今日、7月15日は月次祭(つきなみさい)の日でした。
『月次(つきなみ)』は『月並』とも書き、「月ごとの」「毎月の」という意味があります。多くの神社で毎月一日、或いは一日と十五日に行われており、境内の紙垂など飾りが新しくされると共に、本殿では祝詞を読み上げ神事が行われます。
また、境内の摂社・末社と呼ばれる小さいお社にも、この時それぞれお供え物をします。
摂社・末社へのお供え |
紙垂を取り替える |
月並という言葉は、今では「ありきたりの」といったような悪いイメージで使われていますが、実は神社ではとても大切な言葉なのです。どんなに盛大なお祭りでも、ただ一度きりでは神様も来た人達の事を覚えてはいられませんし、人も神様のことを忘れていってしまいます。ささやかであっても、続けていくことが真心だと考えています。どの世界にもあてはまることかもしれません。
お供え物。米・酒・塩・水で一揃え |