先日発売された「機動戦士ガンダム サンダーボルト」でザニーが大活躍してました。
【機動戦士ガンダム サンダーボルト 18巻】
私が再度ガンダムに嵌まる事の原因になった『機動戦士ガンダム カードビルダー0079/0083』には登場しないので、あまり興味なかったんですが、調べてみました。
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【ザニー】
※以下、Wikipediaより転載
ザニー (ZANNY) は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。
有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」 (MS) の一つ。
初出は、ピピンアットマーク用ゲーム『GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079』。
[機体解説]
地球連邦軍により試作された最初期のMSである。
この機体の誕生には2つの説がある。
①自前のMSを開発できなかった時期の連邦軍が、鹵獲したザクを改装し、造り上げたもの。
そのため、機体各部にザクとの共通点が見られる。
②V作戦におけるRXタイプとは別の経路で開発が計画され、極秘裏に月のグラナダにあったジオニック社からMSのパーツを入手し、完成させたもの。
そのため、動力パイプ等にザクとの共通点が見られる。
どちらの説にせよ、豊富な予算を使い開発されたRXタイプと違って予算不足や連邦軍のMSに関する技術不足もあり、中途半端な設計となってしまっている。
操作性が悪いうえに故障率も高く試験中に大破し、演習中に作動不良を発生させた機体もあったとされる。
しかしながら、連邦のMSはこのザニーがあったからこそ生まれたとも言える
(ザニーの設計技術はジムに応用されたという設定がある)。
武装は、頭部に60mmバルカン砲2門、携行武装として120mm低反動キャノン砲を有する。
120mm低反動キャノン砲は、ボールかガンタンクのものの改修版である(むしろザニーと共に開発された砲がボールやガンタンクに使われた)。
なお、対MS戦闘はあまり考慮されておらず白兵戦装備はない。
また、ザクがベースとなっているため出力の問題からビーム兵器の使用もできない。
機体自体はザクと同程度の性能を有していたと言われるが、上記の理由により正式採用はされなかった。
だが、初期の連邦軍のMSパイロットの育成には役立っている。
【『機動戦士ガンダム サンダーボルト』におけるザニー】
漫画・アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』では、地球連邦軍の軍閥である「南洋同盟」によって運用されている(型式番号:RRf-06)。
一年戦争の終結直後に掃海艇に搭載され、ボール(作業用)とともに宇宙で戦闘の犠牲者や破棄された機体の回収を担当する。
また、地上では戦力として多数配備されている。なお、アニメ版では以下の通り名称や設定などが変更されている。
【ダーレ(DAHLE)】
アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場(型式番号:SRf-06)。
経済力や軍事技術に乏しい南洋同盟が、大量に回収した破棄MSのパーツをつぎはぎする形で開発した汎用MS。
武装はグレネード・ランチャー付きマシンガンやザク・バズーカ、近接戦闘用にビーム・サーベルやヒート・ホークを携行する。
シールドは連邦軍の標準モデル(ジムと同型)を装備。性能は決して高くなく、パイロットの練度も低いが、死をもいとわない僧侶の搭乗により、時には歴戦のパイロットを圧倒することもある。
塗装は、トリントン基地のジム改などと同様のデザート・ピンクとダーク・ブルーを基調とする。
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『サンダーボルト』アニメ版では「ダーレ」って名前に変わってるんですよね。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』世界に落とし込むなら、どうなるでしょう?
