ぶはは。
今月の日銀本店及び各支店は、「景気は緩やかに回復している」とコメントしていましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
黒田君だって18日には、いつも通り「景気は緩やかに回復している」って言ってましたよね。
その黒田君がいきなり面白バズーカをぶっ放しました。
過去2回の黒田バズーカは量的緩和でしたが、
今回はマイナス金利。
日銀の当座預金に市中の銀行がお金を預けているわけですが、これの金利を-0.1%にするという話でございますね。
そもそも当座預金について日銀は
当座預金の主な役割
このように説明しています。「日本銀行を知る・楽しむ」ってタイトルがなんだかいらっときますが(笑)
さて、その日銀の当座預金の残高ですが、
業態別の日銀当座預金残高(12月)
12月末では全部で253兆円になっております。
この金利がマイナスになるぞって言ってるんですね。
ちなみに14年の12月末は178兆だったんですね。
じゃぶじゃぶにしたら、市中に回らずにここに溜まったと。
市中の銀行のほうでは預けていると損することになりますから、まあ、引き出すと。
おそらくそれを貸し出せよってことなのだろうと一応は思いますが。
しかし、過去2回の量的緩和で何故景気が良くならなかったかと言うと、需要がなかったからです。
「カネは天下のまわりもの」なのですが、おカネをじゃぶじゃぶさせても、それがまわらなかったと。
本来需要があるところに行かないで、おカネがあまってるところに行ってるんだから、そこで止まっちゃって回らないんですよね。
で、今回は?やはり貸し出せと言っているのだとしたら、バカすぎますよね。
結局、同じでしょうし。
これに関しては、需要を作り出しやすい状態にするか、需要があるところにおカネを回すか、なんですけどね。
BBCは、「企業が必要としているのはお金ではなく投資機会であり、必要なのは金融政策でなく構造改革だ」という専門家の指摘を関係の記事に載せたそうですにゃ。
ちなみに、29日は日経平均上がってますけど、銀行はずどんと下がってます。
銀行にとってはきついのですね。
体力のない地銀を心配する声も出ています。
過去2回のじゃぶじゃぶ作戦でさっぱりだったのに、ここでうまくいくと思っているイケメンはなかなかいないと思うんですよね。
そうすると、結局のところ、おそらく目的は株価を上げることなんですよ。
だってアベ君が喜ぶじゃん。
ネトウヨレベルの脳味噌しかないアベ君は、「株高=好景気」とか「デフレは悪」といった残念な認識しかないんですよね。
それで、今年は日銀総裁の報酬も上がったし、アベ君が喜ぶバカをやったと。
消費者としてのわたくしたち一般市民にとっては、困るのはまた円安になることですね。
無駄に物価だけが上がってますます生活が苦しくなりますね。せっかく最近は上がらなくなってきたのに。
スーパーに行くとちょっと安くなったかな、って感じだったのですけど。
そこでなのですが、黒田君というのは、バカ殿を喜ばせるために国民を苦しめる役回りなのですかね。
まあ、黒田君も頭がおかしいので、もしかしたら物価が上がれば消費は伸びるぐらいに思っているかもしれませんけどね。
パンが値上がりしたからって、値上がりしたそのパンを買うとは限らないんですよ、普通の人は。
よりやすいモノを探したりします。
続きます。


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