小津安二郎記念 蓼科高原映画祭のレポート

<短編映画祭の結果>
応募総数133作品の中から我が作品が入選し、ドキドキワクワクで参加した映画祭。しかし他の9作品と比べて、レベルの違いを見せつけられ、やや凹み、それでも入選の賞状をいただいて満面笑顔。大森一樹監督のビデオコメントで色々批評されてるの聞いてワクワク興奮。グランプリも準グラも入賞も逃したけれど、傑作短編9本も観れたし、短編の監督の方々と色々話もできたし、とても楽しい映画祭でした。
グランプリ「ふたつの傘とひとつの心」　湯本美谷子
準グランプリ「サクラサクラ」　山口誠
入賞「その先にあるもの」　中里洋一
入賞「プレイボール!」　木場明義
入選「ensemble」　吉野雄大
入選「討ち入りだよ!全員集合」　小川亮輔
入選「高橋宗太郎と地獄の古本屋」　一之瀬輝
入選「鳥獣剣士　第三幕」　名取祐一郎
入選「Nature Calls Me～自然が呼んでいる～」　日高尚人
入選「その悩み何バイト?」　齋藤新

<映画祭で鑑賞した長編商業映画>
入賞逃したとはいえ、短編入選の特典として全プログラムフリーパスをいただきまして、下記の長編商業映画を全部タダで、大スクリーンで観れたので、そこでも大満足。
「あなたがそこにいてほしい」　工藤雅典←ネット配信用のドラマを劇場用に再編集。実は結構面白いドラマ
「パッチギ!」　井筒和幸←映画はもちろん傑作だが、上映後の井筒監督のトークも面白かった。
「らくだの涙」　ビャンバレン・ダバー&ルイジ・ファロルニ←らくだかわいい。モンゴルのお茶もおいしかった。
「闇打つ心臓」　長崎俊一←東京でもまだ公開されてない。今回一番面白かった、非常に野心的な映画。
「カルメン故郷に帰る」　木下恵介←あれれ、こんなに面白い映画だったっけ
「砂の器」　野村芳太郎←大好きな野村芳太郎を初めてスクリーンで観た
「娘、妻、母」　成瀬巳喜男←初体験の成瀬作品。これもかなり興奮
感想は、徐々にアップしていきます。
(なお他に「麦秋」「お早う」「隠し剣、鬼の爪」「犬猫」「珈琲時光」「故郷の香り」「スウィング・ガールズ」「コーラス」「ラブ・ストーリー」も上映していた)

<その他>
・ファン根性丸出しで井口奈己監督(「犬猫」の)と写真撮っちゃったぞ!
・分かる人がどれほどいるか知らんけど、二日目の飲み会で、小津の「麦秋」(1951)でイサムちゃんを演じた城澤勇夫氏とも写真を撮っちゃったぞ!! 翌日は昼まで寝てる予定だったけど、予定を変更して城澤氏が出演している、朝10時からの「カルメン故郷に帰る」を観に行ったのでした。

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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房　スタジオゆんふぁのHP