした演技は良かった。

擬似父子のような保護司との信頼関係、職場で出来た友達、恋人、順調な生活。
でも保護司の引きこもりの息子が、父親と主人公との関係に嫉妬して、情報を漏らして、世間にバレてしまう。
それまでは、ふわふわした美しい世界に胸が痛むなぁと思っていたけど、バレた後の主人公の反応を見ていて、
この人は自分の過去を自分のこととして受け止めて来なかった、結局何も反省していない、何も分かってない、
何も更生していない、という気分になったよ。
それまでにも、恋人に本当のことを話したいと言ってみたり、事の重大さが分かってない様子だったよね。
自分の罪が分かっていないし、世間の残酷さも分かってないし、視野も狭い…。

こういう感想はこの作品の意図するところではないのかもしれない^_^;
殺人事件も何でそうなる?って感じで、そこもイライラした。

共犯のフィリップが死んだのは、何?どこで殺されたの?少年院で?

最後に主人公も自殺してしまうようだったけど、はぁ?という気分に…←ひどい。
私は殺人者は死ね!と単純には考えてないし、犯罪者にも更生の機会はなければならないと思うし、司法ではなく社会が
私刑のように犯罪者を裁くのは苦々しく感じているけど、他方で刑を受けたからといって過去が消えるものでも
ないと思ってる。
この主人公は自分のやったことについてどう考えていたのかな、もう罪を償って新しい人生を送って当然、という気分だったのかな。
その辺は、それまでの少年院?での矯正教育や保護司の関わり方の失敗であって、主人公だけの問題でもないんだろうけど~。
コメント
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