以下は高山正之の著作からである。
福島原発事故で一番ワルいのは米国
3・11から丸2年。朝日新聞にちょっと驚きの記事が載った。
東電福島原発に駐在した元米ゼネラル・エレクトリック社(GE)の責任者へのインタビュー記事だ。
なんで驚きかというと、朝日はあの震災発生時から事故を起こした原子炉がGE社製ということをずっとぼやかしてきたからだ。
例えば発生間もないころの原子力担当編集委員、竹内敬二の「甘い想定」という記事。
「格納容器には弁は『日本では炉心溶融か起こらない』として装備されていなかった。海外の動きにおされて導入した弁が今は命綱になった。当初の事故想定がいかに甘かったかを示している」
これだけだと原子炉は日本製で、ガス放出弁すらつけてなかったと読める。でも、炉は紛れもなくGE社製で、弁は東電が米国のスリーマイル事故を見て自主的に取り付けたものだ。
「想定が甘かった」のはGE社だったのに朝日はまるで来電の想定がなってなかったように仕立てて、以後の原発廃止デマの基にしてきた。
それを今ごろGE社製でしたとやる。
もうほとぼりも冷めたろう。気づかぬうちに昔の嘘を手直ししておこうと思ったか。
そのインタビューの中身が凄い。
GEの責任者は沖縄生まれの日本人で基地反対闘争に青春を燃やし、その後、船員をやっていてGEに拾われ、熱中性子も臨界も知らずに沸騰水型原子炉(BWR)専門家になった。
こんなので大丈夫かとふと思うが、受け持った「福島の炉はGEの設計ミスも含め、いくつかの異常な事態も経験した」と明かす。
それは事実で、中でも応力腐食割れは酷かった。
高圧蒸気のパイプや炉心を包むシュラウドが次々割れて放射能漏れが起きた。 発電用タービンも破断し、燃料棒被覆管もだめ。要するに完全な欠陥炉たった。
炉は運転不能になったが、GEは何もしなかった。
それで東電と東芝など日本のメーカーが協力して解決に当たった。
朝日がムラとか蔑称する仲間たちだ。
そして応力腐食は炭素量の多いステンレスと溶接工程が原因だったことを突き止めた。割れるタービンも鋳型成形ではなく、日本の技術を生かした削り出し一体型に替えた。
この改良中に今回、最悪の事態を回避できたガス放出弁も取り付けられた。 見かけ以外すべて日本製になったGEモデルの原子炉は以後、3・11の大津波まで故障を知らなかった。
インタビューではこれには触れずに「原発は瓲くないのか」と記者が誘導し、「東電がいかに安全に無関心か」を、GE駐在員としての苦悩をしみじみ語らせる。
「BWRは熟練していないと対応できない。五感を研ぎ澄ませ、配管に触れ、震動や温度に異常ないか確かめることもあった」
彼が確かめた配管はとっくに安全な日本製に替わっていることは言わない。米国人の嘘つきがすっかり身についた口ぶりだ。
彼が触れないもう一つのポイントが、なぜGEは応力腐食割れなど欠陥を無責任に放置したのかだ。
今、米サンオノフレ原発が、三菱納入の蒸気発生器が故障した、おかけで廃炉にせざるを得なくなったと米国側はPL法で三菱を訴えている。
トヨタのレクサス訴訟と同じ、ほとんど言い掛かり訴訟だが、三菱に仮に不具合があったとしても、GEの欠陥原子炉の深刻さとは比べものにはならない。
それなのになぜ東電がGEに求償しなかったかというと、原子力賠償法4条に「来電など事業者以外は賠償の責任はない」とPL法適用を禁じているからだ。
当時の原子力事業は米国の輸銀や、それこそGEからの借入に頼っていた。面倒見てやっているのにPL法など考えるなという米側の意向でこの一項が挿入されたといわれる。
GEが福島を船員上がりの責任者で済ませた理由もその辺にあるのだろう。 GEの手抜きのおかげでというか日本はそれで立派な原発を作れるようになった。輸出も好調だ。
インタビューはその日本製原発がどんどん輸出されていく現状に触れ、朝日新聞は彼に「それでいいのか」と言わせる。
どこにも一片の真実もない記事。それでいいのかとこっちが聞きたい。 (二〇一三年八月一日号)
以下は高山正之の著作からである。
福島原発事故で一番ワルいのは米国
3・11から丸2年。朝日新聞にちょっと驚きの記事が載った。
東電福島原発に駐在した元米ゼネラル・エレクトリック社(GE)の責任者へのインタビュー記事だ。
なんで驚きかというと、朝日はあの震災発生時から事故を起こした原子炉がGE社製ということをずっとぼやかしてきたからだ。
例えば発生間もないころの原子力担当編集委員、竹内敬二の「甘い想定」という記事。
「格納容器には弁は『日本では炉心溶融か起こらない』として装備されていなかった。海外の動きにおされて導入した弁が今は命綱になった。当初の事故想定がいかに甘かったかを示している」
これだけだと原子炉は日本製で、ガス放出弁すらつけてなかったと読める。でも、炉は紛れもなくGE社製で、弁は東電が米国のスリーマイル事故を見て自主的に取り付けたものだ。
「想定が甘かった」のはGE社だったのに朝日はまるで来電の想定がなってなかったように仕立てて、以後の原発廃止デマの基にしてきた。
それを今ごろGE社製でしたとやる。
もうほとぼりも冷めたろう。気づかぬうちに昔の嘘を手直ししておこうと思ったか。
そのインタビューの中身が凄い。
GEの責任者は沖縄生まれの日本人で基地反対闘争に青春を燃やし、その後、船員をやっていてGEに拾われ、熱中性子も臨界も知らずに沸騰水型原子炉(BWR)専門家になった。
こんなので大丈夫かとふと思うが、受け持った「福島の炉はGEの設計ミスも含め、いくつかの異常な事態も経験した」と明かす。
それは事実で、中でも応力腐食割れは酷かった。
高圧蒸気のパイプや炉心を包むシュラウドが次々割れて放射能漏れが起きた。 発電用タービンも破断し、燃料棒被覆管もだめ。要するに完全な欠陥炉たった。
炉は運転不能になったが、GEは何もしなかった。
それで東電と東芝など日本のメーカーが協力して解決に当たった。
朝日がムラとか蔑称する仲間たちだ。
そして応力腐食は炭素量の多いステンレスと溶接工程が原因だったことを突き止めた。割れるタービンも鋳型成形ではなく、日本の技術を生かした削り出し一体型に替えた。
この改良中に今回、最悪の事態を回避できたガス放出弁も取り付けられた。 見かけ以外すべて日本製になったGEモデルの原子炉は以後、3・11の大津波まで故障を知らなかった。
インタビューではこれには触れずに「原発は瓲くないのか」と記者が誘導し、「東電がいかに安全に無関心か」を、GE駐在員としての苦悩をしみじみ語らせる。
「BWRは熟練していないと対応できない。五感を研ぎ澄ませ、配管に触れ、震動や温度に異常ないか確かめることもあった」
彼が確かめた配管はとっくに安全な日本製に替わっていることは言わない。米国人の嘘つきがすっかり身についた口ぶりだ。
彼が触れないもう一つのポイントが、なぜGEは応力腐食割れなど欠陥を無責任に放置したのかだ。
今、米サンオノフレ原発が、三菱納入の蒸気発生器が故障した、おかけで廃炉にせざるを得なくなったと米国側はPL法で三菱を訴えている。
トヨタのレクサス訴訟と同じ、ほとんど言い掛かり訴訟だが、三菱に仮に不具合があったとしても、GEの欠陥原子炉の深刻さとは比べものにはならない。
それなのになぜ東電がGEに求償しなかったかというと、原子力賠償法4条に「来電など事業者以外は賠償の責任はない」とPL法適用を禁じているからだ。
