なんとなく企画と称して、誰にも注目されず、注目されようともせず、(ただ一人phoddaさんという方からコメントを頂きました。ありがとうございます)、ひとりせこせこと書き続けた90年代のマイベストムービーランキングであったが、なんでそんなことをしようと思ったかと言えば、「90年代のマイベストテン」を選んでみたくなったからである。別に新作観てなくてレビュー書けないから間つなぎに書いていたわけではない。こともないかも
事の起こりは、なにげにキネ旬ベストテン全史を眺めていたら、80年代のベストテンという企画をかつてやったことがあるのに、90年代のベストテンはやってないんかい・・・と思って、だったら自分で勝手に選んでみようと思ったのである。
映画は何年も時間をかけて初めて良さがわかるものもあれば、観たその瞬間は大感動しても時が経つと忘れてしまうようなものも少なくない。
それで、90年代が終わって10年くらいたった今だからこそ、あえて選んでみたらどうなるかと想い、そのためにはまずどんな映画あったっけ・・・ってことを思い出し整理してみる必要があると思ったのだ。
20代、大学時代、映研・・・とそれは同時に自分の思い出整理でもあった。
各年ごとのマイベストは→こちらから
そんなこんなで、90年代(1990~1999の10年間)に作られ、90年代に映画館で出会った映画のマイベストテンを、2008年現在の感性や思い入れで選んでみた。
いちお、きちんと劇場でリアルタイムに観賞した作品を対象としつつも、ビデオ等で後追い観賞したものも参考として選んでみた。
90年代(1990-1999) 私的ベスト(劇場鑑賞作品)
外国映画ベストテン (劇場新作鑑賞本数 395)
1位 日の名残り (ジェームズ・アイヴォリー)
2位 シン・レッド・ライン (テレンス・マリック)
3位 山猫は眠らない (ルイス・ロッサ)
4位 恋する惑星 (ウォン・カーウァイ)
5位 許されざる者 (クリント・イーストウッド)
6位 キャリアガールズ (マイク・リー)
7位 クリムゾン・タイド (トニー・スコット)
8位 マディソン郡の橋 (クリント・イーストウッド)
9位 ロシア・ハウス (フレッド・スケピシ)
10位 アイズ・ワイド・シャット (スタンリー・キューブリック)
***惜しくも圏外***
ファイト・クラブ (デビッド・フィンチャー)
イル・ポスティーノ (マイケル・ラッドフォード)
エアフォース・ワン (ウォルフガング・ペーターゼン)
スターシップ・トゥルーパーズ (ポール・ヴァーホーヴェン)
ナイト・アンド・ザ・シティ (アーウィン・ウィンクラー)
***ビデオ等で後追いで観賞した90年代作品のうち、ベストクラスのもの***
悲情城市 (侯孝賢)
ハードボイルド 新・男たちの挽歌 (ジョン・ウー)
ワイルド・ブリット (ジョン・ウー)
秋菊の物語 (チャン・イーモウ)
ブレイブハート (メル・ギブソン)
ターミナル・ベロシティ (デラン・サラフィアン)
ふたりのベロニカ (クシシュトフ・キェシロフスキ)
紅夢 (チャン・イーモウ)
テルマ&ルイーズ (リドリー・スコット)
野獣教師 (ロバート・マンデル)
*****
観た当時から5年もしたら忘れてしまうだろうな・・・と思っていたウォン・カーウァイと「恋する惑星」であるが、意外にも今だに自分の中では大きな存在として心の一角を占めている。
アイヴォリーの短い黄金期に放たれた、奇跡の様な傑作「日の名残り」は今後しばらくは我が心のベスト2作品の位置を占め続けるだろう。(ベスト1は「ブレードランナー」ね)
このころすでに60を超えていたイーストウッドであるが、70を超えてからさらに輝きを増して映画史に残る巨星となる。どころかまだまだ新作が期待できる。すげー人だ。
当時はアホクくせー映画だな、ひゃはははと思うだけだったBなアクション・サスペンスも今の自分にとっては大切な宝物のように思えるので、代表して「クリムゾンタイド」をランクイン。
本気で愛している「山猫は眠らない」だが、監督のルイス・ロッサは、それ以来ロクなものを撮っていない。だが「山猫は眠らない」がまさか2000年代になってから、「2」「3」が作られるとは誰が想像できようか?
