今年2014年に観た映画の中でいまのところ一番ノレなかった映画。
何がダメって脚本がひどい。
ちなみに私の昨年の私的ワーストは『ジャンゴ 繋がれざる者』でこれもアカデミー脚本賞受賞作。
ここ数年アカデミー賞脚本部門とは極めて相性が悪い。 . . . 本文を読む
『クラッシュ』も『告発のとき』もいかにもリベラル映画人的な社会性のあるテーマにどこか反権力の香り、それを巧みな構成で一級のドラマに仕立ててきたので社会派作家として地位を固めた印象がある。
ところが本作『サード・パーソン』は社会性は極めて薄く、純粋にドラマとして、ポール・ハギスの脚本家のテクニカルな面と、彼独特の情感を楽しむことができる。 . . . 本文を読む