当時の原子力事業は米国の輸銀や、それこそGEからの借入に頼っていた。面倒見てやっているのにPL法など考えるなという米側の意向でこの一項が挿入されたといわれる。
GEが福島を船員上がりの責任者で済ませた理由もその辺にあるのだろう。 GEの手抜きのおかげでというか日本はそれで立派な原発を作れるようになった。輸出も好調だ。
インタビューはその日本製原発がどんどん輸出されていく現状に触れ、朝日新聞は彼に「それでいいのか」と言わせる。
どこにも一片の真実もない記事。それでいいのかとこっちが聞きたい。 (二〇一三年八月一日号)
以下は高山正之の著作からである。
福島原発事故で一番ワルいのは米国
3・11から丸2年。朝日新聞にちょっと驚きの記事が載った。
東電福島原発に駐在した元米ゼネラル・エレクトリック社(GE)の責任者へのインタビュー記事だ。
なんで驚きかというと、朝日はあの震災発生時から事故を起こした原子炉がGE社製ということをずっとぼやかしてきたからだ。
例えば発生間もないころの原子力担当編集委員、竹内敬二の「甘い想定」という記事。
「格納容器には弁は『日本では炉心溶融か起こらない』として装備されていなかった。海外の動きにおされて導入した弁が今は命綱になった。当初の事故想定がいかに甘かったかを示している」
これだけだと原子炉は日本製で、ガス放出弁すらつけてなかったと読める。でも、炉は紛れもなくGE社製で、弁は東電が米国のスリーマイル事故を見て自主的に取り付けたものだ。
「想定が甘かった」のはGE社だったのに朝日はまるで来電の想定がなってなかったように仕立てて、以後の原発廃止デマの基にしてきた。
それを今ごろGE社製でしたとやる。
もうほとぼりも冷めたろう。気づかぬうちに昔の嘘を手直ししておこうと思ったか。
そのインタビューの中身が凄い。
GEの責任者は沖縄生まれの日本人で基地反対闘争に青春を燃やし、その後、船員をやっていてGEに拾われ、熱中性子も臨界も知らずに沸騰水型原子炉(BWR)専門家になった。
こんなので大丈夫かとふと思うが、受け持った「福島の炉はGEの設計ミスも含め、いくつかの異常な事態も経験した」と明かす。
それは事実で、中でも応力腐食割れは酷かった。
高圧蒸気のパイプや炉心を包むシュラウドが次々割れて放射能漏れが起きた。 発電用タービンも破断し、燃料棒被覆管もだめ。要するに完全な欠陥炉たった。
炉は運転不能になったが、GEは何もしなかった。
それで東電と東芝など日本のメーカーが協力して解決に当たった。
朝日がムラとか蔑称する仲間たちだ。
そして応力腐食は炭素量の多いステンレスと溶接工程が原因だったことを突き止めた。割れるタービンも鋳型成形ではなく、日本の技術を生かした削り出し一体型に替えた。
この改良中に今回、最悪の事態を回避できたガス放出弁も取り付けられた。 見かけ以外すべて日本製になったGEモデルの原子炉は以後、3・11の大津波まで故障を知らなかった。
インタビューではこれには触れずに「原発は瓲くないのか」と記者が誘導し、「東電がいかに安全に無関心か」を、GE駐在員としての苦悩をしみじみ語らせる。
「BWRは熟練していないと対応できない。五感を研ぎ澄ませ、配管に触れ、震動や温度に異常ないか確かめることもあった」
彼が確かめた配管はとっくに安全な日本製に替わっていることは言わない。米国人の嘘つきがすっかり身についた口ぶりだ。
彼が触れないもう一つのポイントが、なぜGEは応力腐食割れなど欠陥を無責任に放置したのかだ。
今、米サンオノフレ原発が、三菱納入の蒸気発生器が故障した、おかけで廃炉にせざるを得なくなったと米国側はPL法で三菱を訴えている。
トヨタのレクサス訴訟と同じ、ほとんど言い掛かり訴訟だが、三菱に仮に不具合があったとしても、GEの欠陥原子炉の深刻さとは比べものにはならない。
それなのになぜ東電がGEに求償しなかったかというと、原子力賠償法4条に「来電など事業者以外は賠償の責任はない」とPL法適用を禁じているからだ。
当時の原子力事業は米国の輸銀や、それこそGEからの借入に頼っていた。面倒見てやっているのにPL法など考えるなという米側の意向でこの一項が挿入されたといわれる。
GEが福島を船員上がりの責任者で済ませた理由もその辺にあるのだろう。 GEの手抜きのおかげでというか日本はそれで立派な原発を作れるようになった。輸出も好調だ。
インタビューはその日本製原発がどんどん輸出されていく現状に触れ、朝日新聞は彼に「それでいいのか」と言わせる。
どこにも一片の真実もない記事。それでいいのかとこっちが聞きたい。 (二〇一三年八月一日号)
以下は高山正之の著作からである。
福島原発事故で一番ワルいのは米国
3・11から丸2年。朝日新聞にちょっと驚きの記事が載った。
東電福島原発に駐在した元米ゼネラル・エレクトリック社(GE)の責任者へのインタビュー記事だ。
なんで驚きかというと、朝日はあの震災発生時から事故を起こした原子炉がGE社製ということをずっとぼやかしてきたからだ。
例えば発生間もないころの原子力担当編集委員、竹内敬二の「甘い想定」という記事。
「格納容器には弁は『日本では炉心溶融か起こらない』として装備されていなかった。海外の動きにおされて導入した弁が今は命綱になった。当初の事故想定がいかに甘かったかを示している」
これだけだと原子炉は日本製で、ガス放出弁すらつけてなかったと読める。でも、炉は紛れもなくGE社製で、弁は東電が米国のスリーマイル事故を見て自主的に取り付けたものだ。
「想定が甘かった」のはGE社だったのに朝日はまるで来電の想定がなってなかったように仕立てて、以後の原発廃止デマの基にしてきた。
それを今ごろGE社製でしたとやる。
もうほとぼりも冷めたろう。気づかぬうちに昔の嘘を手直ししておこうと思ったか。
そのインタビューの中身が凄い。
GEの責任者は沖縄生まれの日本人で基地反対闘争に青春を燃やし、その後、船員をやっていてGEに拾われ、熱中性子も臨界も知らずに沸騰水型原子炉(BWR)専門家になった。
こんなので大丈夫かとふと思うが、受け持った「福島の炉はGEの設計ミスも含め、いくつかの異常な事態も経験した」と明かす。
それは事実で、中でも応力腐食割れは酷かった。
高圧蒸気のパイプや炉心を包むシュラウドが次々割れて放射能漏れが起きた。 発電用タービンも破断し、燃料棒被覆管もだめ。要するに完全な欠陥炉たった。
炉は運転不能になったが、GEは何もしなかった。
それで東電と東芝など日本のメーカーが協力して解決に当たった。
朝日がムラとか蔑称する仲間たちだ。
そして応力腐食は炭素量の多いステンレスと溶接工程が原因だったことを突き止めた。割れるタービンも鋳型成形ではなく、日本の技術を生かした削り出し一体型に替えた。
この改良中に今回、最悪の事態を回避できたガス放出弁も取り付けられた。 見かけ以外すべて日本製になったGEモデルの原子炉は以後、3・11の大津波まで故障を知らなかった。
インタビューではこれには触れずに「原発は瓲くないのか」と記者が誘導し、「東電がいかに安全に無関心か」を、GE駐在員としての苦悩をしみじみ語らせる。
「BWRは熟練していないと対応できない。五感を研ぎ澄ませ、配管に触れ、震動や温度に異常ないか確かめることもあった」
彼が確かめた配管はとっくに安全な日本製に替わっていることは言わない。米国人の嘘つきがすっかり身についた口ぶりだ。
