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小泉政権について軽く検証。超軽く。

なんだか画像がものすごく小さいですが、表にある感じです。(クリックするとそこそこのサイズで見えます)
一人当りGDPをドル換算でやると、当然、為替の影響があるのですが、しかし、2003年や2004年は円高に振れてます。
にもかかわらず、一人当りGDPが落ちているんですよ。
別に大災害があったわけではないですよ。
東北大震災があったわけではないし、アベノミクスもないです。
「痛みを伴う構造改革」があっただけです。
なのにこれ。

一つには、構造の問題があるんです。
他の国に抜かれたのは、構造改革と言いながら日本は何も良くなっていなかったと。
その一方、他の国は産業構造を変えていったわけですね。
日本の場合、結局は現場で働く人の負担を増やしただけだったということです。

だいたいわかると思いますが、1次産業がないとぼくらは生きていけないにもかかわらず、1次産業はあまりもうからないですよね。
2次・3次にしても、汗水垂らして働くほうが儲からない。
おカネを右から左に動かすだけの簡単なお仕事のほうが儲かります。

いまだに「日本のモノ作りは世界一です」などと言っている頭の悪い首相が日本にはおりますが、まあ、モノ作り自体は大事です。
1次産業や2次産業を捨てて金儲けが出来る産業ばかりにシフトするわけにはいかないのですが、
日本の場合、他国と同じような構造改革が出来なかった、そしていまだに現政権はそれをやる能力も気持ちもないのみならず、必要な1次産業などに従事している人たちをないがしろにしているわけですね。

「働かざる者食うべからず」という怠け者のおいらには、極めて耳の痛い言葉がありますが、これは実のところ、不労所得者(まあ、簡単にいうと株などで儲けているやつ)に対する戒めで、産業の必要度と儲け度の不一致に対する不公平感を表しているものでもあるわけですね。
こういった不公平感というか実際公平とは言えない状況をある程度でも正すのがそこそこまともな国では「税制」になるのですが、日本の場合、これも逆進的なんですよね。
そして、労働者から搾取するというなんだかもうマルクス以前の社会に戻ってきているわけです。
ほんとうに平和憲法の問題だけでなく大日本帝国状態ですよ。

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