「悲情城市」以降、侯孝賢に対する一般評価は急速に落ちていったが、なぜだか自分にとっては2000年代以降の作品も愛してやまない。心のツボ監督。
師匠ジョン・ウーは、90年代アメリカに進出してから急速に輝きを失っていったが(「ハード・ターゲット」と「M:I:2」の内容無しな映画は大好きだが)、「ハードボイルド」と「ワイルドブリット」だけでも充分90年代を代表する監督の資格有りだ。
チャン・イーモウの作風が徐々に変化し出した時期であり、変化前も変化中も変化後も面白いからやっぱ巨匠なんである。
*****
90年代(1990-1999) 私的ベスト(劇場鑑賞作品)
日本映画ベストテン (劇場新作鑑賞本数 147)
1位 病院で死ぬということ (市川準)
2位 愛を乞う人 (平山秀幸)
3位 20世紀ノスタルジア (原将人)
4位 大阪物語 (市川準)
5位 四月物語 (岩井俊二)
6位 東京兄妹 (市川準)
7位 我が人生最悪の時 (林海象)
8位 ヌードの夜 (石井隆)
9位 がんばっていきまっしょい (磯村一路)
10位 渡り川 (森康行・金徳哲)
***惜しくも圏外***
Lie lie Lie (中原俊)
学校2 (山田洋次)
耳をすませば (近藤喜文)
菊次郎の夏 (北野武)
***ビデオ等で後追いで観賞した90年代作品のうち、ベストクラスのもの***
東京夜曲 (市川準)
ザ・中学教師 (平山秀幸)
あ、春 (相米慎二)
(ハル) (森田芳光)
息子 (山田洋次)
3-4x10月 (北野武)
*****
はいはい市川準が大好きなんだね・・・と言われて終わりそうな90年代ベストであるが、好きなもんは仕方ない。
岩井俊二は2000年代へ向けての基礎体力付けの期間。
平山秀幸の旬は90年代で終わったかも知れない。
なんだかんだで山田洋次は面白く、北野武、石井隆はふと気がつくとすごく好きになっていた。
最近パッとしない中原俊に林海象に寂しさを覚えるが、原将人はパっとしないのがかえって、らしい気がしていい。
近藤喜文監督も相米監督も生きておられたら、もっと傑作を作って楽しませてくれたことでしょう。
*****
で・・・誰ものらないだろうけどいちお呼びかけてみる。
あなたの90年代ベストは何でしょう!!??