彼が触れないもう一つのポイントが、なぜGEは応力腐食割れなど欠陥を無責任に放置したのかだ。
今、米サンオノフレ原発が、三菱納入の蒸気発生器が故障した、おかけで廃炉にせざるを得なくなったと米国側はPL法で三菱を訴えている。
トヨタのレクサス訴訟と同じ、ほとんど言い掛かり訴訟だが、三菱に仮に不具合があったとしても、GEの欠陥原子炉の深刻さとは比べものにはならない。
それなのになぜ東電がGEに求償しなかったかというと、原子力賠償法4条に「来電など事業者以外は賠償の責任はない」とPL法適用を禁じているからだ。
当時の原子力事業は米国の輸銀や、それこそGEからの借入に頼っていた。面倒見てやっているのにPL法など考えるなという米側の意向でこの一項が挿入されたといわれる。
GEが福島を船員上がりの責任者で済ませた理由もその辺にあるのだろう。 GEの手抜きのおかげでというか日本はそれで立派な原発を作れるようになった。輸出も好調だ。
インタビューはその日本製原発がどんどん輸出されていく現状に触れ、朝日新聞は彼に「それでいいのか」と言わせる。
どこにも一片の真実もない記事。それでいいのかとこっちが聞きたい。 (二〇一三年八月一日号)
以下は高山正之の著作からである。
福島原発事故で一番ワルいのは米国
3・11から丸2年。朝日新聞にちょっと驚きの記事が載った。
東電福島原発に駐在した元米ゼネラル・エレクトリック社(GE)の責任者へのインタビュー記事だ。
なんで驚きかというと、朝日はあの震災発生時から事故を起こした原子炉がGE社製ということをずっとぼやかしてきたからだ。
例えば発生間もないころの原子力担当編集委員、竹内敬二の「甘い想定」という記事。
「格納容器には弁は『日本では炉心溶融か起こらない』として装備されていなかった。海外の動きにおされて導入した弁が今は命綱になった。当初の事故想定がいかに甘かったかを示している」
これだけだと原子炉は日本製で、ガス放出弁すらつけてなかったと読める。でも、炉は紛れもなくGE社製で、弁は東電が米国のスリーマイル事故を見て自主的に取り付けたものだ。
「想定が甘かった」のはGE社だったのに朝日はまるで来電の想定がなってなかったように仕立てて、以後の原発廃止デマの基にしてきた。
それを今ごろGE社製でしたとやる。
もうほとぼりも冷めたろう。気づかぬうちに昔の嘘を手直ししておこうと思ったか。
そのインタビューの中身が凄い。
GEの責任者は沖縄生まれの日本人で基地反対闘争に青春を燃やし、その後、船員をやっていてGEに拾われ、熱中性子も臨界も知らずに沸騰水型原子炉(BWR)専門家になった。
こんなので大丈夫かとふと思うが、受け持った「福島の炉はGEの設計ミスも含め、いくつかの異常な事態も経験した」と明かす。
それは事実で、中でも応力腐食割れは酷かった。
高圧蒸気のパイプや炉心を包むシュラウドが次々割れて放射能漏れが起きた。 発電用タービンも破断し、燃料棒被覆管もだめ。要するに完全な欠陥炉たった。
炉は運転不能になったが、GEは何もしなかった。
それで東電と東芝など日本のメーカーが協力して解決に当たった。
朝日がムラとか蔑称する仲間たちだ。
そして応力腐食は炭素量の多いステンレスと溶接工程が原因だったことを突き止めた。割れるタービンも鋳型成形ではなく、日本の技術を生かした削り出し一体型に替えた。
この改良中に今回、最悪の事態を回避できたガス放出弁も取り付けられた。 見かけ以外すべて日本製になったGEモデルの原子炉は以後、3・11の大津波まで故障を知らなかった。
インタビューではこれには触れずに「原発は瓲くないのか」と記者が誘導し、「東電がいかに安全に無関心か」を、GE駐在員としての苦悩をしみじみ語らせる。
「BWRは熟練していないと対応できない。五感を研ぎ澄ませ、配管に触れ、震動や温度に異常ないか確かめることもあった」
彼が確かめた配管はとっくに安全な日本製に替わっていることは言わない。米国人の嘘つきがすっかり身についた口ぶりだ。
彼が触れないもう一つのポイントが、なぜGEは応力腐食割れなど欠陥を無責任に放置したのかだ。
今、米サンオノフレ原発が、三菱納入の蒸気発生器が故障した、おかけで廃炉にせざるを得なくなったと米国側はPL法で三菱を訴えている。
トヨタのレクサス訴訟と同じ、ほとんど言い掛かり訴訟だが、三菱に仮に不具合があったとしても、GEの欠陥原子炉の深刻さとは比べものにはならない。
それなのになぜ東電がGEに求償しなかったかというと、原子力賠償法4条に「来電など事業者以外は賠償の責任はない」とPL法適用を禁じているからだ。
当時の原子力事業は米国の輸銀や、それこそGEからの借入に頼っていた。面倒見てやっているのにPL法など考えるなという米側の意向でこの一項が挿入されたといわれる。
GEが福島を船員上がりの責任者で済ませた理由もその辺にあるのだろう。 GEの手抜きのおかげでというか日本はそれで立派な原発を作れるようになった。輸出も好調だ。
インタビューはその日本製原発がどんどん輸出されていく現状に触れ、朝日新聞は彼に「それでいいのか」と言わせる。
どこにも一片の真実もない記事。それでいいのかとこっちが聞きたい。 (二〇一三年八月一日号)
以下は高山正之の著作からである。
福島原発事故で一番ワルいのは米国
3・11から丸2年。朝日新聞にちょっと驚きの記事が載った。
東電福島原発に駐在した元米ゼネラル・エレクトリック社(GE)の責任者へのインタビュー記事だ。
なんで驚きかというと、朝日はあの震災発生時から事故を起こした原子炉がGE社製ということをずっとぼやかしてきたからだ。
例えば発生間もないころの原子力担当編集委員、竹内敬二の「甘い想定」という記事。
「格納容器には弁は『日本では炉心溶融か起こらない』として装備されていなかった。海外の動きにおされて導入した弁が今は命綱になった。当初の事故想定がいかに甘かったかを示している」
これだけだと原子炉は日本製で、ガス放出弁すらつけてなかったと読める。でも、炉は紛れもなくGE社製で、弁は東電が米国のスリーマイル事故を見て自主的に取り付けたものだ。
「想定が甘かった」のはGE社だったのに朝日はまるで来電の想定がなってなかったように仕立てて、以後の原発廃止デマの基にしてきた。
それを今ごろGE社製でしたとやる。
もうほとぼりも冷めたろう。気づかぬうちに昔の嘘を手直ししておこうと思ったか。
そのインタビューの中身が凄い。
GEの責任者は沖縄生まれの日本人で基地反対闘争に青春を燃やし、その後、船員をやっていてGEに拾われ、熱中性子も臨界も知らずに沸騰水型原子炉(BWR)専門家になった。
こんなので大丈夫かとふと思うが、受け持った「福島の炉はGEの設計ミスも含め、いくつかの異常な事態も経験した」と明かす。
それは事実で、中でも応力腐食割れは酷かった。
高圧蒸気のパイプや炉心を包むシュラウドが次々割れて放射能漏れが起きた。 発電用タービンも破断し、燃料棒被覆管もだめ。要するに完全な欠陥炉たった。
炉は運転不能になったが、GEは何もしなかった。
それで東電と東芝など日本のメーカーが協力して解決に当たった。
朝日がムラとか蔑称する仲間たちだ。
そして応力腐食は炭素量の多いステンレスと溶接工程が原因だったことを突き止めた。割れるタービンも鋳型成形ではなく、日本の技術を生かした削り出し一体型に替えた。
この改良中に今回、最悪の事態を回避できたガス放出弁も取り付けられた。 見かけ以外すべて日本製になったGEモデルの原子炉は以後、3・11の大津波まで故障を知らなかった。
インタビューではこれには触れずに「原発は瓲くないのか」と記者が誘導し、「東電がいかに安全に無関心か」を、GE駐在員としての苦悩をしみじみ語らせる。
「BWRは熟練していないと対応できない。五感を研ぎ澄ませ、配管に触れ、震動や温度に異常ないか確かめることもあった」
彼が確かめた配管はとっくに安全な日本製に替わっていることは言わない。米国人の嘘つきがすっかり身についた口ぶりだ。
彼が触れないもう一つのポイントが、なぜGEは応力腐食割れなど欠陥を無責任に放置したのかだ。
今、米サンオノフレ原発が、三菱納入の蒸気発生器が故障した、おかけで廃炉にせざるを得なくなったと米国側はPL法で三菱を訴えている。
トヨタのレクサス訴訟と同じ、ほとんど言い掛かり訴訟だが、三菱に仮に不具合があったとしても、GEの欠陥原子炉の深刻さとは比べものにはならない。
それなのになぜ東電がGEに求償しなかったかというと、原子力賠償法4条に「来電など事業者以外は賠償の責任はない」とPL法適用を禁じているからだ。
当時の原子力事業は米国の輸銀や、それこそGEからの借入に頼っていた。面倒見てやっているのにPL法など考えるなという米側の意向でこの一項が挿入されたといわれる。
GEが福島を船員上がりの責任者で済ませた理由もその辺にあるのだろう。 GEの手抜きのおかげでというか日本はそれで立派な原発を作れるようになった。輸出も好調だ。
インタビューはその日本製原発がどんどん輸出されていく現状に触れ、朝日新聞は彼に「それでいいのか」と言わせる。
どこにも一片の真実もない記事。それでいいのかとこっちが聞きたい。 (二〇一三年八月一日号)
以下は高山正之の著作からである。
福島原発事故で一番ワルいのは米国
3・11から丸2年。朝日新聞にちょっと驚きの記事が載った。
東電福島原発に駐在した元米ゼネラル・エレクトリック社(GE)の責任者へのインタビュー記事だ。
なんで驚きかというと、朝日はあの震災発生時から事故を起こした原子炉がGE社製ということをずっとぼやかしてきたからだ。
例えば発生間もないころの原子力担当編集委員、竹内敬二の「甘い想定」という記事。
「格納容器には弁は『日本では炉心溶融か起こらない』として装備されていなかった。海外の動きにおされて導入した弁が今は命綱になった。当初の事故想定がいかに甘かったかを示している」
これだけだと原子炉は日本製で、ガス放出弁すらつけてなかったと読める。でも、炉は紛れもなくGE社製で、弁は東電が米国のスリーマイル事故を見て自主的に取り付けたものだ。
「想定が甘かった」のはGE社だったのに朝日はまるで来電の想定がなってなかったように仕立てて、以後の原発廃止デマの基にしてきた。
それを今ごろGE社製でしたとやる。
もうほとぼりも冷めたろう。気づかぬうちに昔の嘘を手直ししておこうと思ったか。
そのインタビューの中身が凄い。
GEの責任者は沖縄生まれの日本人で基地反対闘争に青春を燃やし、その後、船員をやっていてGEに拾われ、熱中性子も臨界も知らずに沸騰水型原子炉(BWR)専門家になった。
こんなので大丈夫かとふと思うが、受け持った「福島の炉はGEの設計ミスも含め、いくつかの異常な事態も経験した」と明かす。
それは事実で、中でも応力腐食割れは酷かった。
高圧蒸気のパイプや炉心を包むシュラウドが次々割れて放射能漏れが起きた。 発電用タービンも破断し、燃料棒被覆管もだめ。要するに完全な欠陥炉たった。
炉は運転不能になったが、GEは何もしなかった。
それで東電と東芝など日本のメーカーが協力して解決に当たった。
朝日がムラとか蔑称する仲間たちだ。
そして応力腐食は炭素量の多いステンレスと溶接工程が原因だったことを突き止めた。割れるタービンも鋳型成形ではなく、日本の技術を生かした削り出し一体型に替えた。
この改良中に今回、最悪の事態を回避できたガス放出弁も取り付けられた。 見かけ以外すべて日本製になったGEモデルの原子炉は以後、3・11の大津波まで故障を知らなかった。
インタビューではこれには触れずに「原発は瓲くないのか」と記者が誘導し、「東電がいかに安全に無関心か」を、GE駐在員としての苦悩をしみじみ語らせる。
「BWRは熟練していないと対応できない。五感を研ぎ澄ませ、配管に触れ、震動や温度に異常ないか確かめることもあった」
彼が確かめた配管はとっくに安全な日本製に替わっていることは言わない。米国人の嘘つきがすっかり身についた口ぶりだ。
彼が触れないもう一つのポイントが、なぜGEは応力腐食割れなど欠陥を無責任に放置したのかだ。
今、米サンオノフレ原発が、三菱納入の蒸気発生器が故障した、おかけで廃炉にせざるを得なくなったと米国側はPL法で三菱を訴えている。
トヨタのレクサス訴訟と同じ、ほとんど言い掛かり訴訟だが、三菱に仮に不具合があったとしても、GEの欠陥原子炉の深刻さとは比べものにはならない。
それなのになぜ東電がGEに求償しなかったかというと、原子力賠償法4条に「来電など事業者以外は賠償の責任はない」とPL法適用を禁じているからだ。
当時の原子力事業は米国の輸銀や、それこそGEからの借入に頼っていた。面倒見てやっているのにPL法など考えるなという米側の意向でこの一項が挿入されたといわれる。
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インタビューはその日本製原発がどんどん輸出されていく現状に触れ、朝日新聞は彼に「それでいいのか」と言わせる。
どこにも一片の真実もない記事。それでいいのかとこっちが聞きたい。 (二〇一三年八月一日号)
以下は高山正之の著作からである。
福島原発事故で一番ワルいのは米国
3・11から丸2年。朝日新聞にちょっと驚きの記事が載った。
東電福島原発に駐在した元米ゼネラル・エレクトリック社(GE)の責任者へのインタビュー記事だ。
なんで驚きかというと、朝日はあの震災発生時から事故を起こした原子炉がGE社製ということをずっとぼやかしてきたからだ。
例えば発生間もないころの原子力担当編集委員、竹内敬二の「甘い想定」という記事。
「格納容器には弁は『日本では炉心溶融か起こらない』として装備されていなかった。海外の動きにおされて導入した弁が今は命綱になった。当初の事故想定がいかに甘かったかを示している」
これだけだと原子炉は日本製で、ガス放出弁すらつけてなかったと読める。でも、炉は紛れもなくGE社製で、弁は東電が米国のスリーマイル事故を見て自主的に取り付けたものだ。
「想定が甘かった」のはGE社だったのに朝日はまるで来電の想定がなってなかったように仕立てて、以後の原発廃止デマの基にしてきた。
それを今ごろGE社製でしたとやる。
もうほとぼりも冷めたろう。気づかぬうちに昔の嘘を手直ししておこうと思ったか。
そのインタビューの中身が凄い。
GEの責任者は沖縄生まれの日本人で基地反対闘争に青春を燃やし、その後、船員をやっていてGEに拾われ、熱中性子も臨界も知らずに沸騰水型原子炉(BWR)専門家になった。
こんなので大丈夫かとふと思うが、受け持った「福島の炉はGEの設計ミスも含め、いくつかの異常な事態も経験した」と明かす。
それは事実で、中でも応力腐食割れは酷かった。
高圧蒸気のパイプや炉心を包むシュラウドが次々割れて放射能漏れが起きた。 発電用タービンも破断し、燃料棒被覆管もだめ。要するに完全な欠陥炉たった。
炉は運転不能になったが、GEは何もしなかった。
それで東電と東芝など日本のメーカーが協力して解決に当たった。
朝日がムラとか蔑称する仲間たちだ。
そして応力腐食は炭素量の多いステンレスと溶接工程が原因だったことを突き止めた。割れるタービンも鋳型成形ではなく、日本の技術を生かした削り出し一体型に替えた。
この改良中に今回、最悪の事態を回避できたガス放出弁も取り付けられた。 見かけ以外すべて日本製になったGEモデルの原子炉は以後、3・11の大津波まで故障を知らなかった。
インタビューではこれには触れずに「原発は瓲くないのか」と記者が誘導し、「東電がいかに安全に無関心か」を、GE駐在員としての苦悩をしみじみ語らせる。
「BWRは熟練していないと対応できない。五感を研ぎ澄ませ、配管に触れ、震動や温度に異常ないか確かめることもあった」
彼が確かめた配管はとっくに安全な日本製に替わっていることは言わない。米国人の嘘つきがすっかり身についた口ぶりだ。
彼が触れないもう一つのポイントが、なぜGEは応力腐食割れなど欠陥を無責任に放置したのかだ。
今、米サンオノフレ原発が、三菱納入の蒸気発生器が故障した、おかけで廃炉にせざるを得なくなったと米国側はPL法で三菱を訴えている。
トヨタのレクサス訴訟と同じ、ほとんど言い掛かり訴訟だが、三菱に仮に不具合があったとしても、GEの欠陥原子炉の深刻さとは比べものにはならない。
それなのになぜ東電がGEに求償しなかったかというと、原子力賠償法4条に「来電など事業者以外は賠償の責任はない」とPL法適用を禁じているからだ。
当時の原子力事業は米国の輸銀や、それこそGEからの借入に頼っていた。面倒見てやっているのにPL法など考えるなという米側の意向でこの一項が挿入されたといわれる。
GEが福島を船員上がりの責任者で済ませた理由もその辺にあるのだろう。 GEの手抜きのおかげでというか日本はそれで立派な原発を作れるようになった。輸出も好調だ。
インタビューはその日本製原発がどんどん輸出されていく現状に触れ、朝日新聞は彼に「それでいいのか」と言わせる。
どこにも一片の真実もない記事。それでいいのかとこっちが聞きたい。 (二〇一三年八月一日号)
以下は高山正之の著作からである。
福島原発事故で一番ワルいのは米国
3・11から丸2年。朝日新聞にちょっと驚きの記事が載った。
東電福島原発に駐在した元米ゼネラル・エレクトリック社(GE)の責任者へのインタビュー記事だ。
なんで驚きかというと、朝日はあの震災発生時から事故を起こした原子炉がGE社製ということをずっとぼやかしてきたからだ。
例えば発生間もないころの原子力担当編集委員、竹内敬二の「甘い想定」という記事。
「格納容器には弁は『日本では炉心溶融か起こらない』として装備されていなかった。海外の動きにおされて導入した弁が今は命綱になった。当初の事故想定がいかに甘かったかを示している」
これだけだと原子炉は日本製で、ガス放出弁すらつけてなかったと読める。でも、炉は紛れもなくGE社製で、弁は東電が米国のスリーマイル事故を見て自主的に取り付けたものだ。
「想定が甘かった」のはGE社だったのに朝日はまるで東電の想定がなってなかったように仕立てて、以後の原発廃止デマの基にしてきた。
それを今ごろGE社製でしたとやる。
もうほとぼりも冷めたろう。気づかぬうちに昔の嘘を手直ししておこうと思ったか。
そのインタビューの中身が凄い。
GEの責任者は沖縄生まれの日本人で基地反対闘争に青春を燃やし、その後、船員をやっていてGEに拾われ、熱中性子も臨界も知らずに沸騰水型原子炉(BWR)専門家になった。
こんなので大丈夫かとふと思うが、受け持った「福島の炉はGEの設計ミスも含め、いくつかの異常な事態も経験した」と明かす。
それは事実で、中でも応力腐食割れは酷かった。
高圧蒸気のパイプや炉心を包むシュラウドが次々割れて放射能漏れが起きた。
発電用タービンも破断し、燃料棒被覆管もだめ。要するに完全な欠陥炉だった。
炉は運転不能になったが、GEは何もしなかった。
それで東電と東芝など日本のメーカーが協力して解決に当たった。
朝日がムラとか蔑称する仲間たちだ。
そして応力腐食は炭素量の多いステンレスと溶接工程が原因だったことを突き止めた。
割れるタービンも鋳型成形ではなく、日本の技術を生かした削り出し一体型に替えた。
この改良中に今回、最悪の事態を回避できたガス放出弁も取り付けられた。
見かけ以外すべて日本製になったGEモデルの原子炉は以後、3・11の大津波まで故障を知らなかった。
インタビューではこれには触れずに「原発は危なくないのか」と記者が誘導し、「東電がいかに安全に無関心か」を、GE駐在員としての苦悩をしみじみ語らせる。
「BWRは熟練していないと対応できない。五感を研ぎ澄ませ、配管に触れ、震動や温度に異常ないか確かめることもあった」
彼が確かめた配管はとっくに安全な日本製に替わっていることは言わない。米国人の嘘つきがすっかり身についた口ぶりだ。
彼が触れないもう一つのポイントが、なぜGEは応力腐食割れなど欠陥を無責任に放置したのかだ。
今、米サンオノフレ原発が、三菱納入の蒸気発生器が故障した、おかけで廃炉にせざるを得なくなったと米国側はPL法で三菱を訴えている。
トヨタのレクサス訴訟と同じ、ほとんど言い掛かり訴訟だが、三菱に仮に不具合があったとしても、GEの欠陥原子炉の深刻さとは比べものにはならない。
それなのになぜ東電がGEに求償しなかったかというと、原子力賠償法4条に「来電など事業者以外は賠償の責任はない」とPL法適用を禁じているからだ。
当時の原子力事業は米国の輸銀や、それこそGEからの借入に頼っていた。
面倒見てやっているのにPL法など考えるなという米側の意向でこの一項が挿入されたといわれる。
GEが福島を船員上がりの責任者で済ませた理由もその辺にあるのだろう。
GEの手抜きのおかげでというか日本はそれで立派な原発を作れるようになった。輸出も好調だ。
インタビューはその日本製原発がどんどん輸出されていく現状に触れ、朝日新聞は彼に「それでいいのか」と言わせる。
どこにも一片の真実もない記事。それでいいのかとこっちが聞きたい。
(2013年8月1日号)
以下は高山正之の著作からである。
福島原発事故で一番ワルいのは米国
3・11から丸2年。朝日新聞にちょっと驚きの記事が載った。
東電福島原発に駐在した元米ゼネラル・エレクトリック社(GE)の責任者へのインタビュー記事だ。
なんで驚きかというと、朝日はあの震災発生時から事故を起こした原子炉がGE社製ということをずっとぼやかしてきたからだ。
例えば発生間もないころの原子力担当編集委員、竹内敬二の「甘い想定」という記事。
「格納容器には弁は『日本では炉心溶融か起こらない』として装備されていなかった。海外の動きにおされて導入した弁が今は命綱になった。当初の事故想定がいかに甘かったかを示している」
これだけだと原子炉は日本製で、ガス放出弁すらつけてなかったと読める。でも、炉は紛れもなくGE社製で、弁は東電が米国のスリーマイル事故を見て自主的に取り付けたものだ。
「想定が甘かった」のはGE社だったのに朝日はまるで来電の想定がなってなかったように仕立てて、以後の原発廃止デマの基にしてきた。
