本日は、曇り空で少々過ごしやすい日でした。
今日は、神前にお供えする「神饌(しんせん)」についてお話しをさせていただきます。
「神饌」とは、神様に祈り事をする際に捧げる物を言います。その捧げた物がこれから収穫されることを神様に祈ったり、収穫の出来たことの感謝を捧げたりするためにお供えをします。すなわち、神様への感謝の気持ちを捧げると言われております。
神饌には、熟饌(調理してお供えする物)と生饌(生のままお供えするのも)の2種類がございます。当社に於いては、生饌を神饌としてお供え致します。
当社の例大祭での神饌は、高坏(神饌をお供えする台)に、稲穂、お米、餅、お酒、鯛、鮎、乾物、野菜(2台)、果物(2台)、塩、水をお供え致します。又、宵宮祭では、お米、お酒、乾物、野菜、果物、塩、水をお供え致します。この神饌にお供えの順番がございます。近くの神社でお参りする際、この神饌にも注目してみて下さい。
例大祭での神饌のお供え |
宵宮祭での神饌のお供え |
一般的な家庭祭祀では、神棚にお米、お酒、お塩、お水をお供え致します。いつもお護りいただいております家庭の神様に感謝し、手を合わせてみては如何でしょうか?