今月30日に「夏越大祓」を控え、氏子崇敬者の方々、また以前鈴鹿明神社にてお祓いを受けた方々などに案内状と併せ『人形(ひとがた)』をお送りしました。
『人形』とは夏越大祓当日に使用する、白紙を人の形に切った物です。神事ではこれに各人の罪穢れ(つみけがれ)を移してお祓いし、最後は清水に流して参加された皆様の浄化を祈願致します。
実際の人形。車用のものと一緒にお送りしています
神道では古来より、夏の『夏越大祓』冬の『年越大祓』と年二回、大祓神事が行われてきました。
どちらも季節の変わり目を乗り越えるために心身を清める、という神事ですが、特に夏は生育の季節であるとともに疫病の流行る時期でもあります。そのため夏越大祓では疫病除けのため『茅の輪くぐり』も行います。この時期神社でご覧になった事の有る方も多いのではないでしょうか。
昨年の夏越大祓の様子。『茅の輪くぐり』
当日はどなたでも大祓に参列できますが、来社できない方にも同様の人形をお分けしております。ご質問などがございましたらどうぞ神社へお問い合わせ下さい。