今日はコチラをご紹介!
みんな大好きアグレッサーの新刊が先月末に発売。
「大河ロマン」的な中にあって、16巻は「2時間スペシャル」的な印象。
チェイスの過去のしがらみ的キャラが大分お亡くなりになってしまったので、大河的な物語を小休止し「映画的なエンタメ」展開しているように感じます。
物語の大きな流れにも緩急が必要でしょうから、こういう展開にするのは「巧い」ですよね。
内容も盛りだくさん!
「主役機レッドライダーに主役以外が搭乗し大活躍」「主役はMSでもボールでもなく生身で大活躍」「定評ある艦隊戦も見応え充分」と、常に新しいもの挑戦しながら安定のクォリティーで楽しませて頂いています。
「ジム VS ドム」では宇宙空間なのに市街戦(!)と、今までに無かった戦いが展開!
しかも「決着」シーンは、時代劇好きの万乗先生の真骨頂!
チェイスではやらなそうな豪快な斬撃が目を奪います!
その後の艦隊戦の駆け引きも見事!
コチラも「とある有名なシーン」がオマージュに使われていて「ニヤリ」とします。
【コミック内で探して欲しいシーン】
万乗先生のメカニック描写は独特で、MSもルナチタニウムや超硬スチールやチタン系の合金じゃなく「ガン鉄のニオイ」がしそうな描写で重々しいです。プラモなら「禿げチョロ」や「ウェザリング」が似合いそう。
だから「人の死」の描写が、たとえモブキャラでも重く感じます。
そして、これら見応えあるMS戦や艦隊戦に「メインキャラ」がほぼ「いない」んですよ。
実はメインキャラはハリウッド映画さながらに、生身の銃撃戦!
チェイスの銃の構え方は、とある海外ドラマ主演をモデルにしてるそうですが、カッコイイですよね。
キャラ付けも「菩薩の心を持った正義の主人公」ではなく「生身の人間」として描かれてるので、カッコイイのに共感できる絶妙なバランスをとってます。
私的には「アニメ化して欲しいガンダム」第一位な本作。
主役機MSも遂にプラモデル化し、二次募集中!
(ゾゴックカスタムもキット化して欲しいなあ)
皆さんも乗り遅れないよう、是非ご覧頂ければと思います。