お気に入りのセリフはあった?私は
「ワタシハ、カレン。アナタハ?」
「・・・・・・・・・としお」
うーむ、台詞もへったくれもない映画だったから、これくらいしか思い付かない。
ブロンド白人美女を明らかに見下すジャパンのクソガキという構図が面白かったので・・・
おっとっと、でもこの映画究極の名台詞はこれだな
「カカカカカカカカカカカカカ・・・」by カヤコ
さて、さて
かつて地球を救った大統領が自殺する(※1)という衝撃の幕開け。
清水崇はこの度肝抜くオープニングシーンで人類にもはや勝ち目はないということを高らかに宣言する。
清水崇はまるで山田洋次のように同じような映画ばかりで勝負する男だ。とはいえ、本作は呪怨シリーズの最高傑作となってしまった(もっとも僕は劇場版の2作しか観てないのだが)。
ハリウッド受けを狙ってか、これまでになくドラマツルギーがしっかりしている(笑)。エピソードの時間配分も、クライマックスの盛り上がりも見事だし、"ジッポー"とか"ガソリンのポリタンク"といったいかにもハリウッドB級映画的伏線(て程でもないが)のはり方、ヒロインをただ怖がるだけではなく少しだけだが"守るため戦う"女として描いたことなどで、カルトホラーから娯楽映画へと一皮むけた。これはアメリカ人脚本家( スティーブン・サスコ)の功績ではないだろうか?(でもラストで家が派手に燃えて欲しかったなあ) 清水崇的にはハリウッドへの気配りと自身のスタイルのバランスをとった上での決定稿ではなかったか?と勝手に想像する。
とはいえ本作に始まったことではないが、無茶苦茶ボロボロなシナリオである。全てのシーンで誰か人が死んでいるような気がする。昔「5分に一度罠がある」というコピーの映画があったが(※2)、この映画は「5分に一度祟られる」または「5分に一度トシオくん」といったところだ。
場面が変わる→カヤコかトシオくんのどっちか登場→殺されるorさらわれる
・・・ただひたすらこの繰り返しである。そこにはテクニックなどカケラもないような気がするが、考えてみるとこれは遊園地のお化け屋敷だ。お化け屋敷にシナリオのテクニックなどいらない。緩急それだけでいいのだ。
おっと、公式ページで面白い記事発見。THE JUON 公式ページ
藤貴子・・・「呪怨シリーズ4作にカヤコ役で出演。5度目となる本作で海外デビューを果たした。」
もうハリウッドスターと呼んでいいのかな? 本当のあなたがどういう役者か誰も知らないって・・・・。
もしかして清水崇は将来普通のドラマを撮るかもしれない(プロデューサーのサム・ライミがそうだったように)。そんなことを思わせたのは、エマの娘ジェーン(クレア・デュバル)の、言葉が通じず文化の違う異国での不安描写に、妙に力が入ってた気がするところ。そのうち普通のサスペンスでオスカー候補になったりして。でも個人的にはサム・ライミのように日和ったりせず、ずっとホラー映画で頑張って欲しい。(心配せずともそれしかやんない??)
※1…念のため補足しますけど、インデペンデンス・デイでアメリカ合衆国大統領を演じたビル・プルマンが・・・ってことよ
※2…カットスロート・アイランドのことです。
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
「ワタシハ、カレン。アナタハ?」
「・・・・・・・・・としお」
うーむ、台詞もへったくれもない映画だったから、これくらいしか思い付かない。
ブロンド白人美女を明らかに見下すジャパンのクソガキという構図が面白かったので・・・
おっとっと、でもこの映画究極の名台詞はこれだな
「カカカカカカカカカカカカカ・・・」by カヤコ
さて、さて
かつて地球を救った大統領が自殺する(※1)という衝撃の幕開け。
清水崇はこの度肝抜くオープニングシーンで人類にもはや勝ち目はないということを高らかに宣言する。
清水崇はまるで山田洋次のように同じような映画ばかりで勝負する男だ。とはいえ、本作は呪怨シリーズの最高傑作となってしまった(もっとも僕は劇場版の2作しか観てないのだが)。
ハリウッド受けを狙ってか、これまでになくドラマツルギーがしっかりしている(笑)。エピソードの時間配分も、クライマックスの盛り上がりも見事だし、"ジッポー"とか"ガソリンのポリタンク"といったいかにもハリウッドB級映画的伏線(て程でもないが)のはり方、ヒロインをただ怖がるだけではなく少しだけだが"守るため戦う"女として描いたことなどで、カルトホラーから娯楽映画へと一皮むけた。これはアメリカ人脚本家( スティーブン・サスコ)の功績ではないだろうか?(でもラストで家が派手に燃えて欲しかったなあ) 清水崇的にはハリウッドへの気配りと自身のスタイルのバランスをとった上での決定稿ではなかったか?と勝手に想像する。
とはいえ本作に始まったことではないが、無茶苦茶ボロボロなシナリオである。全てのシーンで誰か人が死んでいるような気がする。昔「5分に一度罠がある」というコピーの映画があったが(※2)、この映画は「5分に一度祟られる」または「5分に一度トシオくん」といったところだ。
場面が変わる→カヤコかトシオくんのどっちか登場→殺されるorさらわれる
・・・ただひたすらこの繰り返しである。そこにはテクニックなどカケラもないような気がするが、考えてみるとこれは遊園地のお化け屋敷だ。お化け屋敷にシナリオのテクニックなどいらない。緩急それだけでいいのだ。
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藤貴子・・・「呪怨シリーズ4作にカヤコ役で出演。5度目となる本作で海外デビューを果たした。」
もうハリウッドスターと呼んでいいのかな? 本当のあなたがどういう役者か誰も知らないって・・・・。
もしかして清水崇は将来普通のドラマを撮るかもしれない(プロデューサーのサム・ライミがそうだったように)。そんなことを思わせたのは、エマの娘ジェーン(クレア・デュバル)の、言葉が通じず文化の違う異国での不安描写に、妙に力が入ってた気がするところ。そのうち普通のサスペンスでオスカー候補になったりして。でも個人的にはサム・ライミのように日和ったりせず、ずっとホラー映画で頑張って欲しい。(心配せずともそれしかやんない??)
※1…念のため補足しますけど、インデペンデンス・デイでアメリカ合衆国大統領を演じたビル・プルマンが・・・ってことよ
※2…カットスロート・アイランドのことです。
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