good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「僕のワンダフル・ライフ」(吹替版)

2017-09-29 23:35:16 | 映画
評価:★★

ラッセ・ハレストレム監督
デニス・クエイド他出演

「僕のワンダフル・ライフ」吹替版を見た。
ストレスフルな映画だった!
以下まったく褒めていないので、この作品が好きな人、貶されると不愉快になる人は
読まないように!

まず犬のナレーション?の吹替がイラつく。すごく馬鹿っぽく聞こえる。
馬鹿というか、躾けられてなくて、悪いのは飼い主なんだけど、躾けられてない犬を
見るのって、
すごくイライラする。

そして何よりイラつくのが、犬が、1人の人間を幸せにするために何度も生まれ変わると
いう設定自体。
何で犬が1人の人間のためにそんなことをさせられるのか、何かの呪いか…という気持ちに
なってしまった。
人間の思い上がりじゃない???
自由な犬生を送らせてやれよ、と思う。

子ども時代と高校生・大学生時代のイーサン役の顔が苦手。
高校生時代のイーサン、完全な脳筋でイライラ。
フットボールで大学進学するようなスポーツ一筋の子が怪我して進学できなくなったら、
自暴自棄になるのも無理はないにしても、完全に身勝手な理由で彼女と別れてイライラ。
最終的に、犬のおかげで、年老いてから、イーサンがその彼女とヨリを戻すという展開も
ご都合主義すぎてイライラ。
イーサンの方はずっと1人で、彼女の方は結婚して子どももいて、夫と死別していたそうだけど、
だからってあんな別れ方をした男とヨリを戻すかよ、男に都合良すぎだろ、心底キモいな、と
思ってしまった。

あと悪い意味でのアメリカンな感じで、「独身は寂しい、かわいそう」という価値観炸裂。
この映画、徹底して犬を人間社会の価値観や思考で動かしてるのが不愉快なのよね。

犬が演技をしているのを見るのが、思った以上に苦痛だった。
こういう映画を観に行っておいてナンですが。

犬を飼っている人、かつて飼っていた犬が死んでしまった人が見ると感動するものなのか。
私も犬が死ぬシーンは悲しかったけど、それは犬に限らず、生き物すべてが死ぬシーンで同じ、
条件反射的な悲しみで、それ以上の泣き要素は私にはなかった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする