座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

「ちまき」について

2011年07月01日 | 神社祭事

本日は月初めの一日にあたりますので、本殿では月次祭のご奉仕がありました。
先日行われた夏越大祓には、過酷な夏を乗り切るためということもあって、様々な風習がともに伝えられています。皆でくぐる「茅の輪くぐり」もそうですが、大祓当日に参列者の皆様へお分かちする「ちまき」もその一つです。

「ちまき」 玄関の外側に吊して災除けの御守りとします


「ちまき」は元々京都八坂神社の祇園祭にて配られるもので、みどろヶ池付近の山より笹を採り、中身なしで巻いてつくられます。
当神社では八坂神社とおなじく素戔鳴尊をお祀りしているご縁で、八坂神社と同じちまきを毎年お分かちしております。

夏の暑さは“草木もしぼむ”と表現されることもありますが、その季節でも青々と茂る笹・茅に古代の人々は霊力を感じていたのでしょう。