短編映画入選のおかげで、映画祭の全作品が観賞でき、しかも市内のホテルまでとってもらってといたれりつくせり。
短編以外で観た映画は
「地下鉄(メトロ)に乗って」
篠原哲雄監督が同じホテルで、となりのテーブルでご飯食べてた。映画祭最終日に三本の映画見たけど、その全部篠原監督が見に来てて近い席に座っていた。
「ある朝スウプは」
ぴあ入選作。ビデオ撮影、キャスト2名のほか、スタッフは恐らくほとんどのシーンが監督一人と思われる。
自主映画っぽさ漂う作品ながら、今回の映画祭で見た映画の中では一番面白かったかもしれない。金なんかなくても、スターなんか使わなくても傑作は撮れるってことを証明した映画だ。監督の高橋泉さんも茅野に来ていて、短編表彰式後の飲み会では短編監督たちの中に溶け込んでいた。自主魂の色濃く残る人なんだろう
「鏡の女たち」
短編の審査員長もつとめた吉田喜重監督の2003年作品。
「小津の秋」
蓼科映画祭が一般初公開(東京より早い)となる、オール蓼科ロケ作品
「東京の合唱」
小津の1931年のサイレント映画。弁士とオルガン伴奏付きで楽しく見れた
他には、吉田喜重監督とその夫人の女優岡田茉莉子さん(小津の「秋日和」「秋刀魚の味」に出演「なにさ!!いーっだ」とかそんな台詞が印象的でした。吉田監督の「秋津温泉」「エロス+虐殺」「告白的女優論」「鏡の女たち」などでは主演)のトークセッション。
このトークセッションで吉田監督の小津映画の分析にものすごく感動。小津映画に見られる反復の使い方について、完全な反復はありえず、繰り返すごとに少しずつ意味が違ってくると述べられた。
・・・「父ありき」父と子の流し釣りの反復運動が、大人と子供が同じリズムで行われていて、とても異様に見えるが、それは息子と父の対等な関係を表し、また、息子がうなだれて息子の釣り竿だけが反復を止める時、それは父と子の別れを予感させる・・・
・・・東京物語の笠智衆の台詞「なおるよ。なおる。なおる。なおるさ。」の「なおる」は全部意味が違う・・・
それを聞いて、なんてことだと思った。「猫とり名人」の「わん。わん。」はただ同じ意味で反復していただけじゃないか!!と、そりゃ当たり前なんだけど、自分の映画を撮り直したくなるくらい感銘を受けたのでした。
さっそく、トークの後会場で売っていた吉田喜重著「小津安二郎の反映画」を購入。(商売上手な方だ)
翌日、「鏡の女たち」上映後、同作のパンフレットに吉田監督と岡田茉莉子さんがサインをしてくれるということになり、お金がなくてパンフは買わなかったのだけど、「小津安二郎の反映画」にサインをしてもらった。そしたらなんと岡田茉莉子さんまでサインをしてくれたのだ。「秋日和」も「秋刀魚の味」もDVD持ってます、と言ったら、「あらあら、ほほほ」と笑い、とても気さくな感じを受けました。
吉田監督の重厚な作品とか、「秋日和」で佐分利信や中村伸郎をたじたじさせ「秋刀魚の味」で佐田啓二をたじたじさせた方ゆえ、こわい人かと思ってたけど、全然そんなことない、いい人でした。
それが一番の収穫だったろうか。
見た映画の映評はちょっとずつアップしていきます。
蓼科高原映画祭HP
*******
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
短編以外で観た映画は
「地下鉄(メトロ)に乗って」
篠原哲雄監督が同じホテルで、となりのテーブルでご飯食べてた。映画祭最終日に三本の映画見たけど、その全部篠原監督が見に来てて近い席に座っていた。
「ある朝スウプは」
ぴあ入選作。ビデオ撮影、キャスト2名のほか、スタッフは恐らくほとんどのシーンが監督一人と思われる。
自主映画っぽさ漂う作品ながら、今回の映画祭で見た映画の中では一番面白かったかもしれない。金なんかなくても、スターなんか使わなくても傑作は撮れるってことを証明した映画だ。監督の高橋泉さんも茅野に来ていて、短編表彰式後の飲み会では短編監督たちの中に溶け込んでいた。自主魂の色濃く残る人なんだろう
「鏡の女たち」
短編の審査員長もつとめた吉田喜重監督の2003年作品。
「小津の秋」
蓼科映画祭が一般初公開(東京より早い)となる、オール蓼科ロケ作品
「東京の合唱」
小津の1931年のサイレント映画。弁士とオルガン伴奏付きで楽しく見れた
他には、吉田喜重監督とその夫人の女優岡田茉莉子さん(小津の「秋日和」「秋刀魚の味」に出演「なにさ!!いーっだ」とかそんな台詞が印象的でした。吉田監督の「秋津温泉」「エロス+虐殺」「告白的女優論」「鏡の女たち」などでは主演)のトークセッション。
このトークセッションで吉田監督の小津映画の分析にものすごく感動。小津映画に見られる反復の使い方について、完全な反復はありえず、繰り返すごとに少しずつ意味が違ってくると述べられた。
・・・「父ありき」父と子の流し釣りの反復運動が、大人と子供が同じリズムで行われていて、とても異様に見えるが、それは息子と父の対等な関係を表し、また、息子がうなだれて息子の釣り竿だけが反復を止める時、それは父と子の別れを予感させる・・・
・・・東京物語の笠智衆の台詞「なおるよ。なおる。なおる。なおるさ。」の「なおる」は全部意味が違う・・・
それを聞いて、なんてことだと思った。「猫とり名人」の「わん。わん。」はただ同じ意味で反復していただけじゃないか!!と、そりゃ当たり前なんだけど、自分の映画を撮り直したくなるくらい感銘を受けたのでした。
さっそく、トークの後会場で売っていた吉田喜重著「小津安二郎の反映画」を購入。(商売上手な方だ)
翌日、「鏡の女たち」上映後、同作のパンフレットに吉田監督と岡田茉莉子さんがサインをしてくれるということになり、お金がなくてパンフは買わなかったのだけど、「小津安二郎の反映画」にサインをしてもらった。そしたらなんと岡田茉莉子さんまでサインをしてくれたのだ。「秋日和」も「秋刀魚の味」もDVD持ってます、と言ったら、「あらあら、ほほほ」と笑い、とても気さくな感じを受けました。
吉田監督の重厚な作品とか、「秋日和」で佐分利信や中村伸郎をたじたじさせ「秋刀魚の味」で佐田啓二をたじたじさせた方ゆえ、こわい人かと思ってたけど、全然そんなことない、いい人でした。
それが一番の収穫だったろうか。
見た映画の映評はちょっとずつアップしていきます。
蓼科高原映画祭HP
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
私たち夫婦も長野県に住んでいまして、ブログも同じテンプレートなので、一瞬びっくりしました。(^-^;
映画祭で作品が入選されたんですね。
おめでとうございます。
うえだ城下町映画祭は行けなかったのですが、しなの映画祭とこの蓼科高原映画祭には参加してきました。
長野の最後の映画祭、小布施映画祭にもぜひ参加したいと思っています。(超短編映画祭も気になりますね♪^^ )
studioyunfatさんは映画制作の立場から独特の視点で、映画評について書かれているので、思わずなるほど!と思ってしまうところが一杯あって面白いです。
私たち夫婦も映画は沢山観ていますので、これからも時々お邪魔させてください。
よろしくお願いします。
私も同じテンプレートなのでびっくりしました
いっぺんに2人分のが読めて得した気分になるブログですね
長野どうし仲良くさせてください