座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

月次の話

2011年07月15日 | 神社祭事

今日、7月15日は月次祭(つきなみさい)の日でした。

『月次(つきなみ)』は『月並』とも書き、「月ごとの」「毎月の」という意味があります。多くの神社で毎月一日、或いは一日と十五日に行われており、境内の紙垂など飾りが新しくされると共に、本殿では祝詞を読み上げ神事が行われます。

また、境内の摂社・末社と呼ばれる小さいお社にも、この時それぞれお供え物をします。

摂社・末社へのお供え
紙垂を取り替える
 
月並という言葉は、今では「ありきたりの」といったような悪いイメージで使われていますが、実は神社ではとても大切な言葉なのです。どんなに盛大なお祭りでも、ただ一度きりでは神様も来た人達の事を覚えてはいられませんし、人も神様のことを忘れていってしまいます。ささやかであっても、続けていくことが真心だと考えています。どの世界にもあてはまることかもしれません。
 
お供え物。米・酒・塩・水で一揃え