コメントでもくれたらうれしいっす。
*****
それから自分にとって90年代を代表すると思える人たちもベスト形式で列挙してみた。
詳細は別記事に書くことにする。
90年代の勝手に個人賞
外国映画
監督ベスト5
1位 ジェームズ・アイヴォリー (日の名残り、ハワーズ・エンド、サバイビング・ピカソ)
2位 ジョン・ウー (ハード・ターゲット、ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌、ワイルドブリット)
3位 ウォン・カーウァイ (恋する惑星、天使の涙)
4位 クリント・イーストウッド (許されざる者、マディソン郡の橋、ルーキー、目撃)
5位 侯孝賢 (フラワーズ・オブ・シャンハイ、悲情城市)
*****
90年代外国映画マイベスト監督の詳細解説は→[こちら]
*****
作曲家ベスト10
1位 デイブ・グルーシン (ザ・ファーム、マイフレンド・フォーエバー、狼たちの街)
2位 ジェームズ・ホーナー (スニーカーズ、今そこにある危機、ボビー・フィッシャーを探して、レジェンド・オブ・フォール、アポロ13、ブレイブハート)
3位 ハンス・ジマー (クリムゾン・タイド、ピースメーカー、ブロークン・アロー、ザ・ロック)
4位 ジェリー・ゴールドスミス (ロシアハウス、スタートレック ファースト・コンタクト、ザ・グリード、ムーラン、L.A.コンフィデンシャル、スモール・ソルジャーズ、エアフォース・ワン)
5位 ジョン・ウィリアムズ (JFK、フック、ジュラシックパーク、シンドラーのリスト、アミスタッド)
6位 ベイジル・ポールドゥリス(ロボコッップ3、ウィンズ、スターシップ・トゥルーパーズ)
7位 リチャード・ロビンス (ハワーズ・エンド、日の名残り)
8位 ジェームズ・ニュートン・ハワード (真実の瞬間、サウス・キャロライナ、逃亡者、生きてこそ、摩天楼を夢見て、わかれ路、アウトブレイク)
9位 マーク・アイシャム(リバー・ランズ・スルー・イット、蜘蛛女、ショートカッツ、クイズショウ)
10位 レニー・ニーハウス & クリント・イーストウッド(許されざる者、マディソン郡の橋、目撃)
男優ベスト10
1位 チョウ・ユンファ (ゴッド・ギャンブラー完結編、ハードボイルド新・男たちの挽歌、リプレイスメント・キラー)
2位 トム・ベレンジャー (山猫は眠らない、野獣教師)
3位 アンソニー・ホプキンス (日の名残り、ハワーズ・エンド、羊たちの沈黙)
4位 スティーブン・セガール (ハード・トゥ・キル、死の標的、アウト・フォー・ジャスティス、沈黙の戦艦、沈黙の要塞、沈黙シリーズ第三弾・暴走特急、沈黙の断崖、沈黙の陰謀、グリマーマン、エグゼクティブ・デシジョン)
5位 チャーリー・シーン (ルーキー、ザ・チェイス、ターミナル・ベロシティ、キング・オブ・ハーレー、ホット・ショット)
6位 ゲイリー・オールドマン (JFK、レオン、エアフォース・ワン、ロスト・イン・スペース)
7位 ハーヴェイ・カイテル (バグジー、天使にラブソングを、ピアノ・レッスン、レザボアドッグス、ユリシーズの瞳、コップランド)
8位 ジーン・ハックマン (カナディアン・エクスプレス、許されざる者、クイック&デッド、クリムゾン・タイド、目撃、エネミー・オブ・アメリカ)
9位 モーガン・フリーマン (ドライビング・ミス・デイジー、許されざる者、ショーシャンクの空に、チェーン・リアクション、アミスタッド、ディープ・インパクト)
10位 レスリー・チャン (さらば我が愛 覇王別姫、金玉満堂、欲望の翼、君さえいれば 金枝玉葉、上海グランド)
女優ベスト5
1位 エマ・トンプソン (日の名残り、ハワーズ・エンド、空騒ぎ、父の祈りを、いつか晴れた日に)
2位 ミニー・ドライバー (サークル・オブ・フレンズ、スリーパーズ、グッド・ウィル・ハンティング、フラッド)
3位 ウィノナ・ライダー (悲しみよさようなら、シザーハンズ、リアリティ・バイツ、エイジ・オブ・イノセンス)
4位 ヘレナ・ボナム・カーター (ハワーズ・エンド、鳩の翼、ファイト・クラブ)
5位 レナ・オリン (蜘蛛女)
*****
90年代外国映画マイベスト俳優の詳細解説は→[こちら]
****
日本映画
監督ベスト5
1位 市川準 (病院で死ぬということ、東京兄妹、大阪物語、東京夜曲、たどんとちくわ、つぐみ、トキワ荘の青春)
2位 岩井俊二 (四月物語、Love Letter、フライド・ドラゴンフィッシュ、Undo、Picnic)
