good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「ダンケルク」9回目

2017-09-21 23:48:15 | クリストファー・ノーラン監督
「ダンケルク」通常スクリーンで見た。9回目。

普通、3回目くらいで音楽が良く耳に入ってくるものだけど、「ダンケルク」はだいぶ遅かった
しばらくは効果音みたいにしか聞こえなかったけど、今は音楽がちゃんと聞こえる

やっぱりトミーたちが海辺に戻って来たときの、荒涼とした薄い青の景色が好きだな。
冷え冷えとして、諦観に満ちた感じ。

並んでいた周りの兵士が爆撃で死んでも、リアクションなくまた元のように並ぶ、
海に入る兵士を止めるでもなく、ただ眺める。
戦争というのは人の命の重みが極めて軽くなってしまう場面なんだね。

コリンズ不時着を見て、ピーターから死んでる、と言われても、きっと生きてる、と怒鳴り返す
ドーソンさんと、そんな父を見て複雑な顔をするピーター、2人の心情は良く分かるから、
あそこはつらい。
そして、長男や兄を失っている2人が、コリンズを救えたことで、少しだけ自分たちも
救われた気持ちになったんじゃないかと思うので、じんわり来る。
コリンズとピーターが並ぶと2人とも金髪で、ちょっと兄弟っぽいのもね〜グッと来るよね〜。

コリンズがピーターに正しい処置だとか言う(台詞うろ覚え)ときと、カモン、ファリア、
カモンのときとでだいぶ感じが違う。
コリンズ役のジャック・ロウデンは身長が185cmらしいけど、そんな背が高いように
見えなかった、というか、身長を実感するようなシーンがなかったかな。

ファリアのclearとかno,noとか、コリンズのoilとかの発音がいいね。
ピーターの、海に人がいる!というときのwaterも。アメリカ英語とイギリス英語のtの
違いを実感(笑)。
イギリス人はほんとにbloodyを誇張や罵りで良く使うんだ。ほんとに、と言っても、
フィクションだけど。
イギリス英語はシャキシャキして聞き取りやすいのかと思いきや、私のヒアリング能力が
足りず、「ダンケルク」はだいぶ何を言ってるのか分からない。
9回も見ても分からない(笑)。普通、もう少し分かるんだけど
ソフトで英語字幕を出して見たーい。
コメント
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