毎月末はガンダム系コミックの発売ラッシュです。
今回はKADOKAWA「ガンダムエース」系のコミックをご紹介。
まずは月刊誌から。
表紙は同月発売の『機動戦士ガンダム ウェアヴォルフ』。
巻頭では、2月26日時点の興行収入が34.8億円と驚異的なヒットとなっている『劇場版 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を大特集。
連載陣もSEED系が上位を占めます。
宇宙世紀系も多数あり、先月休載だった「機動戦士ガンダムF91 プリクエル」も今号で復活。
ファーストガンダムのキッカが主人公の「機動戦士ガンダム ピューリッツァー ―アムロ・レイは極光の彼方に―」では「G〇NDAM ▽〇△□◇⊿」の「 ▽〇△□◇⊿../〇 MSZ-0▽□ ▽-G〇NDAM」エピソードが語られています。間接的ですが、同作「初コミカライズ」じゃないでしょうか。
詳しくご覧になりたい方は是非本誌をお手にとって頂ければと思います。
ガンダム系の新商品紹介ページは、FREEDOM特集を優先したためか巻頭から奥へ移動。情報量やカラーページの扱いは変わらず。
「0083 PLAY BACK」では、あの兵器を装備した「0083 Riberion」のオリジナルMSを解説。
盛りだくさんの内容になっています。
今月は単行本も多数発売。
その中からピックアップしてご紹介。
月刊誌で表紙も飾った本作が初単行本化。
本作は人狼の名から想像できますが、コンセプトは「ガンダム×人狼ゲーム」。
グリプス戦役終盤のティターンズが舞台と、A.O.Z感満載の混沌とした時代・勢力をチョイス。
登場MSも渋めの機体が目白押し。「ティターンズ特務部隊へカーテ」配備MSもマラサイ他、ペイルライダーDⅡとか、マニアックながらガンプラ商品化もされておりコミックを読んだらガンプラも欲しくなります。
「ペイルライダーDⅡ」の再版も希望しますが、「ガンダム ウェアヴォルフ」もHGで「ガンダムMK-Ⅳ」とコンパチで新商品として商品開発して欲しいですね。
本編は「人狼ゲーム」なので、ガンダムでは珍しい「犯人捜し」のミステリー調の物語です。
月刊誌では「回答編」っぽいクライマックスを迎えており、その復習の意味でも単行本発売は良いタイミングです。
といっても、月刊誌の回答編の「犯人」は、1巻を読み直して判りますが「真犯人」ではない可能性もあります。単行本と月刊誌を両方購入して検証するのも楽しみ方のひとつです。
単行本は3月に2巻も連続発売予定ですので、1巻の続きもあまり待たずに読める点も嬉しいところです。
お次はコチラ。
【特装版 機動戦士Zガンダム Define シャア・アズナブル グリプス戦役(20)】
20巻記念なのか特装版と同時発売。特装版には各単行本の表紙画稿他、単行本未収録のカラーイラストを収録。
個人的には、滝川虚至氏の本作MSデザイン集も付録を企画してくれたら嬉しいな。
本作はZガンダムを判りやすく説得力ある形で「Define」しているので、グリプス戦役の時系列やキャラクターの性格、顛末まで大幅に改編してます。元の「Zガンダム」とどう違うか比べながら読むのも楽しいかもしれません。
北爪宏幸氏はシャアの変化を逆算して「機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像」から描かれているので、このまま氏がキャラデザした「ZZ」や「逆シャア」まで連続して続けて欲しいですね。
【機動戦士ガンダムNT(12)】
ゾルダン様の回想編から現在に時間軸を戻し、いよいよクライマックス!
劇場版にはない本作オリジナルキャラクターがどういう顛末を迎えるのか、目が離せません。
本編部分も劇場版より丁寧に描かれていて、よりナラティヴを楽しみたい人にはマストな単行本です。
今回は「ガンダムエース」系の最新コミック等をご紹介しましたが、小学館系のあのガンダム作品達は次回ご紹介!