3位 平山秀幸 (愛を乞う人、ザ・中学教師、学校の怪談、学校の怪談2)
4位 林海象 (我が人生最悪の時、遥かな時代の階段を、罠、息子、学校2)
5位 山田洋次 (息子、学校、学校2、寅次郎の縁談、寅次郎紅の花)
男優ベスト3
1位 永瀬正敏 (我が人生最悪の時、遥かな時代の階段を、罠、息子、学校2)
2位 豊川悦司 (Lie lie Lie、12人の優しい日本人、トイレの花子さん)
3位 長塚京三 (瀬戸内ムーンライトセレナーデ、東京夜曲、ザ・中学教師)
女優ベスト3
1位 余貴美子 (ヌードの夜)
2位 原田美枝子 (愛を乞う人)
3位 広末涼子 (20世紀ノスタルジア)
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事の起こりは、なにげにキネ旬ベストテン全史を眺めていたら、80年代のベストテンという企画をかつてやったことがあるのに、90年代のベストテンはやってないんかい・・・と思って、だったら自分で勝手に選んでみようと思ったのである。
映画は何年も時間をかけて初めて良さがわかるものもあれば、観たその瞬間は大感動しても時が経つと忘れてしまうようなものも少なくない。
それで、90年代が終わって10年くらいたった今だからこそ、あえて選んでみたらどうなるかと想い、そのためにはまずどんな映画あったっけ・・・ってことを思い出し整理してみる必要があると思ったのだ。
20代、大学時代、映研・・・とそれは同時に自分の思い出整理でもあった。
各年ごとのマイベストは→こちらから
そんなこんなで、90年代(1990~1999の10年間)に作られ、90年代に映画館で出会った映画のマイベストテンを、2008年現在の感性や思い入れで選んでみた。
いちお、きちんと劇場でリアルタイムに観賞した作品を対象としつつも、ビデオ等で後追い観賞したものも参考として選んでみた。
90年代(1990-1999) 私的ベスト(劇場鑑賞作品)
外国映画ベストテン (劇場新作鑑賞本数 395)
1位 日の名残り (ジェームズ・アイヴォリー)
2位 シン・レッド・ライン (テレンス・マリック)
3位 山猫は眠らない (ルイス・ロッサ)
4位 恋する惑星 (ウォン・カーウァイ)
5位 許されざる者 (クリント・イーストウッド)
6位 キャリアガールズ (マイク・リー)
7位 クリムゾン・タイド (トニー・スコット)
8位 マディソン郡の橋 (クリント・イーストウッド)
9位 ロシア・ハウス (フレッド・スケピシ)
10位 アイズ・ワイド・シャット (スタンリー・キューブリック)
***惜しくも圏外***
ファイト・クラブ (デビッド・フィンチャー)
イル・ポスティーノ (マイケル・ラッドフォード)
エアフォース・ワン (ウォルフガング・ペーターゼン)
スターシップ・トゥルーパーズ (ポール・ヴァーホーヴェン)
ナイト・アンド・ザ・シティ (アーウィン・ウィンクラー)
***ビデオ等で後追いで観賞した90年代作品のうち、ベストクラスのもの***
悲情城市 (侯孝賢)
ハードボイルド 新・男たちの挽歌 (ジョン・ウー)
ワイルド・ブリット (ジョン・ウー)
秋菊の物語 (チャン・イーモウ)
ブレイブハート (メル・ギブソン)
ターミナル・ベロシティ (デラン・サラフィアン)
ふたりのベロニカ (クシシュトフ・キェシロフスキ)
紅夢 (チャン・イーモウ)
テルマ&ルイーズ (リドリー・スコット)
野獣教師 (ロバート・マンデル)
*****
観た当時から5年もしたら忘れてしまうだろうな・・・と思っていたウォン・カーウァイと「恋する惑星」であるが、意外にも今だに自分の中では大きな存在として心の一角を占めている。
アイヴォリーの短い黄金期に放たれた、奇跡の様な傑作「日の名残り」は今後しばらくは我が心のベスト2作品の位置を占め続けるだろう。(ベスト1は「ブレードランナー」ね)
このころすでに60を超えていたイーストウッドであるが、70を超えてからさらに輝きを増して映画史に残る巨星となる。どころかまだまだ新作が期待できる。すげー人だ。
当時はアホクくせー映画だな、ひゃはははと思うだけだったBなアクション・サスペンスも今の自分にとっては大切な宝物のように思えるので、代表して「クリムゾンタイド」をランクイン。
本気で愛している「山猫は眠らない」だが、監督のルイス・ロッサは、それ以来ロクなものを撮っていない。だが「山猫は眠らない」がまさか2000年代になってから、「2」「3」が作られるとは誰が想像できようか?
