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『ガンダム・・・フルアーマーだと?!』【トリスタン】

2021-10-09 00:00:00 | 機動戦士ガンダム
「魔」がさしました。

先日、家電量販店のおもちゃコーナーに人だかり。
その日はガンプラの再販納品日でした。
で、「奥様スーパーのタイムセール」よろしく、皆我先にガンプラへ手を伸ばしています。
で、その鬼気迫る雰囲気に当てられ買う予定の無かった『HG トリスタン』を買ってしまいました。


【HG トリスタン】


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【ガンダムAN-01"トリスタン"】 ※Wikipediaより転載

ガンダムNT-1の改修機。
名称の「トリスタン」は恋愛物語「トリスタンとイゾルデ」や騎士道物語「アーサー王伝説」に登場する人物を由来とする。

ガンダムNT-1は一年戦争末期にサイド6「リボー」での戦闘で中破し、修復のためにルナツーに送られていた。
だが、その最中に一年戦争は終結し、配備する予定だったホワイトベース隊も解散していたため、修復されないまま放置されていた。
4年後に、オーガスタ研究所に移され、そこでティターンズの調達したパーツで強化・修復された。

研究所では機体の高い反応速度を見込まれ強化人間の育成のために使用されていたが、グリプス戦役中に研究所が閉鎖されたため、サナリィへと管理が移管され宇宙へ移送される。
その途中でクァンタン・フェルモとヴァルター・フェルモが脱走の為に強奪し傭兵として活動していたが、途中でロナ家の手にパイロット共々渡り、ブッホ・ジャンク社の所属となる。
そこで様々な改修を受けて「トリスタン」と命名され、同社の私兵集団「バーナム」の所属となった。

宇宙世紀0096年にバーナムによってアクシズでの運用が確認されており、それに際してブッホとサナリィの間で秘密裏に協定を結び、機体の所有権はサナリィ側が有しバーナムに貸与するという形で運用された。
また、この際に様々な改修が行われており、次世代技術のテストベッドとしての役割も与えられている。

損傷の激しかった上半身はほぼ新造されており、頭部や胸部、バックパックなどはジャンクパーツ等によってほぼ新造されている。
本機の頭頂高は改修前と変わらず18.0mのため、20m級の機体が主流の宇宙世紀0096時では相対的に小型機となっている。

[登場作品と操縦者]
『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』
パイロットはクァンタン・フェルモ。
アクシズ内でザクIII改と戦闘をするも技量差や性能差で押され、撤退する。
その後はクレヴェナール(漫画版ではフェイルノート)と合体し再び戦闘を開始した。

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正直、『そのうち買って、作ってみようかな。』とは考えてましたが、それが「今」になるとは。

『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』は、コミック版を全巻読了してますが、映像版は未視聴。


【コミック版『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』】

で、作るからにはと、映像版も視聴。

当初『映像版』をスルーしていた理由に、『プロモーション映像みたいで、作品としての完成度に疑問を感じる』と言った評判を聞いていた事がありました。
しかしコミック版読了していたからか、物語として割と自然に入ってきました。

【コミック版】【映像版】と両方見て、当初は「シャアの死を受け入れ一歩足を踏み出すアルレットとダントンの二人の物語」という印象でしたが、「アルレットを通したフェルモ兄弟の再生の物語」でもあり、「ファースト、逆シャア、ユニコーン、F91へと繋がる物語」と改めて認識。

特に「ラプラス事件」から「サイコフレーム」がオーパーツとして各組織が欲しがり、アクシズ跡に目をつけるという「舞台作り」と、そこにF91のブッホコンツェルンが裏で武力介入してくる流れ、一年戦争でシャアに拾われたアルレットが「サイコフレーム探索」に巻き込まれながら、アクシズ跡でシャアの痕跡を探る、全てに無駄が無く「ファースト、逆シャア、ユニコーン、F91へと繋がる物語」を構築する見事な「仕掛け」となっていて、ちょっと感動しました。

流石、コンセプトアドバイザーがArc Performanceさんの作品です。

「トリスタン」に話を戻します。
コミック版とはトリスタンに関して、以下の違いがありますね。

『【映像版】トリスタン[クレヴェナール]』➡『【コミック版】トリスタン[フェイルノート]』

トリスタンは、劇後半にパワーアップして再登場するんですが、そのパワーアップ後の形態が【劇場版】【コミック版】で違います。
【劇場版】は『クレヴェナール』という『ガンダム試作三号機・デンドロビウム』的なアレになるんですが、【コミック版】は『インコム付きのフルアーマー』になるんですよね。

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【クレヴェナール】 ※Wikipediaより転載

ガンダムAN-01"トリスタン"が専用の巨大アームドベースと合体した状態。
名称は恋愛物語「トリスタンとイゾルデ」に登場するトリスタンの従者の名を由来とする。

ガンダム試作3号機のコンセプトを引き継いでいるが、拠点防衛ではなく拠点制圧を目的に開発されており、火力に重点を置いた設計となっている。
クレヴェナールはバーナムが秘密裏に開発した装備だが、武装や外装等の各種資材の入手経路は不明。
この際、トリスタンは肩から下がアームドベースに埋没した状態となっているため、腕部は使用不能。