それを今ごろGE社製でしたとやる。
もうほとぼりも冷めたろう。気づかぬうちに昔の嘘を手直ししておこうと思ったか。
そのインタビューの中身が凄い。
GEの責任者は沖縄生まれの日本人で基地反対闘争に青春を燃やし、その後、船員をやっていてGEに拾われ、熱中性子も臨界も知らずに沸騰水型原子炉(BWR)専門家になった。
こんなので大丈夫かとふと思うが、受け持った「福島の炉はGEの設計ミスも含め、いくつかの異常な事態も経験した」と明かす。
それは事実で、中でも応力腐食割れは酷かった。
高圧蒸気のパイプや炉心を包むシュラウドが次々割れて放射能漏れが起きた。 発電用タービンも破断し、燃料棒被覆管もだめ。要するに完全な欠陥炉たった。
炉は運転不能になったが、GEは何もしなかった。
それで東電と東芝など日本のメーカーが協力して解決に当たった。
朝日がムラとか蔑称する仲間たちだ。
そして応力腐食は炭素量の多いステンレスと溶接工程が原因だったことを突き止めた。割れるタービンも鋳型成形ではなく、日本の技術を生かした削り出し一体型に替えた。
この改良中に今回、最悪の事態を回避できたガス放出弁も取り付けられた。 見かけ以外すべて日本製になったGEモデルの原子炉は以後、3・11の大津波まで故障を知らなかった。
インタビューではこれには触れずに「原発は瓲くないのか」と記者が誘導し、「東電がいかに安全に無関心か」を、GE駐在員としての苦悩をしみじみ語らせる。
「BWRは熟練していないと対応できない。五感を研ぎ澄ませ、配管に触れ、震動や温度に異常ないか確かめることもあった」
彼が確かめた配管はとっくに安全な日本製に替わっていることは言わない。米国人の嘘つきがすっかり身についた口ぶりだ。
彼が触れないもう一つのポイントが、なぜGEは応力腐食割れなど欠陥を無責任に放置したのかだ。
今、米サンオノフレ原発が、三菱納入の蒸気発生器が故障した、おかけで廃炉にせざるを得なくなったと米国側はPL法で三菱を訴えている。
トヨタのレクサス訴訟と同じ、ほとんど言い掛かり訴訟だが、三菱に仮に不具合があったとしても、GEの欠陥原子炉の深刻さとは比べものにはならない。
それなのになぜ東電がGEに求償しなかったかというと、原子力賠償法4条に「来電など事業者以外は賠償の責任はない」とPL法適用を禁じているからだ。
当時の原子力事業は米国の輸銀や、それこそGEからの借入に頼っていた。面倒見てやっているのにPL法など考えるなという米側の意向でこの一項が挿入されたといわれる。
GEが福島を船員上がりの責任者で済ませた理由もその辺にあるのだろう。 GEの手抜きのおかげでというか日本はそれで立派な原発を作れるようになった。輸出も好調だ。
インタビューはその日本製原発がどんどん輸出されていく現状に触れ、朝日新聞は彼に「それでいいのか」と言わせる。
どこにも一片の真実もない記事。それでいいのかとこっちが聞きたい。 (二〇一三年八月一日号)
以下は高山正之の著作からである。
福島原発事故で一番ワルいのは米国
3・11から丸2年。朝日新聞にちょっと驚きの記事が載った。
東電福島原発に駐在した元米ゼネラル・エレクトリック社(GE)の責任者へのインタビュー記事だ。
なんで驚きかというと、朝日はあの震災発生時から事故を起こした原子炉がGE社製ということをずっとぼやかしてきたからだ。
例えば発生間もないころの原子力担当編集委員、竹内敬二の「甘い想定」という記事。
「格納容器には弁は『日本では炉心溶融か起こらない』として装備されていなかった。海外の動きにおされて導入した弁が今は命綱になった。当初の事故想定がいかに甘かったかを示している」
これだけだと原子炉は日本製で、ガス放出弁すらつけてなかったと読める。でも、炉は紛れもなくGE社製で、弁は東電が米国のスリーマイル事故を見て自主的に取り付けたものだ。
「想定が甘かった」のはGE社だったのに朝日はまるで来電の想定がなってなかったように仕立てて、以後の原発廃止デマの基にしてきた。
それを今ごろGE社製でしたとやる。
もうほとぼりも冷めたろう。気づかぬうちに昔の嘘を手直ししておこうと思ったか。
そのインタビューの中身が凄い。
GEの責任者は沖縄生まれの日本人で基地反対闘争に青春を燃やし、その後、船員をやっていてGEに拾われ、熱中性子も臨界も知らずに沸騰水型原子炉(BWR)専門家になった。
こんなので大丈夫かとふと思うが、受け持った「福島の炉はGEの設計ミスも含め、いくつかの異常な事態も経験した」と明かす。
それは事実で、中でも応力腐食割れは酷かった。
高圧蒸気のパイプや炉心を包むシュラウドが次々割れて放射能漏れが起きた。 発電用タービンも破断し、燃料棒被覆管もだめ。要するに完全な欠陥炉たった。
炉は運転不能になったが、GEは何もしなかった。
それで東電と東芝など日本のメーカーが協力して解決に当たった。
朝日がムラとか蔑称する仲間たちだ。
そして応力腐食は炭素量の多いステンレスと溶接工程が原因だったことを突き止めた。割れるタービンも鋳型成形ではなく、日本の技術を生かした削り出し一体型に替えた。
この改良中に今回、最悪の事態を回避できたガス放出弁も取り付けられた。 見かけ以外すべて日本製になったGEモデルの原子炉は以後、3・11の大津波まで故障を知らなかった。
インタビューではこれには触れずに「原発は瓲くないのか」と記者が誘導し、「東電がいかに安全に無関心か」を、GE駐在員としての苦悩をしみじみ語らせる。
「BWRは熟練していないと対応できない。五感を研ぎ澄ませ、配管に触れ、震動や温度に異常ないか確かめることもあった」
彼が確かめた配管はとっくに安全な日本製に替わっていることは言わない。米国人の嘘つきがすっかり身についた口ぶりだ。
彼が触れないもう一つのポイントが、なぜGEは応力腐食割れなど欠陥を無責任に放置したのかだ。
今、米サンオノフレ原発が、三菱納入の蒸気発生器が故障した、おかけで廃炉にせざるを得なくなったと米国側はPL法で三菱を訴えている。
トヨタのレクサス訴訟と同じ、ほとんど言い掛かり訴訟だが、三菱に仮に不具合があったとしても、GEの欠陥原子炉の深刻さとは比べものにはならない。
それなのになぜ東電がGEに求償しなかったかというと、原子力賠償法4条に「来電など事業者以外は賠償の責任はない」とPL法適用を禁じているからだ。
当時の原子力事業は米国の輸銀や、それこそGEからの借入に頼っていた。面倒見てやっているのにPL法など考えるなという米側の意向でこの一項が挿入されたといわれる。
GEが福島を船員上がりの責任者で済ませた理由もその辺にあるのだろう。 GEの手抜きのおかげでというか日本はそれで立派な原発を作れるようになった。輸出も好調だ。
インタビューはその日本製原発がどんどん輸出されていく現状に触れ、朝日新聞は彼に「それでいいのか」と言わせる。
どこにも一片の真実もない記事。それでいいのかとこっちが聞きたい。 (二〇一三年八月一日号)
以下も先日ネットで発見した論文である。
ベルギーのダネタン男爵
2014-04-11
昨日のニュース記事のアップですが、最後のほうをよく読んでいなかったのでもう一度アップし直しました。
中国の蛮性をベルギーは再び看破できるか
2014.4.10 msn産経ニュース
《パンダ》の語源は、国際世論の誘導も意味する《プロパガンダ》ではないかとの思い込みを持った。