「悲情城市」以降、侯孝賢に対する一般評価は急速に落ちていったが、なぜだか自分にとっては2000年代以降の作品も愛してやまない。心のツボ監督。
師匠ジョン・ウーは、90年代アメリカに進出してから急速に輝きを失っていったが(「ハード・ターゲット」と「M:I:2」の内容無しな映画は大好きだが)、「ハードボイルド」と「ワイルドブリット」だけでも充分90年代を代表する監督の資格有りだ。
チャン・イーモウの作風が徐々に変化し出した時期であり、変化前も変化中も変化後も面白いからやっぱ巨匠なんである。
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90年代(1990-1999) 私的ベスト(劇場鑑賞作品)
日本映画ベストテン (劇場新作鑑賞本数 147)
1位 病院で死ぬということ (市川準)
2位 愛を乞う人 (平山秀幸)
3位 20世紀ノスタルジア (原将人)
4位 大阪物語 (市川準)
5位 四月物語 (岩井俊二)
6位 東京兄妹 (市川準)
7位 我が人生最悪の時 (林海象)
8位 ヌードの夜 (石井隆)
9位 がんばっていきまっしょい (磯村一路)
10位 渡り川 (森康行・金徳哲)
***惜しくも圏外***
Lie lie Lie (中原俊)
学校2 (山田洋次)
耳をすませば (近藤喜文)
菊次郎の夏 (北野武)
***ビデオ等で後追いで観賞した90年代作品のうち、ベストクラスのもの***
東京夜曲 (市川準)
ザ・中学教師 (平山秀幸)
あ、春 (相米慎二)
(ハル) (森田芳光)
息子 (山田洋次)
3-4x10月 (北野武)
*****
はいはい市川準が大好きなんだね・・・と言われて終わりそうな90年代ベストであるが、好きなもんは仕方ない。
岩井俊二は2000年代へ向けての基礎体力付けの期間。
平山秀幸の旬は90年代で終わったかも知れない。
なんだかんだで山田洋次は面白く、北野武、石井隆はふと気がつくとすごく好きになっていた。
最近パッとしない中原俊に林海象に寂しさを覚えるが、原将人はパっとしないのがかえって、らしい気がしていい。
近藤喜文監督も相米監督も生きておられたら、もっと傑作を作って楽しませてくれたことでしょう。
*****
で・・・誰ものらないだろうけどいちお呼びかけてみる。
あなたの90年代ベストは何でしょう!!??