武装は試作3号機と同様にメガ・ビーム砲や武装コンテナが装備されているが、武装コンテナは複数の武装を内蔵されたものを3段重ねて装備し、使い切ったコンテナをパージしてその下の武装を展開する事で戦闘を継続する。
また、武装には遠隔操作を前提とした物が複数装備されている。

アームドベース内部にはトリスタンのビーム・ライフルが収納されており、分離後も速やかに戦闘を行うことが可能。


【トリスタン[フェイルノート]】

ブッホ・コンツェルンがサナリィから貸与されたガンダムAN-01"トリスタン"に、試作型攻撃ユニット「フェイルノート・ユニット」を装備した機体。
フェイルノートとはアーサー王伝説に登場する円卓騎士トリスタンが用いる弓の名前に由来する。

ブッホ・コンツェルンによるMS事業参入を目的に、トリスタンをベースにした次世代型MS開発のためのコンセプトモデルとして開発された装備のうちの一つ。
攻防を半自動型のインコムによって行い、パイロットは高機動・高運動性を持つ機体のコントロールに専念させるというコンセプトで開発された。

頭部背面には後のクロスボーン・バンガード系MSに見られるツインアイタイプのセンサーパックを装備し、インコムに機体周囲の情報を提供、その稼働効率を上昇させている。
また、バックパックはビギナ・ギナのフィン・ノズルの雛形とも言える装備であり、元々高いスペックを有していたトリスタンの運動性を大きく引き上げた。

フィン・ノズルとセンサーパックはその有用性から後年のMS開発に影響を与えているが、インコム主体のコンセプトは破棄されたと思われる。

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【映像版】はデンドロ系の大型モビルアーマーにする事で『映え』の効果があって良かったんですが、【コミック版】はF91に連なる設定や現実的な落としどころとして変更したんだと思います。
【映像版】は相手役が『アハヴァ・アジ-ル』な事もあったでしょうし。

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【アハヴァ・アジ-ル】 ※Wikipediaより転載

ネオ・ジオン軍がアクシズのマハラジャ・カーン記念研究院で開発していたノイエ・ジールの発展機。
当時まだ発展途上にあったサイコミュシステムをさらに推し進めた、新たな精神感応技術のテストベッドである。

開発はグリプス戦役以前から秘密裏に進められており、ノイエ・ジール譲りの強力な武装やIフィールド・ジェネレーターを搭載する他、サイコミュ兵装としてテール・ファンネルを装備している。

本来であれば拠点制圧を目的とした機体となるはずだったが、ネオ・ジオンのMSエンジニア達が開発途中でアクシズを発たなければならなくなったため、未完成状態で放置されることとなった。
そのため腕部が仮の物となっており、未装備の武装が多く、装備されている武装もろくに調整されていない状態となっている。

機体自体は未完成で終わったが、本機のサイコミュシステムは後のサイコフレームとして結実した。
また、本機から発展した機体としてα・アジールやシャンブロが存在している。

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『アハヴァ・アジ-ル』は『ファンネル付きのノイエジール』って感じ。
序盤の『トリスタンvs赤いザクⅢ改』が『赤いザクⅢ改にガンダム・トリスタンが一方的に格闘で熨される』あたり『ファーストガンダム』の『ガンダムvsシャア専用ザク』のオマージュっぽい。
そうであるなら、『クレヴェナールvsアハヴァ・アジ-ル』は『0083』クライマックスの『デンドロvsノイエ』のオマージュなんでしょうね。

でも、だったら『アハヴァ・アジ-ル』なんて新機体設定せずに『ノイエジールⅡ』で良くない?
元がノイエでサイコミュ付とコンセプト被りまくりだし。
まあ「クレヴェナール」にボコられるヤラレ役だから、『ノイエジールⅡ』の株を下げるっていう配慮かも知らんけど。

【コミック版】『ファラドール』の「戦艦をサイコミュで操艦する」設定は、かなり面白いアイディアですね。あまり奇抜過ぎず、ヤラレ役的にも丁度良いです。まあ「0083へのオマージュ」は無いですが。

また脱線しました。『トリスタン』のプラモの話に戻ります。
私は、『プラモに所属エンブレムとかパーソナルマークを貼りたい派』なので、所属が気になります。
で、Wikipediaを見ると

『ブッホ・ジャンク社の所属』
『機体の所有権はサナリィ側が有しバーナムに貸与するという形で運用』

うーん、判断が難しい。しかも、バーナムって
『ブッホ社にとって表沙汰にはできない汚れ仕事や極秘任務を請負』
らしいから、機体に所属表記してないかも。

『ライバル機であるザクⅢ改』も、元のザクⅢの口吻部ビーム砲が、俺的に『無い』。
あんな所(口吻部)のビーム、射角的に運用無理と感じていて昔からダメでした。
(ザクⅢファンの皆様、ゴメンナサイ。)
改ではオミットされてるとはいえ、ベース機がダメだから、あまり好きになれない。
・・・っていうか、『ガンプラHG ザクⅢ改(Twilight AXIS版)』が、プレミア付いちゃって手が出ないってのが本音ort

