異次元緩和
黒田日銀がはまった罠
前文略。
一度戦争に踏み込んだら、敗戦濃厚でも突き進むしかないー。かつて日本軍が陥った罠に、黒田日銀もはまってしまったのではないか。
原真人が今日の朝日新聞7ページに書いた論説の終わりがこれなのである。
つまり朝日新聞の論説委員たちの頭脳と言うのは、日本は悪かった、日本の軍隊は悪の代名詞、そういう思想で出来ていることの見事な証明だったのである。
まともな頭脳の持ち主たちは、皆、開いた口が塞がらなかっただろうが。
今、世界中が日本型の長期デフレに陥る事を蛇蝎の如くに忌み嫌っていて、ほんの少しでも、その兆候が見えた時には、間髪を入れず、これを防ぐ金融政策を執っている。
朝日新聞が作った「日本の失われた20年」の結果として、年収200万円以下の若者が1,000万人超になった。
彼らは30歳を過ぎても定職にすら就けなかった。
結婚などは論外、当然ながら子供をつくれるわけもない。
これが少子化の真因であることも、「文明のターンテーブル」、で指摘した私は、日本で最初の人だったろう。
安倍首相と日銀は、終に、このデフレという疾患を退治する事に日本国の舵を切った。
底なし沼の様に大停滞した日本を喜んで観ていたのは、中国と韓国位のものだったろう。
朝日新聞もそうだったことはもはや言うまでもないだろう。
その朝日新聞には、今、天罰が下っているのである。
彼らの販売部数は、公称とは全く違っていて、大幅に減っていたのである。(この事は改めて書く)。
その実売数を知った時、私は、大阪梅田の北ヤードを混迷させた黒幕が朝日新聞だった事に気づいた私の論説は全く正しかった事を再確認もしたのである。
朝日の論説員たちは、自分たちが、日本国に与えた数々の、弁済不能な、超多額の大損害にすら、全く、きづかず、何の根拠もない、夜郎自大さで、自分たちが日本の最優秀選手であるがごとくに思い上がって、物を言う事が常態化しているのである。
自分たちが作った「日本の失われた20年」を終焉させようとしている政府と日銀の政策を、単に異次元緩和など括って、呆れた事に、いわゆる、上から目線で物を言い続けている。
彼等は、もはや救いがたいほどに愚かなのである。
こういう新聞を購読して育った例えば三菱UFJ銀行の上層部の人間たちの思想が愚かなのも当然なのである。
彼等はかつて日本に文明のターンテーブルが回った事を知らなかった世界と自分たちの結果として、日本の経済力を弱めるための新BIS規制に対して、何もできなかった。
それから以降に、更なるBIS規制のたびに、何度も、株式市場から、合計1兆円を超えるお金を集めて、これを凌いだ。
今年の世界的な経済の変調で日経平均は2万円から1,5万円に下落した。
だが三菱UFJ銀行を筆頭にした金融株は、半分以下に下落したままなのである。
彼等金融機関の上層部は、日銀の政策に、朝日新聞的な発想で、いちゃもんをつけることはあっても、
自分たちの企業の株価を防衛する、株価を維持する、株価を上げる(つまり、企業価値を維持する、企業価値を上げる)などというアクションは、毛ほども執ったことはないのである。
日本を代表する金融株が大停滞したままであることは、日本国の経済も停滞することを意味している事は言うまでもない。
資本主義社会の根幹が株式市場であることは言うまでもないことだからだ。
そんな幼稚園児レベルのことも分からない、歪んだ左翼思想に凝り固まって、日本を矮小化したい勢力の旗頭である朝日新聞を精読して育った人間たちに相応しい態様だと言ってしまえばそれまでだが。
資本主義の何たるかも知らない、というよりも、
資本主義を、自分たちの都合の有る時だけ、利用しているだけの、本当の悪人と言っても過言ではない連中が、日本国と日銀の政策に、いちゃもんをつけるのである。
朝日新聞と同調してだから、猶の事、彼等の罪と愚かしさは、許されるものではないのである。
政府や日銀に文句を言う前に、自分たちの会社の株を上げることに全身全霊を傾けるのが当然だろう。
この稿続く。