コメントでもくれたらうれしいっす。
*****
それから自分にとって90年代を代表すると思える人たちもベスト形式で列挙してみた。
詳細は別記事に書くことにする。
90年代の勝手に個人賞
外国映画
監督ベスト5
1位 ジェームズ・アイヴォリー (日の名残り、ハワーズ・エンド、サバイビング・ピカソ)
2位 ジョン・ウー (ハード・ターゲット、ハード・ボイルド 新・男たちの挽歌、ワイルドブリット)
3位 ウォン・カーウァイ (恋する惑星、天使の涙)
4位 クリント・イーストウッド (許されざる者、マディソン郡の橋、ルーキー、目撃)
5位 侯孝賢 (フラワーズ・オブ・シャンハイ、悲情城市)
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作曲家ベスト10
1位 デイブ・グルーシン (ザ・ファーム、マイフレンド・フォーエバー、狼たちの街)
2位 ジェームズ・ホーナー (スニーカーズ、今そこにある危機、ボビー・フィッシャーを探して、レジェンド・オブ・フォール、アポロ13、ブレイブハート)
3位 ハンス・ジマー (クリムゾン・タイド、ピースメーカー、ブロークン・アロー、ザ・ロック)
4位 ジェリー・ゴールドスミス (ロシアハウス、スタートレック ファースト・コンタクト、ザ・グリード、ムーラン、L.A.コンフィデンシャル、スモール・ソルジャーズ、エアフォース・ワン)
5位 ジョン・ウィリアムズ (JFK、フック、ジュラシックパーク、シンドラーのリスト、アミスタッド)
6位 ベイジル・ポールドゥリス(ロボコッップ3、ウィンズ、スターシップ・トゥルーパーズ)
7位 リチャード・ロビンス (ハワーズ・エンド、日の名残り)
8位 ジェームズ・ニュートン・ハワード (真実の瞬間、サウス・キャロライナ、逃亡者、生きてこそ、摩天楼を夢見て、わかれ路、アウトブレイク)
9位 マーク・アイシャム(リバー・ランズ・スルー・イット、蜘蛛女、ショートカッツ、クイズショウ)
10位 レニー・ニーハウス & クリント・イーストウッド(許されざる者、マディソン郡の橋、目撃)
男優ベスト10
1位 チョウ・ユンファ (ゴッド・ギャンブラー完結編、ハードボイルド新・男たちの挽歌、リプレイスメント・キラー)
2位 トム・ベレンジャー (山猫は眠らない、野獣教師)
3位 アンソニー・ホプキンス (日の名残り、ハワーズ・エンド、羊たちの沈黙)
4位 スティーブン・セガール (ハード・トゥ・キル、死の標的、アウト・フォー・ジャスティス、沈黙の戦艦、沈黙の要塞、沈黙シリーズ第三弾・暴走特急、沈黙の断崖、沈黙の陰謀、グリマーマン、エグゼクティブ・デシジョン)
5位 チャーリー・シーン (ルーキー、ザ・チェイス、ターミナル・ベロシティ、キング・オブ・ハーレー、ホット・ショット)
6位 ゲイリー・オールドマン (JFK、レオン、エアフォース・ワン、ロスト・イン・スペース)
7位 ハーヴェイ・カイテル (バグジー、天使にラブソングを、ピアノ・レッスン、レザボアドッグス、ユリシーズの瞳、コップランド)
8位 ジーン・ハックマン (カナディアン・エクスプレス、許されざる者、クイック&デッド、クリムゾン・タイド、目撃、エネミー・オブ・アメリカ)
9位 モーガン・フリーマン (ドライビング・ミス・デイジー、許されざる者、ショーシャンクの空に、チェーン・リアクション、アミスタッド、ディープ・インパクト)
10位 レスリー・チャン (さらば我が愛 覇王別姫、金玉満堂、欲望の翼、君さえいれば 金枝玉葉、上海グランド)
女優ベスト5
1位 エマ・トンプソン (日の名残り、ハワーズ・エンド、空騒ぎ、父の祈りを、いつか晴れた日に)
2位 ミニー・ドライバー (サークル・オブ・フレンズ、スリーパーズ、グッド・ウィル・ハンティング、フラッド)
3位 ウィノナ・ライダー (悲しみよさようなら、シザーハンズ、リアリティ・バイツ、エイジ・オブ・イノセンス)
4位 ヘレナ・ボナム・カーター (ハワーズ・エンド、鳩の翼、ファイト・クラブ)
