本日も大変な猛暑ですが、境内の木陰に行きますと、とても涼しい風が流れ、体を癒してくれます。
皆様もすでにお気づきでしょうが、神社には狛犬がございます。
神社に狛犬が置かれるようになったのは、平安時代以降であると言われております。もともと狛犬は、宮中の几帳(布製の間仕切り)の裾を押さえる重しとして用いられていたようです。それが神社にも転用され、本殿内部に置かれるようになったと言われております。この頃の狛犬は木製できれいに彩色されていましたが、やがてこれが石造りになり、参道などに置かれるようになったと言われております。
この宮中における魔除けの具であった狛犬が、やがて神社に取り入れられ魔物が入らぬよう神域を警護する象徴として狛犬になったと言われております。
狛犬は、雄雌一対が代表的で、口を大きく開けたものを阿型(あがた)、口を閉じたものを吽型(うんがた)といい、両方で物事の終わりと始めを意味すると言われております。
本殿を正面に左側、吽型(うんがた)の狛犬 |
本殿を正面に右側、阿型(あがた)の狛犬 |
本日は、市内の小学生が、神社見学にお見えになれられておりました。猛暑にもかかわらず、とても元気で、境内をかけずり回っておりました。このように、地域のコミュニティーの場として、神社へお見え頂けますこと本当にうれしく思います。