ネットショップ応援ブログ

私たちは全国のネットショップ様のお仕事支援ソフト「助ネコ」です。ネットショップ様の役に立つ情報を発信してまいります。

■「助ネコ」は経営革新支援事業です

2009年11月01日 | 助ネコ昔話
本日から、6期目です。
前期を振り返ると4期でのリリースの遅れをなんとかとりもどし、ほぼ当初の五カ年計画どおりに、軌道修正できたなとほっとしています。

助ネコは、2007年に平塚市の経営革新事業の承認を受けているので、年に一度、「チャレンジアップ審査会」に、事業の進捗についての報告義務があります。

経営革新事業に承認されるときには、金融機関役員OB、税理士、中小企業診断士、といったまあ経営のプロの方々が、「助ネコ」の事業計画をあれこれ診断して、こちらも事前のプレゼンやヒヤリングといった過程を長々と経て、承認されたのですが、自分達の事業計画をいろいろな角度から、検証しなおすことが出来たことは、やってよかったなと思っています。

そして、そのきっかけを作ってくれたのは、某金融機関の担当者Sさんがいたからでした。

2007年の秋、私たちの事業計画書を見たSさんは、ほとんど初対面だったにもかかわらず、

「この事業計画書は、よく書けています。 これなら、経営革新の承認が通るんじゃないかと思うんです。どうですか? チャレンジしてみては。」と言ってくれたのでした。

Sさんは、「これ、預からせていただいていいでしょうか? 実は関係者にうちのOBもいますから、ちょっと役所に行って、可能性があるかどうか内々で打診してきてあげますよ」と、積極的に動き回ってくれたのでした。

実は、それ以前に私は、県の経営革新の認定に興味があって、事前に話を聞きに行ったのですが、

県の担当者は、事業計画書にまともに目も通さずに、
「ソフトなんて、審査が通らないよ。私だってわからないもの。そんな暇があったら、別なことをしたら」と驚くべき対応で、

「他にもソフトの会社が申請してきてるんだけど、なかなか諦めないで困ってるんだよ。」

と、げんなりした経験がありましたから、事業計画書をまともに読んでくれて、自ら働きかけをしてくれるSさんには、我が目と耳を疑うほどの思いでした。

そして3ヵ月後、無事審査が通った後、一緒になって喜んでくれ支店長さんと一緒に、当社を訪問してくれたSさんでしたが、その後すぐに転勤になってしまいました。

すでに、Sさんは、別の支店に転勤になり今後お会いすることはないかもしれませんが、今でもとても感謝しています。

そもそも知人のアドバイスで、

「今はメインバンク一つに頼る時代ではなく、複数の金融機関に打診して、その中から一番よい提案をした銀行と付き合うのがいいらしいよ」という話を聞き、何行か当たってみたのですが、やはりSさんのような人はなかなかいないというのが印象でした。

世の中には、Sさんのような人もいて、おかげさまで「助ネコ」も世に出て、今日のこの日に、感謝しながら思い出したエピソードでした。



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