5位 レナ・オリン (蜘蛛女)
*****
90年代外国映画マイベスト俳優の詳細解説は→[こちら]
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日本映画
監督ベスト5
1位 市川準 (病院で死ぬということ、東京兄妹、大阪物語、東京夜曲、たどんとちくわ、つぐみ、トキワ荘の青春)
2位 岩井俊二 (四月物語、Love Letter、フライド・ドラゴンフィッシュ、Undo、Picnic)
3位 平山秀幸 (愛を乞う人、ザ・中学教師、学校の怪談、学校の怪談2)
4位 林海象 (我が人生最悪の時、遥かな時代の階段を、罠、息子、学校2)
5位 山田洋次 (息子、学校、学校2、寅次郎の縁談、寅次郎紅の花)
男優ベスト3
1位 永瀬正敏 (我が人生最悪の時、遥かな時代の階段を、罠、息子、学校2)
2位 豊川悦司 (Lie lie Lie、12人の優しい日本人、トイレの花子さん)
3位 長塚京三 (瀬戸内ムーンライトセレナーデ、東京夜曲、ザ・中学教師)
女優ベスト3
1位 余貴美子 (ヌードの夜)
2位 原田美枝子 (愛を乞う人)
3位 広末涼子 (20世紀ノスタルジア)
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『日の名残り』はぜひ観たいです。
宿題ですね。
ただ、ある個人のベストワンというのは、その人の性格や嗜好が強く反映されていて、結果として一般受けはしなかったりするものです。
個人的にオススメしたいのは、外国映画も日本映画も3位の作品ですかねえ
今度じっくりと年代ベスト作ってみようかな。年度別ならリンクしておきました。
大きかったです。
香港映画のイメージを大きく変えましたしね。
>「悲情城市」以降、候孝賢に対する一般評価は急速に落ちていったが
え?そーなんですか?
向こうでは評価高いと思うんですけど。
自分で映画館作ってるし・・・。(台湾にあって、映画関係の本屋さんも併設してていーんですよ!)
永瀬、もっと頑張ってほしいです。(涙)
デンデケですか。
一般評価も高いしキネ旬も2位だったし、人気作でしたよね
>RINさま
一時、香港映画=お洒落、という幻想をミニシアターファンに見せてくれたカーウァイの功績は讃えたいです。
けど彼のださ面白い「今すぐ抱きしめたい」にゲラゲラ笑った私は、砕かれた幻想の中に、「俺の好きな香港」を見出し、安心し、むしろカーウァイが好きになったのでした。
候孝賢は、「悲情城市」で終身巨匠の称号手にした様なものなので、いまでも台湾映画界の重鎮ではありましょう。
でも国際映画祭の受賞もないし、これといったヒット作もないし、やはり全盛期は過ぎたのかなーと思います。
でも私にとっては「ミレニアム・マンボ」も「珈琲時光」も心にざくざく突き刺さりまくり、今でも偉大な愛すべき巨匠です
市川準は私も好きです。といっても、私は『BUSU』と『会社物語』位しか鑑賞してませんが。
『BUSU』は劇場で十回は鑑賞しました。当時、衝撃をうけました。私の意見ですが、映画の基本は画でみせる。当然ですが、けっしてセリフで説明してはいけないと思っております。必要最小限で効果的なセリフ、これが名セリフを生むと私は勝手ながら強く想っておもます。あのセリフの少なさ、非常に感激しました。それとあの画。武の作品も賛否両論ありますが、基本的に評価しているのは説明セリフが一切ないところですかね。
昨日から、何度も失礼しました。
私も「BUSU」と「会社物語」もまた大好きです。
とにかく面白い!!
けどまだ、「このスタイルよくね?」みたいな押し付けがましさというか、自分の技巧に酔っているような感じがあるように思いました。
もっとも洗練されて嫌らしさが完全に抜けたのが「東京夜曲」でないかなと思います。そういうわけでお薦めは「東京夜曲」ですが、初期の嫌らしさもあれはあれで好きだし、21世紀の作品でのせっかく確立したスタイル投げ出して、実験映画に走る貪欲さも好きです。「トニー滝谷」とか「あしたの私のつくりかた」とか