座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

榊の違い

2012年06月08日 | その他

今日、西日本の各地はどうやら梅雨入りしたそうですね!関東地方も明日が雨の予報となっているので明日にも梅雨入りでしょうか?

今日の天気は陽差しも強く、暑いくらいの気温で午後には少し風もでてきてまずまずのといったところです。

朝から御朱印帳を持参された参拝者が多く来社され、木陰で少し休んだり境内の写真を撮られたりと梅雨前のひとときを楽しまれていました。

今回は、以前お話をさせていただいたかもしれませんが、榊の違いについてお話しさせていたいただきます。

榊は2種類ありまして、別名まさかきというのとひさかきというのがあります。

榊 (ツバキ科サカキ属の別名マサカキ)

別名マサカキは、関東地方以西、四国、九州、沖縄に分布する常緑高木で、山地などに自生しています。

 

 ひさかき(ツバキ科ヒサカキ属)

一方こちらはひさかきと言って、青森県を除く本州、四国、九州、沖縄に分布する常緑低木で、山地の林床に普通に自生していて家の生け垣などに利用させたりするそうです。

一般的に、まさかきは玉串として神事に用いられ、ひさかきも地域によってはまさかきの代用として神事や仏事に供えられるのに使われています。

花屋さんで神棚用の榊といえば普通はひさかきを扱っているところが多いようです。

まさかきは、どちらかというと生育するのが難しい面があり、一方ヒサカキは自生しやすく生育するのが楽で有るとも言えるので、ひさかきが多く用いられている一つの要因かもしれません。

当社の境内には両方の榊が自生していますので、参拝の際にご覧いただいて違いを見ていただくのも良いかもしれませんね。