中国の習近平国家主席(60)が欧州歴訪中の3月末、ベルギーで見せつけた《パンダ外交》はそう誤解するに十分不気味だった。
事実に基づく情報を源とする“善玉”を《ホワイト・プロパガンダ》、偽情報を潜ませる“悪玉”を《ブラック・プロパガンダ》と呼ぶ分類が、余計に黒白のブチが特徴のパンダを想わせる。
日本も経験済みだが、愛くるしいパンダは中国を身近に感じ、平和的印象を勝手に醸成してしまう。
しかし、ベルギーはブラック・プロパガンダに惑わされなかった在日特命全権公使アルベール・ダネタン男爵を輩出した国。
今一度、パンダの後ろに隠れ、少数民族を虐殺し、自国民の自由を奪う中国の蛮性を看破してもらいたい。
人権弾圧に敏感な現代欧州の矜恃が見たい。
ダネタン男爵の慧眼
ダネタン男爵は1893~1910年の長きにわたり日本に滞在した。
その間、日本人の性行・性向を完全に見極め信頼。
日清戦争(1894~95年)中、大日本帝國を国際的孤立の危機に追い込むブラック・プロパガンダに惑わされぬ慧眼を備えていた。
危機は主に、米紙の捏造記事拡散に因った。
旅順軍港占領時「帝國陸軍が清帝國の非戦闘員・婦女子・幼児ら6万人を虐殺。逃げられたのは36人のみ」と報じたのだ。
帝國陸軍の軍紀を把握する男爵は、旅順の面積や人口に鑑みても、6万人という数字に明らかな胡散臭さを直感したに違いない。
調査を始め、本国に報告書を送る。
《日本は傷病者に配慮し、赤十字は皇后陛下の後援のもとで完璧なまでに仕事を遂行し(陸戦での傷病者保護を目的に、日本も1886年に加盟した)ジュネーブ条約は遵守されている》
《その場に居合わせたフランス武官ラブリ子爵より直接聞いたところ、殺されたのは軍服を脱いだ兵士で、婦女子が殺されたのは真実ではない。住民は占領前に避難、残っていたのは兵士と工廠の職工だけ。日本兵は無残に扱われた戦友の死骸を見ながら、何とか敵を捕虜にするだけにとどめた》
清國軍将兵は帝國陸軍将兵を殺し、遺体を切断して木や軒先に吊した。
確かに、帝國陸軍将兵は陵辱への激昂を引きずりつつ戦を続けた。
一方で、潰走を始めた清國軍将兵は軍服を脱ぎ捨て、民家に押し入り民間人の服に着替えた。
《便衣兵》である。
便衣兵は脱走の機会をうかがい、民家に籠もり帝國陸軍将兵を狙撃した。
法律顧問として従軍した国際法学者・有賀長雄博士(1860~1921年)は「清國は全く戦争法規を守らない」と指弾するとともに、日清戦争時の《万国戦時公報 陸戦条規》の中でも銃殺を合法と断じた。
一部外国紙は、非戦闘員に偽装した便衣兵に対する応射を「虐殺」と誤報したのだった。
魚釣島に関し大嘘を投稿
日露戦争(1904~05年)前夜にも、欧州各紙が「日本人の外国人への憎悪が増し、日露が戦うと在日外国人が虐殺される」と伝えたが、これにも反論を発信した。
《外国人への憎悪や敵意は日本に存在しない。単身、あるいはメイドを連れただけで、外国人の婦人が日本各地を旅行している。在日外国人は仮に戦時下になっても日清戦争同様、全く安全である》
開戦後も、ロシア兵捕虜が虐待されている-との虚偽報道を是正する報告を発出した。
《海戦で沈没した艦の捕虜601人が日本軍に救出された。死者2名はロシア正教に従い葬られた。司式は、日本軍がジュネーブ条約に則り直ちに自由にした艦の従軍司祭が行った》
百有余年後の2012年、在ベルギー中国大使がベルギー公用語・仏語の新聞に《魚釣島を中国領というのはなぜか》なる記事を投稿した。魚釣島を含め尖閣諸島は日本領土だが、記事は大使が《仏軍統合参謀本部の大佐が描いた地図をブリュッセルのギャラリー・ボルティエ通りの書店Schwildenで見付けた》ことから始まる。
地図は《中国が15世紀初めには既に魚釣島を発見・管轄していた》ことを証明。
以下延々と、歴史的事実を継ぎ接ぎして大嘘を大展開する。
もちろん《中国人虐殺》や《ヒトラーを祀る靖国神社》も登場するお決まりのコース。
ただ、締めの殺し文句《第二次大戦中、留学中だった中国人女性の感動の逸話》は、ブラックかホワイトか、プロパガンダの真贋は判然としないが、極めて効果的な演出だった。
女性が《ドイツ軍高官暗殺の報復として、ゲシュタポ=秘密警察の人質となった市民97人を、勇気と知恵を振り絞り救い出した》というストーリーだ。
取り込まれる欧州
斯くして欧州は、中国への人道・安全保障上の警戒感を薄めるべく自らに言い聞かせ、中国の持つ魅力的な経済・金融力に取り込まれていく。
習氏は“スウェーデン”の自動車メーカー・ボルボのベルギー工場を視察したが、ボルボは2010年、中国の自動車メーカーが買収。
エアバス70機購入を含む総額2兆5700億円もの売買契約をフランスと結ぶなど、歴訪各国で新たに大商談もまとめた。
天安門事件(1989年)以降、欧州が続ける対中武器禁輸が、日本と米国の頭ごなしに解禁となる悪夢は直ぐそこに在る。
後ろめたさの払拭に励む欧州を内心嘲笑しているであろう習氏は、ベルギーでの講演で「他国の制度はまねしない」と、国家挙げての非道を正当化。
中国国家主席として初訪問したEU(欧州連合)本部では「中国とEUという2大文明(?)の協力強化」を呼び掛けた。
だが、EUの「文明」と、中国の「非文明」は相容れない。
1月に催された2013年度ベルギー絵画コンクールで、中国の気功集団・法輪功の迫害をテーマにした《不必要な死》が最優秀賞を受けた。
迫害で亡くなった娘を抱く母親の目が、悲痛な気持ちを語る作品。
法輪功には批判もあるが、作者の鋭い批判は紹介しなくてはならない。
「法輪功メンバーが不法逮捕され、殴打、虐待、酷刑を受けている。その期間は長く残酷。(絵画の背景に描いた)亀裂は、中国共産党が罪を犯す過程で自滅する将来を象徴する」
画家の気骨に東京・雑司ケ谷霊園に眠るダネタン男爵のDNAを認める。
「自滅」が待ち遠しい。
(政治部専門委員 野口裕之)
今、韓国で起きている事は、これらの事実を知って初めて合点が行くはずである。と題して2018-12-05に発信した章がアメーバで公式ハッシュタグランキング:アメリカ留学69位に入っている。
李明博大統領の末期の言動に驚き呆れた私が、一体全体、韓国とはどんな国なのだ、と思い、韓国及び朝鮮半島についてネットで検索した…1時間、朝鮮半島の実態が分かった。
朝日新聞の購読者で戦後教育を受けた私には全く分からなかった韓国の実態を初めて知ったのである。
北朝鮮の事は検索しなくても、筆舌に尽くしがたい酷い国である事は誰にでも分かる事だろう。
さっき、これもまた、人類史上最大の図書館であるインターネットの真髄である記事を発見した。
今、韓国で起きている事は、これらの事実を知って初めて合点が行くはずである。
つまり、これらの事実を知らなければ韓国人の事は分からない…それは日本人にとっては極めて危険な事なのである。
私が個人的に命を失いかけた大病に至るほどの悪に遭遇した様に、実は、日本は、ずっと、この悪に遭遇し続けていた…晒され続けていたのである。
日本に対してだけではなく、彼らは米国や国連を主戦場にして、ずっと、彼らの悪を振りまき続けて来たのである。
この労作が明らかにしている真実が、反日プロパガンダの正体なのである。
神の摂理として、文明のターンテーブルが回っている国、米国と並んで、世界をリードして行かなければならない日本に対して…