とすれば、
『オーガスタ研究所時の命名前のトリスタン』
として作ろうかな。

コミック版の2巻には、オーガスタ研で運用される命名前の「トリスタン」の描写があります。
トリスタンvs陸戦高機動型ザクⅡの戦闘として、フェルモ兄弟がオーガスタ研に騙され、兄弟対決させられるシーンがそれです。
時代的には「グリプス戦役かそれ以前」でしょうか。
『トリスタン』はWikipediaに『(一年戦争終戦・0080年の)4年後に、オーガスタ研究所に移され、そこでティターンズの調達したパーツで強化・修復された。』とあるので、『0084年からグリプス戦役の間って事でしょう。

コミック版の該当シーンをみると、その当時(0084~0088年)の「トリスタン」は、

①本体とシールドは『トリスタン』と同一。
②ライフルだけ「アレックス用」。

ガンプラとすれば、武器だけ「アレックス用」に変更すれば大丈夫かな。
『アレックス用ビームライフル』は「ポケ戦」アニメ劇中に出番無く、別作品のコミックとはいえ装備されている点は『やっと劇中に装備して日の目を見たか』と感慨深いものがあります。
まあ、コミックでは出落ち感ありますが、プラモで装備させると「自分だけの特別感」が得られそうです。
プラモには余剰パーツで「アレックス用ビームライフル」入ってますし。
ガトリングは無加工では付かないようなので、ここは何とかしたいところです。
そもそも「HG トリスタン」は発売当初「元キットのアレックスから改善されるべき点がまるでなってない」との評判で、当時の私も「今の自分の技量では満足できる仕上がりにできない」と購入せずスルーしていた経緯があります。
私の技術では可動の改善は無理でしょうから、せめて合わせ目消しくらいは何とかして最低限のこだわりとディテールアップくらいで仕上げしていく予定。

ディテールアップといえばデカ-ルもポイントですが、前述のとおり「所属先のエンブレム」くらいはデカ-ルを貼りたい派の私。
「グリプス戦役かそれ以前のトリスタン」を作ることで、この欲求も満たされそうです。
ティターンズ時のオーガスタ研MSとしての部隊表記は、「G.F.F サイコガンダムMKⅡ」によれば、

①右肩『E.F.S.F』
②左肩『ティターンズ・エンブレム』

これがデフォのようだから、問題無く部隊マークを貼れます。
「機動戦士ガンダム カードビルダー 0079/0083」でも「部隊エンブレム」「パーソナルマーク」ある機体は、レア度の高いMSが多く特別感があったので、自分の作るプラモにも表示したいんですよね。

色々考えると嬉しくなってきます。

何だか作るのが楽しみになってきた。


『ライバル機』として『陸戦高機動型ザクⅡ』も欲しいなあ。
『HG 陸戦高機動型ザクⅡ』商品開発して下さい。バ○ナム様。

・・・自分のプラモ作成時の心積もりばかりでは、ブログ記事としてアレなんで、最後に「トリスタン」について「まとめ」てみます。

U.C.0079.12 
サイド6・リボ-コロニーで、ガンダムNT-1「アレックス」中破。
ルナツーで修復図るが、上半身の損傷が大きく、修復未了のまま一年戦争終戦。

U.C.0084~  
中破したアレックスはオーガスタ研究所でティターンズの調達したパーツで強化・修復された。
強化される過程で「アレックス」ではなく後年命名される「トリスタン」の体を形成。
但しビームライフルは新造されず、アレックス用を装備。
アレックスはビームライフル装備しと実戦記録無く、当時のビームライフルがそのまま残っていて当機に装備された可能性がある。
修復された当機は実戦投入されず、強化人間の育成の為に使用される。

U.C.0088~  
オーガスタ研究所が解体。
サナリィへと管理が移管され、当機も宇宙へ移送が決定。
しかし移送中に強奪される。
その後、ロナ家に渡り「トリスタン」と命名され、同社の私兵集団「バーナム」の所属となった。
「バーナム」では「トリスタン」のサポート機として「クレヴェナール」を秘密裏に開発。

U.C.0096   
ブッホとサナリィの間で秘密裏に協定を結び、機体の所有権はサナリィ側が有しバーナムに貸与するという形で運用された。
また、この際に様々な改修が行われており、次世代技術のテストベッドとしての役割も与えられている。
ブッホ・コンツェルンもサナリィから貸与されたガンダムAN-01"トリスタン"を次世代型MS開発のためのコンセプトモデルとして、試作型攻撃ユニット「フェイルノート・ユニット」を開発。
同機に装備させる。
新型ビームライフルは「νガンダム用」と外観が似た点もあり、この時期に開発された可能性がある。

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