ザニーが『地球連邦軍により試作された最初期のMSである。』
のであれば、『ガンキャノン最初期型』より先に開発されていた事になります。
ここで、以前作っていた『ORIGINとファーストの世界を調整させる』目的で作っていた年表をみてみます。
U.C.0078初頭には『ガンキャノン最初期型』が開発されています。
そして、その時期にはまだザクⅡのプロトタイプ『YMS-06』すら、開発されていません。
ザニーが
『①自前のMSを開発できなかった時期の連邦軍が、鹵獲したザクを改装し、造り上げたもの。
そのため、機体各部にザクとの共通点が見られる。』
『②V作戦におけるRXタイプとは別の経路で開発が計画され、極秘裏に月のグラナダにあったジオニック社からMSのパーツを入手し、完成させたもの。』
①である場合、開発経緯としても、『ザクⅡ』開発後のモビルスーツとなります。
仮に②としても、コクピット部装甲にザクⅡの意匠が反映されている為、『ザニー』は『ザクⅡ』開発後のモビルスーツとなります。
意匠でいうと、『サニー』の『マニピュレーター』は『ガンキャノン最初期型』と酷似します。
導き出される『解』は以下の流れでしょう。
①連邦側は、『ザクⅡのコクピット部・装甲と酷似したジオン側モビルスーツ』のパーツ入手に
成功。
(開戦前なので『鹵獲説』は却下しました。『ギレンの野望』ファンの方、すみません。)
②①を元にザニーの開発
③ザニーと『ガンタンク初期型』を元に『ガンキャノン最初期型』を開発。
ザニーは正式採用されず、教導隊で運用される。
問題は『コクピット部・装甲にザクⅡと同じ意匠を持つジオン側モビルスーツ』が、ザクⅡ開発以前にあるか、という問題。
その点で『ザクⅠ』『ブグ』は『ザクⅡ以前に開発されたモビルスーツ』ですが、『コクピット部・装甲』は『ザクⅡ』とは、明らかに違う形状です。
となると、『ヴァッフ』でしょうか。
【ヴァッフ】
確かに、酷似してます。
ここで年表を、もう一度みてみます。
U.C.0077にテム・レイはブグ「MS-04」の運用映像を確認しています。
この時、ジオン側モビルスーツ開発に驚異を感じたテムは、ジオンのモビルスーツ・サンプルを入手しようと工作し、以下①②のいずれかに成功したんじゃないでしょうか。
①極秘裏に月のグラナダにあったジオニック社から『YMS-03ヴァッフ』のパーツを入手。
②『ヴァッフ』のコクピット部・装甲を元に『ザクⅡ』になる予定の開発中モビルスーツのパーツを入手。
そしで『入手したパーツ』から『ザニー』を開発、二足歩行兵器『ザニー』と『ガンタンク初期型』で培った武装データを元に『ガンキャノン最初期型』を完成させた・・・とすれば、辻褄が合います。
②だと『ザクⅡ』のパーツ入手とも言えなくないので、そもそもの設定にも近いです。
また、連邦側の二足歩行兵器の始祖が『ザニー』となるので、『ザニーのデータがジムに応用された』としても、自然です。
何にしても、連邦側の二足歩行兵器の始祖『ザニー』が大活躍する『機動戦士ガンダム サンダーボルト』は痛快ですね。
【機動戦士ガンダム サンダーボルト 18巻】
私が再度ガンダムに嵌まる事の原因になった『機動戦士ガンダム カードビルダー0079/0083』には登場しないので、あまり興味なかったんですが、調べてみました。
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【ザニー】
※以下、Wikipediaより転載
ザニー (ZANNY) は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。
有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」 (MS) の一つ。
初出は、ピピンアットマーク用ゲーム『GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079』。
[機体解説]
地球連邦軍により試作された最初期のMSである。
この機体の誕生には2つの説がある。
①自前のMSを開発できなかった時期の連邦軍が、鹵獲したザクを改装し、造り上げたもの。
そのため、機体各部にザクとの共通点が見られる。
②V作戦におけるRXタイプとは別の経路で開発が計画され、極秘裏に月のグラナダにあったジオニック社からMSのパーツを入手し、完成させたもの。
そのため、動力パイプ等にザクとの共通点が見られる。
どちらの説にせよ、豊富な予算を使い開発されたRXタイプと違って予算不足や連邦軍のMSに関する技術不足もあり、中途半端な設計となってしまっている。
操作性が悪いうえに故障率も高く試験中に大破し、演習中に作動不良を発生させた機体もあったとされる。
しかしながら、連邦のMSはこのザニーがあったからこそ生まれたとも言える
(ザニーの設計技術はジムに応用されたという設定がある)。
武装は、頭部に60mmバルカン砲2門、携行武装として120mm低反動キャノン砲を有する。
120mm低反動キャノン砲は、ボールかガンタンクのものの改修版である(むしろザニーと共に開発された砲がボールやガンタンクに使われた)。
なお、対MS戦闘はあまり考慮されておらず白兵戦装備はない。
また、ザクがベースとなっているため出力の問題からビーム兵器の使用もできない。
機体自体はザクと同程度の性能を有していたと言われるが、上記の理由により正式採用はされなかった。
だが、初期の連邦軍のMSパイロットの育成には役立っている。
【『機動戦士ガンダム サンダーボルト』におけるザニー】
漫画・アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』では、地球連邦軍の軍閥である「南洋同盟」によって運用されている(型式番号:RRf-06)。
一年戦争の終結直後に掃海艇に搭載され、ボール(作業用)とともに宇宙で戦闘の犠牲者や破棄された機体の回収を担当する。
また、地上では戦力として多数配備されている。なお、アニメ版では以下の通り名称や設定などが変更されている。
【ダーレ(DAHLE)】
アニメ『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場(型式番号:SRf-06)。
経済力や軍事技術に乏しい南洋同盟が、大量に回収した破棄MSのパーツをつぎはぎする形で開発した汎用MS。
武装はグレネード・ランチャー付きマシンガンやザク・バズーカ、近接戦闘用にビーム・サーベルやヒート・ホークを携行する。
シールドは連邦軍の標準モデル(ジムと同型)を装備。性能は決して高くなく、パイロットの練度も低いが、死をもいとわない僧侶の搭乗により、時には歴戦のパイロットを圧倒することもある。
塗装は、トリントン基地のジム改などと同様のデザート・ピンクとダーク・ブルーを基調とする。
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『サンダーボルト』アニメ版では「ダーレ」って名前に変わってるんですよね。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』世界に落とし込むなら、どうなるでしょう?