朝鮮半島や中国のような「底知れぬ悪」と「まことしやかな嘘」の国が、戦後70年、反日教育という名のナチズムを行い続けている事を世界は、看過して来た。
その事に対する神様の怒りが世界を不安定なままにし紛争の絶えない世界にしているのだと気づくべき時は、とうに来ているのである。
私が…仕方なしに…文明のターンテーブルを引っ提げて、こうして登場した事は、私は無論、読者の方々にとっても予想も出来ないほどに、日本と世界にとって、実は、とても重要な事だったのである。
以下が発見した記事である。
韓国の歴史教科書を読んでからである。日本人は冷酷非情な「悪魔」として描かれていた。近代日本は朝鮮に対して「殺戮と収奪のみ」をしたことにされていた。
◆なぜ韓国は歴史を書き換えたのか――その動機と背景を考える(後半)山田高明
韓国の本当の不幸の始まりとなった李承晩時代
さて、話を本筋に戻そう。
日本の敗戦により、総督府からアメリカへと韓国の統治権が引き継がれた。
当初は建国をめぐって諸派がゴタゴタし、ソ連はいち早く傀儡を立てた。
臨時政府と独立軍自体は承認されなかったが、同政府出の李承晩個人はアメリカ留学組であり同国でロビー活動もしていたことから、結局、反共傀儡政権の首班に祭り上げられた。
ただし、「韓国を連合国に加えてほしい」という身勝手な要求は退けられた。
戦って血を流したわけでもない者たちがでしゃばる権利などないと考えられたからだ。
だから、韓国人が“戦勝国民”だの“連合国民”だのと自称することは単純に事実に反する。
この人物が初代大統領として独裁権力を握ったことに関しては、同情を禁じえない。
李が帰国してから亡命するまでの期間は「暗黒時代」であり現代韓国人にその記憶が欠落しているのは異常なことだ。
いろんな意味で、この李承晩こそ諸悪の根源であり、彼の時代こそ、まさに韓国の歴史教育で描かれる“日帝”そのままなのだ。
李承晩が最初にやらかした悪事が「済州島事件」で、要するに共産主義者とその疑いをかけられた島民に対する大虐殺である。
その結果、数万の市民が殺され、別の何万人かが日本に逃れ、そのまま居ついた。
虐殺はその後も継続的に行われ、島民は激減した。規模は小さいが、似たような虐殺はその他の地域でも行われた。
李承晩による対日戦争犯罪といえば、日本領・竹島の侵略強奪と日本人漁民の虐殺が有名だが、実はそれ以前に対馬を侵略しようとした。
そのために韓国の南端に兵力を集結させていたところ、北朝鮮の電撃侵攻に合ったのである。
自国民さえ平気で虐殺するほどだから、韓国軍が対馬で大虐殺をやらかしていたことは想像に難くない。
朝鮮戦争が勃発すると、李承晩は内部の敵に対する被害妄想を加速させ、共産主義者とその家族を教化する組織「国民保導連盟」に登録していた人たちを大量に処刑した。
軍や警察によって虐殺された人の数は、正確には分からないが、百万以上とも言われる。戦争でうやむやになっただけでなく、その後の軍事政権下でも隠蔽され続けた。
この稿続く。
今、韓国で起きている事は、これらの事実を知って初めて合点が行くはずである。と題して2018-12-05に発信した章がアメーバで公式ハッシュタグランキング:アメリカ留学69位に入っている。
李明博大統領の末期の言動に驚き呆れた私が、一体全体、韓国とはどんな国なのだ、と思い、韓国及び朝鮮半島についてネットで検索した…1時間、朝鮮半島の実態が分かった。
朝日新聞の購読者で戦後教育を受けた私には全く分からなかった韓国の実態を初めて知ったのである。
北朝鮮の事は検索しなくても、筆舌に尽くしがたい酷い国である事は誰にでも分かる事だろう。
さっき、これもまた、人類史上最大の図書館であるインターネットの真髄である記事を発見した。
今、韓国で起きている事は、これらの事実を知って初めて合点が行くはずである。
つまり、これらの事実を知らなければ韓国人の事は分からない…それは日本人にとっては極めて危険な事なのである。
私が個人的に命を失いかけた大病に至るほどの悪に遭遇した様に、実は、日本は、ずっと、この悪に遭遇し続けていた…晒され続けていたのである。
日本に対してだけではなく、彼らは米国や国連を主戦場にして、ずっと、彼らの悪を振りまき続けて来たのである。
この労作が明らかにしている真実が、反日プロパガンダの正体なのである。
神の摂理として、文明のターンテーブルが回っている国、米国と並んで、世界をリードして行かなければならない日本に対して…
朝鮮半島や中国のような「底知れぬ悪」と「まことしやかな嘘」の国が、戦後70年、反日教育という名のナチズムを行い続けている事を世界は、看過して来た。
その事に対する神様の怒りが世界を不安定なままにし紛争の絶えない世界にしているのだと気づくべき時は、とうに来ているのである。
私が…仕方なしに…文明のターンテーブルを引っ提げて、こうして登場した事は、私は無論、読者の方々にとっても予想も出来ないほどに、日本と世界にとって、実は、とても重要な事だったのである。
以下が発見した記事である。
韓国の歴史教科書を読んでからである。日本人は冷酷非情な「悪魔」として描かれていた。近代日本は朝鮮に対して「殺戮と収奪のみ」をしたことにされていた。
◆なぜ韓国は歴史を書き換えたのか――その動機と背景を考える(後半)山田高明
韓国の本当の不幸の始まりとなった李承晩時代
さて、話を本筋に戻そう。
日本の敗戦により、総督府からアメリカへと韓国の統治権が引き継がれた。
当初は建国をめぐって諸派がゴタゴタし、ソ連はいち早く傀儡を立てた。
臨時政府と独立軍自体は承認されなかったが、同政府出の李承晩個人はアメリカ留学組であり同国でロビー活動もしていたことから、結局、反共傀儡政権の首班に祭り上げられた。
ただし、「韓国を連合国に加えてほしい」という身勝手な要求は退けられた。
戦って血を流したわけでもない者たちがでしゃばる権利などないと考えられたからだ。
だから、韓国人が“戦勝国民”だの“連合国民”だのと自称することは単純に事実に反する。
この人物が初代大統領として独裁権力を握ったことに関しては、同情を禁じえない。
李が帰国してから亡命するまでの期間は「暗黒時代」であり現代韓国人にその記憶が欠落しているのは異常なことだ。
いろんな意味で、この李承晩こそ諸悪の根源であり、彼の時代こそ、まさに韓国の歴史教育で描かれる“日帝”そのままなのだ。
李承晩が最初にやらかした悪事が「済州島事件」で、要するに共産主義者とその疑いをかけられた島民に対する大虐殺である。
その結果、数万の市民が殺され、別の何万人かが日本に逃れ、そのまま居ついた。
虐殺はその後も継続的に行われ、島民は激減した。規模は小さいが、似たような虐殺はその他の地域でも行われた。
李承晩による対日戦争犯罪といえば、日本領・竹島の侵略強奪と日本人漁民の虐殺が有名だが、実はそれ以前に対馬を侵略しようとした。
そのために韓国の南端に兵力を集結させていたところ、北朝鮮の電撃侵攻に合ったのである。
自国民さえ平気で虐殺するほどだから、韓国軍が対馬で大虐殺をやらかしていたことは想像に難くない。
朝鮮戦争が勃発すると、李承晩は内部の敵に対する被害妄想を加速させ、共産主義者とその家族を教化する組織「国民保導連盟」に登録していた人たちを大量に処刑した。
軍や警察によって虐殺された人の数は、正確には分からないが、百万以上とも言われる。戦争でうやむやになっただけでなく、その後の軍事政権下でも隠蔽され続けた。
この稿続く。