ザニーが『地球連邦軍により試作された最初期のMSである。』
のであれば、『ガンキャノン最初期型』より先に開発されていた事になります。
ここで、以前作っていた『ORIGINとファーストの世界を調整させる』目的で作っていた年表をみてみます。
U.C.0078初頭には『ガンキャノン最初期型』が開発されています。
そして、その時期にはまだザクⅡのプロトタイプ『YMS-06』すら、開発されていません。
ザニーが
『①自前のMSを開発できなかった時期の連邦軍が、鹵獲したザクを改装し、造り上げたもの。
そのため、機体各部にザクとの共通点が見られる。』
『②V作戦におけるRXタイプとは別の経路で開発が計画され、極秘裏に月のグラナダにあったジオニック社からMSのパーツを入手し、完成させたもの。』
①である場合、開発経緯としても、『ザクⅡ』開発後のモビルスーツとなります。
仮に②としても、コクピット部装甲にザクⅡの意匠が反映されている為、『ザニー』は『ザクⅡ』開発後のモビルスーツとなります。
意匠でいうと、『サニー』の『マニピュレーター』は『ガンキャノン最初期型』と酷似します。
導き出される『解』は以下の流れでしょう。
①連邦側は、『ザクⅡのコクピット部・装甲と酷似したジオン側モビルスーツ』のパーツ入手に
成功。
(開戦前なので『鹵獲説』は却下しました。『ギレンの野望』ファンの方、すみません。)
②①を元にザニーの開発
③ザニーと『ガンタンク初期型』を元に『ガンキャノン最初期型』を開発。
ザニーは正式採用されず、教導隊で運用される。
問題は『コクピット部・装甲にザクⅡと同じ意匠を持つジオン側モビルスーツ』が、ザクⅡ開発以前にあるか、という問題。
その点で『ザクⅠ』『ブグ』は『ザクⅡ以前に開発されたモビルスーツ』ですが、『コクピット部・装甲』は『ザクⅡ』とは、明らかに違う形状です。
となると、『ヴァッフ』でしょうか。
【ヴァッフ】
確かに、酷似してます。
ここで年表を、もう一度みてみます。
U.C.0077にテム・レイはブグ「MS-04」の運用映像を確認しています。
この時、ジオン側モビルスーツ開発に驚異を感じたテムは、ジオンのモビルスーツ・サンプルを入手しようと工作し、以下①②のいずれかに成功したんじゃないでしょうか。
①極秘裏に月のグラナダにあったジオニック社から『YMS-03ヴァッフ』のパーツを入手。
②『ヴァッフ』のコクピット部・装甲を元に『ザクⅡ』になる予定の開発中モビルスーツのパーツを入手。
そしで『入手したパーツ』から『ザニー』を開発、二足歩行兵器『ザニー』と『ガンタンク初期型』で培った武装データを元に『ガンキャノン最初期型』を完成させた・・・とすれば、辻褄が合います。
②だと『ザクⅡ』のパーツ入手とも言えなくないので、そもそもの設定にも近いです。
また、連邦側の二足歩行兵器の始祖が『ザニー』となるので、『ザニーのデータがジムに応用された』としても、自然です。
何にしても、連邦側の二足歩行兵器の始祖『ザニー』が大活躍する『機動戦士ガンダム サンダーボルト』は痛快ですね。
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